世界初のお寺オーベルジュが森の京都・綾部にグランドオープン
料理人経験を持つ住職自らがメニュー開発・調理、ゲストへの提供まで一貫して行う食事と、お寺ですごす時間を通じて「命を頂くこと」への感謝や仏教の教えを学べる1日1組貸切の宿坊
天慶5年(942年)から1000年以上の歴史ある正暦寺と、全国に7カ寺の宿坊「お寺ステイ」を運営する「シェアウィング」が、世界で初のお寺でのオーベルジュ「Temple Hotel正暦寺」を、6月1日(火)にグランドオープンする。
開業するのは、山の恵みを受け、豊かな森とともに発展してきた「森の京都」とよばれる6都市のひとつ、京都府綾部市。
豊かな自然とゆっくりと流れる時間の中で、自分と向き合う仏教的な体験と、究極に個別化されたおもてなしで心と体を調え、自らの浄化と明日へのエネルギーを蓄える場の提供を目指す、新しいスタイルの宿坊となっている。
正暦寺は過去、宿坊として運営してきたが、国土交通省観光庁が推進する「城泊・寺泊による歴史的資源の活用事業の寺泊専門家派遣」で2020年度に支援対象寺院に選出。
コンテンツと提供サービス内容を磨き上げ、「シェアウィング」との事業提携で販売を強化する形で、今回のリブランディングを実施し、京都から電車で1時間の小旅行先や、withコロナ時代のマイクロツーリズムに適した旅先としての利用を目指す。
「オーベルジュ」とは、その土地ならではの食材を使った美味しい料理とお酒を堪能できる、宿泊施設を備えたレストランのこと。
「Temple Hotel正暦寺」では、料理人としての経験を持つ住職が、メニュー開発から調理、ゲストへの提供と対話までを一貫して担当。仏教の教えと命を頂くことへの感謝を、食とお寺ですごす時間を通じて伝えたいという思いから、おもてなしの中に仏教の精神と教えを込めている。
提供されるメニューは、地元綾部の名産である地鶏の黒峰シャモ1羽を余すことなく使ったフルコースや、地元の季節野菜をふんだんに使ったオリジナルフルコース。
1日1組、プライベートな滞在空間で、家族や大切な方とこころゆくまで美食と地酒を楽しみ、明日へのエネルギーを充足させることができる。
心と体を調える時と場を届ける、お寺に特化した滞在体験を、この機会にぜひ堪能してみては。
Temple Hotel正暦寺
所在地/京都府綾部市寺町堂ノ前45
料金/1泊2食付き 2名1室 35,000円/人~
※料金は1名あたりの金額。利用人数、時期などに応じて変動
※1室あたり最大8名まで宿泊可