700万人を教えたカリスマ英語講師・関 正生の最新刊『早期教育に惑わされない! 子どものサバイバル英語勉強術』が発売。
Profile
お金と時間をかけなくても、子どもの英語力は伸ばせる!
関 正生の最新刊『早期教育に惑わされない! 子どものサバイバル英語勉強術』が、NHK出版より2月10日に発売されます。
「英語は早く始めるほどよい?」「英語のシャワーを浴びせるのは効果がある?」など、親たちの切実な疑問に対して、全国の小中高生を多数導いてきた著者が本気で答えます。
小学生のうちはとにかく英語嫌いにさせない、4技能の中では「読む」に注力、中学からは文法重視、など実践的で効果的なアドバイスが満載。激変する英語教育環境の中で英語好きの子どもを育て、一生モノの英語力を身につけるにはどうしたらよいかを綴った待望の指南書です。
早期英語教育の誤解を正しながら、お金と時間をかけずに子どもの英語力を伸ばすコツを伝授。
・序章 「小学生に異変が起きている」より(抜粋)
何十年も前から「子どものうちは言語の吸収が速いから」という理由で早期英語教育が勧められていますが、「言語の吸収が速い」のは日本語にも当てはまります。であるならば、子どものうちは日本語力を鍛えるのにも重要な時期であることは間違いありません。
「なぜその時期に英語をやるのか?」「やるのならどれくらいがいいのか?」を保護者の立場から考える必要があります。「早く始めるほうが有利」というのはいくつかの点で正しいのですが、早く始めることにより「必ず失うもの(できなくなるもの)」もあることを認識しておく必要があります。
(中略)
本書の全体の流れですが、「小学生のうちはあまり英語をやらなくてもOKで、その理由は厳しい保護者のせいで英語嫌いになるから。ただし中学に入ってからは一気にギアを上げる。そこが1回めの勝負どころだから」です(ちなみにそこで失敗しても2回めの勝負どころが高校英語なのでご安心を)。
「だったら小学生のうちに少しでも先取りして……」というお気持ちはわかりますが、それが大失敗のもとになるということを第1章・第2章でじっくりお話ししていきます。今まで熱心に取り組んだ方ほど、僕の意見が刺さりすぎてつらいかもしれませんが、それは言ってみれば「足ツボ」のようなもので、痛いということは悪いところがあるはずなのです。逆に言えば、痛く感じる方ほど得るものがたくさんあると思います。