ヴィーガンやベジタリアンの方でも手軽に食べられる即席みそ汁が登場

ヴィーガンやベジタリアンの方でも手軽に食べられる即席みそ汁が登場

2021.09.26

味噌づくりの常識を変える、新たな挑戦として開発された、「100%植物性・伝統製法・原材料」にこだわり、安心して楽しめるMade in Japanのみそ汁

「野田味噌商店<桝塚味噌>」から、ヴィーガンやベジタリアンの方でも手軽に食べられる即席みそ汁「Instant VEGAN MISO SOUP」が発売中。

日本の味噌の味や文化的背景を世界に伝えたいと「野田味噌商店」に入社した外国人社員が、海外でも日本の味噌や発酵文化をおいしく楽しんで欲しいという想いで、味噌屋の常識を打ち破りながら開発した商品となっている。

「味噌」は日本国内だけでなく、世界的にそのよさが評価されている発酵食品。10年前と比べても海外の飲食店などで味噌を食べられるお店は増え、近年では大豆を主原料とした植物性たんぱく質を摂れる健康食品としても、幅広い層からその需要の広がりを見せている。

Instant VEGAN MISO SOUP

その中でも大きく成長しているユーザー層のひとつがヴィーガンやベジタリアンといった方々。ヨーロッパやアメリカでは、専門レストランやスーパーでベジタリアン向けセクションが当たり前になっているほど、ライフスタイルの一環として日本以上に定着し始めている。

一方、海外では「だし文化が無い」「使い方が分からない」など、みそ汁を家庭で飲む文化が浸透しにくい背景も。作りやすい即席みそ汁を代わりに利用する方も多いという。

しかし、現在国内で製造される即席みそ汁は、海産物など動物性の原材料が含まれており、ヴィーガンやベジタリアンなどの方にみそ汁を食べて知ってもらう事が困難という状況。

また海外に限らず、日本国内でのヴィーガン・ベジタリアンの方は、およそ684万人で日本人口の5.7%を示し、健康・環境保護などの理由で、週1回以上動物性を減らしているグループまで入れると、2,700万人にのぼるというデータもある。

このような国内外のユーザーに対応するため、「野田味噌商店」では「100%植物性・伝統製法・原材料」にこだわった、安心して楽しめるMade in Japanの“Vegan即席おみそ汁”を開発。

全ての原材料は植物性由来のものを使用し、化学調味料は不使用でグルテンフリー。遺伝子組み換えでない大豆を採用し、日本の杉桶で1年半以上じっくりと熟成させた天然醸造豆味噌を使用している。

Instant VEGAN MISO SOUP 378円(税込)
Instant VEGAN MISO SOUP 378円(税込)

今回の開発では、味噌づくりの「当たり前の常識を変える」という事が大きな壁に。1つはグルテンフリーの味噌を醸造する点。

日本では昔から当たり前に使用している「香煎(麦を炒ったもの)」が、味噌造りで一番重要な麹造りで、麹菌を増やす目的で使われているが、分解されて無くなるため、日本では原材料として表記される事はない。

しかし、日本のような麹菌を用いた醸造文化が無い海外では、原材料表記が必要。今回グルテンフリーの味噌を原材料に使うため、この香煎を別のものに代替して味噌を醸造しなければならなかったという。

「野田味噌商店」の味噌は2年近く熟成させるため、結果が分かるのもテスト仕込みから2年後。足掛け3年近くのテストを経て、香煎を味噌の主原料である大豆で代替する新技法を生み出し、この商品の開発に繋がった。

2つめの壁は、動物性のだしを使用せず美味しい味を生み出すという点。

みそ汁のだしといえば鰹節など動物性のだしを使用することが当たり前で、植物性のだしのみで味を仕上げることは非常にハードルが高い。そこで、しいたけや昆布などさまざまな植物性のだしの配合をテストし、社内だけでは無く実際に海外の方に味見をしてもらうなど、満足のいくまで繰り返したという。

Instant VEGAN MISO SOUP

新しい1歩を踏み出すため、味噌屋の常識を打ち破って生まれた商品。この機会にぜひ、家庭の食卓に取り入れてみては。

問い合わせ先/野田味噌商店

tel.0565-21-0028(9:00~17:00 月~土曜)

http://www.masuzuka.co.jp/

2021.09.26

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