子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会が提言書を発表
外あそびが子どもの身体、心、脳の健全な発育や近視を抑制するほか、未来の社会に貢献する自立した人間形成を育成。そんな効果を持つ外あそび推進のため、国会議員らと政策提言を発表し、官房長官に申し入れ
「子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会(以下、外あそびを推進する会)」が、「子どもの健全な成長のための外あそび推進に向けた提言書」を発表(※1)。提言を加藤勝信官房長官に手交し、記者発表を開催した。
※1 提言の全文はこちら:https://kodomo-sotoasobi.com/pdfs/teigensyo-202106.pdf
近年、生活環境の変化やテクノロジーの浸透により、多くの子どもたちにとって、日常的な外あそび体験の確保が難しい状況に。
また昨今、新型コロナウイルス感染症パンデミックによる休校措置後のケガの急増や、オンライン化が進む中での若年近視の急増(※2)などを受け、外あそびの重要性がますます高まっている。
※2 下記参照
https://www.asahi.com/edua/article/13383395
https://kodomo-sotoasobi.com/kankyo/kono.html#kono02
文部科学省 2019年度 学校保健統計調査
さらに少子化の進む日本において、子どもたちの成長を地域・社会全体でどのように支えていくかは重要な課題に。自民党の「Children First の子ども行政のあり方勉強会」が5月28日に発表した第二次提言でも、外あそびの推進が、こども庁の重要な役割のひとつとして位置づけられている。
今回発表された提言書は、「外あそびを推進する会」の提案に基づき、小倉將信衆議院議員が主宰し、「外あそびを推進する会」が運営する「子どもの健全な成長のための外あそび推進に関する国会議員勉強会」全4回の成果として、外あそびの推進に向けて国が取り組むべき課題、そしてその対策の好事例を、教育・保育の現場、地域、家庭にわたり包括的にまとめ、実施に向けた道筋を、両会が共同で作成し、提言したもの。
国会議員勉強会は2020年10月に発足し、外あそびが子どもの心身、脳の発達に果たす重要な役割や、外あそび推進の課題、その対策となる自治体、民間団体の先進事例について検討・議論を実施。喫緊の課題に対し、国会議員、自治体、民間企業やNPO団体が一丸となった、前例の少ない先進的な取り組みとなっている。
子どもの体や心をつくる外あそび。「外あそびを推進する会」が提言する現状や課題にぜひ目を通してみては。
問い合わせ先/子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会
playoutdoor@apcoworldwide.com