星のや京都が蛍を優雅に鑑賞する1日1組限定のアクティビティを開催
星のや京都専用の雅な屋形舟「翡翠(ひすい)」を貸し切り、蛍がちらちらと飛ぶ大堰川(おおいがわ)を遊覧。嵐山にある料亭が手掛けた弁当と嵐山ゆかりの日本酒を味わいながら、平安貴族さながらの優雅な気分で蛍を鑑賞する夏の舟遊び
京都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」が、6月1日(火)~30日(水)の期間、1日1組限定のアクティビティ「夏宵の蛍狩り舟」を開催。
夏の季語でもある蛍は、平安の昔から人々の暮らしに近いものであり、和泉式部が詠んだ「もの思へば 沢の蛍も 我が身より あくがれ出づる 魂かとぞ見る」など、蛍の描写は平安時代の和歌に数多く残っている。
そこで今回、かつて平安貴族が蛍の光を眺めて過ごした夏の宵の風情を現代でも味わえるよう、このアクティビティを開発。
嵐山は京都府内でゲンジボタルが生息する数少ない地域の一つ(※1)。中でも星のや京都周辺は、景観保護のため建物が少なく、街の灯りは山々に遮られて届かないため、儚く光る蛍をゆっくり鑑賞することができる。
※1 京都府レッドデータブックより
大堰川では平安時代より、和歌や管弦楽に興じながら四季の風景を愛でる舟遊びが行われており、江戸時代以降の絵画にも舟の上から景色を楽しむ人々の様子が残されている。その渓谷の風情は、現在もほぼ変わらない美しさだ(※2)。
※2 林野庁「嵐山風景林」より
今回のアクティビティでは、星のや京都専用の雅な屋形舟「翡翠(ひすい)」で大堰川を遊覧。
渓谷を飛ぶ蛍を貸し切りの屋形舟から眺めることができるほか、屋形舟の中には竹籠にいれた蛍も用意し、かつて平安貴族が水辺を飛ぶ蛍を眺めたり、竹籠に入れて光を楽しんだりしていた(※3)ように、優雅な夏の宵の時間を楽しむことができる。
※3 公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会より
屋形舟「翡翠」は、京都で古くから親しまれてきた建材や装飾を用いた、京都の伝統工芸に囲まれる雅な空間に仕上げた舟である。
例えば、舟枠には書院造に用いられる北山杉やヒノキ材を用い、木材の先端を覆う木口かくしには、古くから寺院などの柱や天井の装飾に見られる銅の錺(かざり)金具を使用。舟内には京町屋の犬矢来をイメージした竹の背もたれや、草木花で染め上げた柔らかな風合いのクッションを設え、舟の側面の御簾を降ろすとプライベートな空間を楽しむことも。
また、屋形舟の上では、嵐山にある料亭「嵐山熊彦」が今回のアクティビティのために手掛けた京料理の弁当を、日本酒とともに味わうことが可能。
弁当には光る蛍に見立てて金箔をあしらった黒豆がちりばめられており、蛍狩りの風情を弁当からも楽しめる。
日本酒は、京都市嵯峨地域で栽培された酒米「祝(いわい)」でつくられた純米大吟醸酒「月賞」。星のやの紋である月と星の蒔絵をほどこした盃で味わうことができる。
貸切りの屋形舟で蛍が舞う風景を眺めながら、優雅な時間を過ごしてみては。
夏宵の蛍狩り舟
運航期間/6月1日(火)~30日(水)
時間/19:30~20:20
対象/宿泊者
料金/
1組1名の場合 1組60,500円
1組2名の場合 1組70,180円
1組3名の場合 1組79,860円
※税・サービス料込、宿泊料別
含まれるもの/屋形舟「翡翠」の貸し切り、弁当、日本酒、蛍籠
定員/1日1組(1~3名)
予約/下記公式サイトにて7日前までに受付
※料理の内容は、提供時期や食材の入荷状況により一部変更になる場合あり
※天候により、当日でも運航中止や運航時間変更の可能性あり
※天候により、川の上に蛍が飛んでいない場合あり