子どもも大人も科学を楽しめる自由研究表彰プログラムが開催
昨年よりも更なる強化を図り、新たに研究助成のプログラムを追加。昨年は開催を見合わせた大人の部も実施し、より強化したプログラムとして開催
基礎研究・科学のすそ野拡大を目指す、小学生の自由研究表彰プログラム「ナカメグローベル賞」が、2020年に引き続き2021年も開催。
今年のプログラムでは、“興味深い”自由研究テーマに研究資金を提供する研究助成プログラムを加え、昨年は新型コロナウイルスの流行を踏まえて開催を見合わせた大人の部も実施し、より強化したプログラムとして行われる。
「ナカメグローベル賞」は、中目黒+成長(Grow)+応援(ベル)を組み合わせた造語。
中目黒(の街)を子どもの研究活動により、グロー(Grow:成長・活性化)させ、表彰すると同時に、受賞研究のビジネス化・深堀に本気で大人が取り組み、「祝福のベル(鐘)を鳴らす=実現させる」プロジェクトだ。
日本の科学環境が厳しい状況にあることが、ノーベル賞受賞者のコメントなどで見聞きすることが増えてきた昨今。
この改善に少しでも寄与すべく、「中目黒 蔦屋書店」と「Think Squares Project」では、科学や研究のきっかけとなる自由研究に着目し、昨年、小学生の自由研究を表彰する「ナカメグローベル賞」プログラムを開催した。
昨年のプログラムでは、ワークショップや研究応募に、多数の小学生と保護者が参加し、魅力的かつ興味深い研究が集まった。
審査は非常に難航したが、小学校5年生の自由研究「なかみのひみつ~骨からわかること~骨格標本を作って」に最優秀賞を授与することができ、無事に第1回目を終えた。
そこで今年は、昨年の「ナカメグローベル賞」プログラムを更に強化し、新たに研究助成のプログラムを追加。研究資金を提供することで、より自由研究に参加しやすい環境を生みやすくし、科学に触れる機会を増やしていきたいと考えている。
研究助成は応募のあった研究テーマの内、審査の上、10テーマに2万円の研究助成を行う予定だ。
また、昨年のプログラムでは、新型コロナウイルスの流行を踏まえ、受賞した研究テーマを更に深掘りして研究し、事業化を企画する「大人の部」の実施を見合わせていたが、今回は、オンラインを中心として開催。
子どもも大人も科学を楽しみ、関心が高められるよう、本来目指していたプログラムの形で実施される。
現状の科学環境を打開することを目指す自由研究表彰プログラムを、ぜひチェックしてみては。
ナカメグローベル賞プログラム
内容/
※イベント詳細はホームページを要確認
【子どもの部】
研究助成/応募されたテーマの中から10テーマに、2万円の研究助成金を提供
研究手法を学ぶワークショップ/テーマの見つけ方、かたちの研究方法など自由研究に使える手法を学ぶ
自由研究お悩み相談会/行っている自由研究について、研究手法や考察などの悩みに応える
自由研究応募、表彰/応募された研究のなかから、最優秀賞1件、化学賞、生物学賞、物理学賞を授与
【大人の部】
研究テーマの研究深耕・事業化、研究手法・事業化手法ワークショップ
スケジュール/
5月18日(火)~6月30日(水)自由研究助成金募集
6月4日(金)~7月3日(土)研究手法を学ぶワークショップ開催
7月12日(月)~8月31日(火)自由研究募集
8月31日(火)自由研究応募締め切り・大人の部参加者募集
10月1日(金)ナカメグローベル賞受賞者発表
10月2日(土)~2022年2月28日(月)大人の部開催
問い合わせ先/ナカメグローベル賞事務局
info@growbell-prize.com