本で心に豊かな森を作る「こどものための100冊」キャンペーンが開催
現在育児中のパパ・ママ著名人15名と書店員・図書館員がそれぞれ選んだ、「こどもに読ませたい、読んでほしい本」の計100冊がカタログに。参加書店で配布されるほか、掲載図書を集めたフェアも展開
「文化通信社」が企画・主催する「こどものための100冊」2021キャンペーンが、全国の書店・図書館で6月20日(日)~8月20日(金)まで開催。
昨年末「本を贈る」文化の定着を目指し、全国約1500店の書店で開催した「ギフトブックキャンペーン」に続く企画となり、関連団体、数多くの会社の協賛・協力を得ての展開となる。
生活環境の変化やSNSの普及、ゲーム時間の拡大により、子どもが活字に触れる機会が減少し、国語力が著しく低下していることが、さまざまな統計により指摘されている昨今。
専門家によると、特に人格形成期の大事な時期である9歳までに読解力を身につけ、考える力や表現する能力を養うことが重要であるともいわれている。
今回「こどものための100冊」キャンペーンに言葉を寄せている、明治大学 齋藤孝教授からは、「活字は子供の成長にとって大変重要であり、活字を読むことにより頭の働きが変わってくるだけでなく情操面も育つ」「就学前の絵本は想像力を育て、他人の気持ちを思いやることができるようになる」との言葉も。子どものころに活字に触れることがいかに重要かがわかる。
そこで、「子どもたちの未来のために、よい本に触れるきっかけをつくりたい」、そして本に触れることにより、「心にゆたかな森を作ってほしい」との想いから今回のキャンペーンを開催。
期間中は、現在育児中のパパ・ママ著名人15名(※)と、本のプロである書店員、図書館員10名が「こどもに読ませたい、読んでほしい本」をそれぞれ4冊選んだ計100冊をまとめた、「こどものための100冊」カタログとして配布される(各店のルールによる)。
※選書に協力のパパ、ママ著名人の方:(敬称略・五十音順)
秋元さくら(シェフ)、石田明(NON STYLE)、内田恭子(フリーアナウンサー)、岡崎裕子(陶芸家)、尾上菊之助(歌舞伎俳優)、工藤紀子(小児科医)、小山進(パティシエ)、斎藤紫(野菜ソムリエ)、友利新(女医)、福井正一(フジッコ社長)、細川直美(女優)、三浦瑠麗(国際政治学者)、山本侑貴子(食空間プロデューサー)、横川正紀(ディーンアンドデルーカ代表)、和田明日香(料理研究家)
また、掲載図書を集めたフェアを全国の参加書店で展開し、一部の図書館ではカタログに掲載されている書籍を集めたコーナーを設置。
さらに初の試みとして、主要保育園4社の賛同を得て、保育園に通う園児のいる家庭約4万世帯にカタログを配布するほか、小児科医院や産科医院、幼稚園など小さな子どもが集まる場所でも配布を予定している。
カタログには、選者の方々が実際に子どもと読んでいる絵本や、自身が子どもの頃に読んでもらった本など心温まるエピソードも共に紹介。
著名人の方たちが子どもと心の交流を行っている様子が目に浮かび、そして絵本や本によって人生を決めたり、大きな影響を受けていることがよく分かる。
そのほか、育児を頑張っているお母さんたちに向けた著名人からのメッセージや、「トムズボックス」土井章文氏によるコラムなど、読み物としても十分楽しめるような工夫も満載となっている。
また、カタログはオンラインショップで購入することも可能。カタログのほか、かわいいキャラクターグッズも今後、販売予定となっている。
「こどものための100冊」オンラインショップ:https://kidsbooks100.shop/(6月20日開設予定)
さらに今回のキャンペーン期間中には、全国の書店店頭にて1,000円(税込)以上購入すると、2,140名に素敵な商品が当たる「プレゼント企画」も同時開催する。
※詳細はホームページを参照
本を小さい頃から読む大切さや、本を読むことによって育つ感受性の素晴らしさを、改めて認識できるキャンペーンを、この機会にぜひチェックしてみては。
問い合わせ先/文化通信社