人気作家ヨシタケシンスケ氏の新作「子どもあるある」絵本が発売
子どもの「あるある」を独自の視点でユーモラスに描きだした、お菓子の袋やジュースのふたが開けられなくて「くやしい」と思っている男の子の物語
「PHP研究所」から、数々のヒット作を生んできたヨシタケシンスケ氏の最新刊「あきらがあけてあげるから」が4月14日(水)に発売する。
「おしっこちょっぴりもれたろう」(2018年6月刊、累計39万部)、「なつみはなんにでもなれる」(2016年11月刊、30万部)、「わたしのわごむはわたさない」(2019年11月刊、15万部)というヒット作に続く最新絵本ということもあり、発売前から書店からの注文や問い合わせが殺到。
ヨシタケシンスケ作品の人気と期待度の高さがうかがえる反響の大きさを受け、初版部数は8万部に決定した。
「あきらがあけてあげるから」は、お菓子の袋やジュースのふたが開けられなくて「くやしい」と思っている男の子の物語。子どもの「あるある」を独自の視点でユーモラスに描きだした絵本作品となっている。
ボクは、くやしい。ボクは、このチョコが食べたいけれど、ふくろがあけられない。ボクも大きくなったら、なんでもあけられるようになるはずだ!
――「まだちっちゃいから、あけられない」。あきらは、幼いなりにちゃんと理解している。袋のギザギザもペットボトルのふたも、今に、自分のぶんもみんなのぶんも、ぜーんぶあけてあげたい。大きくふくらむあきらの夢が、ユーモアたっぷりに描かれている。
また、2児の父であるヨシタケ氏が全お父さんの気持ちも代弁。お母さんは、何かをあけてくれた時に「なんていうの?」と促すが、お礼をいって受け取りながらも、なんだかくやしいあきらの気持ちは、子どもなら一度は味わったことがあるもの。
あきらのお父さんは、「これあけて」がうれしそう。「おとうさんは、あけるのすきなの?」という息子の質問にうなずいて理由を説明するお父さんの表情や言葉からは、著者であるヨシタケ氏の、男の子2人の父親の顔も垣間見ることができる。
さらに、「あきらがあけてあげるから」には、「なつみ」「もれたろう」「わごむちゃん」といった、既刊の主人公たちもページのどこかに登場。「ミニ探し絵」のお楽しみつきとなっている。
「あけられない」男の子の視点や、「あけるのがすき」なお父さんの気持ちなどが楽しく描かれた絵本を、この機会にぜひチェックしてみては。
あきらがあけてあげるから
著/ヨシタケシンスケ(作・絵)
PHP研究所刊 本体1,100円(税込)
問い合わせ先/PHP研究所
prinfo@php.co.jp