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保育園、幼稚園の謝恩会での挨拶。挨拶文の例文やスピーチの工夫
感謝の気持ちが伝わる内容とは
保育園や幼稚園の謝恩会でスピーチを任された場合、どのような挨拶文にするべきか考えているママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、謝恩会での挨拶のポイント、はじめの言葉、本文、まとめなど構成別の例文、スピーチのポイントなどを、ママたちの体験談でご紹介します。
謝恩会でスピーチの係になったら?
幼稚園や保育園を卒園した後、先生たちに感謝を伝える場として謝恩会が行われることもあるのではないでしょうか。謝恩会の中で挨拶やスピーチの担当になることもあるかもしれません。スピーチの担当になった場合、どのようなことが気になるのでしょう。ママたちに聞いてみました。
「謝恩会でスピーチの係になりましたが、大勢の人が集まる場でスピーチするのは始めてなので、どのようなことを伝えればよいのか知りたいです。失礼のない丁寧な文章でまとめたいと考えています」(30代ママ)
「子どもの幼稚園の謝恩会でスピーチの担当になりましたが、大勢の方の前で話をする機会があまりないので緊張してしまうかもしれないと悩んでいます。挨拶文の原稿を用意してその原稿を読みながら話をした方がよいのか、覚えたほうがよいのか迷っています」(30代ママ)
謝恩会は先生や保護者がたくさん集まる場なので、多くの人が聞きやすいような挨拶やスピーチをしたいと考えるかもしれません。実際に謝恩会の挨拶をしたママはどのようなことにポイントを置いて、どのような言葉で感謝の気持ちを伝えたのでしょうか。
謝恩会の挨拶のポイント
謝恩会の挨拶をする場合、どのようなポイントをおさえればよいのでしょうか。経験のあるママたちに挨拶をまとめる上でのポイントを聞いてみました。
感謝の気持ちをしっかり伝える
「保育園では園長先生はじめ、たくさんの保育士さんにお世話になったので、感謝の気持ちを率直に伝えたいと考えました。子どもたちをいつも笑顔で迎えてくれた先生方への感謝を伝えられるスピーチになればよいなと思いながら作成しました」(30代ママ)
謝恩会の挨拶では、まず、園や先生たちへの感謝の気持ちをしっかり伝えられるとよいかもしれません。園生活を改めて振り返ってみるとさまざまな場面で多くの人に助けられていたことを感じ、自然と伝えたい言葉が出てきたというママの声もありました。
具体的なエピソードを入れる
「挨拶文を考えるときに、過去のアルバムを見ながらいろいろなことを思い出しました。先生や保護者にとって印象深いイベントや出来事などを盛り込むように意識しました」(20代ママ)
具体的なエピソードを入れることで聞いている先生方や保護者もそのときのことを思い出しながら話を聞いてくれそうです。どのようなことが思い出に残っているか、子どもや他のママたちにインタビューしてみてもよいかもしれませんね。
謝恩会の挨拶の例文
謝恩会の挨拶の例文にはどのようなものがあるのでしょうか。
はじめの言葉
「先生方、この度はお忙しい中ご参加いただきまして、ありがとうございます。◯◯組保護者代表の◯◯です。本日、無事園児たちが卒園をむかえることができましたこと、先生方へ心より感謝申し上げます」
「本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。今日は先生方への感謝の気持ちをお伝えするとともに、保護者や子どもたちと最後に素敵な思い出を作りたいと思い、ささやかではありますがこのような会を設けさせていただきました」
はじめの言葉の中では、保護者を代表してスピーチをするため、まずは自己紹介をするのもよいかもしれません。また、参加してくれたことへのお礼や会の目的を伝えるのもよさそうです。
本文
「今から3年前の春、子どもたちは入園しました。園の生活に慣れるまでは泣くこともありましたが、日々子どもたちに優しくあたたかく接してくださる先生方のおかげで、みんな心身ともに大きく成長することができました」
「毎年行われる発表会では、成長していく子どもたちの姿を見ることができ、私たち保護者もとても感激しました。先生方が丁寧に、そして熱心に子どもたちを指導していただいたからだと感じております。本当に感謝いたします」
本文では今までの感謝の気持ちを具体的な言葉で表現できるとよいかもしれません。子どもの様子だけではなく、そのときママが感じたこともいっしょに振り返りながらスピーチできると、より心の込もったスピーチになるのではないでしょうか。
まとめ
「4月から子どもたちは小学校に入学いたしますが、これからも子どもたちのことを見守っていただけますと大変嬉しく思います。短い時間ではありますが、楽しい時間をお過ごしください。今日はありがとうございました」
まとめでは、子どもたちの今後のことにも少し触れられるとよいかもしれません。今後も園の活動を応援していくという言葉を伝えると、先生たちもよろこんでくれそうです。
スピーチをするときのコツ
スピーチをするときに緊張してしまうママやパパもいるかもしれませんね。大勢の人の前で話すときのコツにはどのようなものがあるのでしょうか。
ゆっくりと話す
「緊張してしまうと、どうしても早口になってしまうくせがあります。早口だとせっかくまとめた挨拶文も聞き取ってもらえないかと思い、一言一言ゆっくり話す練習をしました」(30代ママ)
早口で言わないよう意識したママもいました。一番遠く離れた場所にいる参加者にも伝わるようにとイメージして練習すると、ゆっくり伝えることができたというママの声もありました。
なるべく短くまとめる
「長すぎるスピーチは聞く方の負担になってしまうかもしれないと考えました。事前に挨拶文をまとめ、声に出す練習をし、だいたい3分以内に収まるように調整しました」(30代ママ)
なるべく短いスピーチを心がけたというママもいました。文章にまとめると短いと思ったものも、実際に読んでみると長く感じることもあるかもしれません。タイマーで時間を計ってみるなどして、事前に時間計測をしてみるのもよさそうです。
表情の練習をする
「聞いていただいている方によい印象を持ってもらえるように、笑顔で話せるように練習しました。スピーチをしている途中で、会場内の先生や保護者の方の顔を見るようにも意識しました」(30代ママ)
言葉だけではなく表情の練習をしたママもいるようです。優しい表情で挨拶できているかなど、鏡を見ながら自分で何度もチェックしたというママの声もありました。
謝恩会のスピーチには感謝を込めて
幼稚園や保育園の謝恩会での挨拶をすることになった場合、事前に挨拶文をしっかり準備しておけるとよいかもしれません。はじめの言葉や本文、まとめというように、挨拶文の構成を考え、例文を参考に具体的な言葉で感謝の言葉を伝え、思い出のエピソードなどにも触れられるとよさそうです。
ゆっくり、短い時間でまとめるということを意識しながら、参加者の印象に残るスピーチができるとよいですね。