子どもが医学部進学をした親へ「子どもの医学部受験」に関する調査を実施

子どもが医学部進学をした親へ「子どもの医学部受験」に関する調査を実施

2021.01.20

医学部現役合格者の受験対策など、子どもの医学部受験に向けて参考になる調査

「アイキュー」が運営する、未来の理系AI人材育成塾「AiQKIDS(アイキューキッズ)」が、医学部進学をした子どもを持つ親を対象に、「子どもの医学部受験」に関する調査を実施した。

将来、我が子の医学部受験を考えてはいるものの、まだまだ先のこと、と考える小学生以下の子どもを持つ保護者は多いかもしれない。一方で、既に幼少期から医学部受験を見据えて対策を練っている家庭もあるだろう。

医学部に進学した子どもは、いつから、どのような受験勉強をしていたのか。そこで今回の調査を実施した。 

医学部進学のきっかけとは

まず、子どもはどのようなきっかけで医学部進学を目指したのだろうか。

「子どもが医学部受験をしたきっかけ」についての質問では、「子どもの意向(77.4%)」と回答した方が最も多く、次いで「医者家系だったため(16.1%)」「担任に勧められたため(5.6%)」と続いた。

医学部と聞くと、倍率も高く狭き門のようなイメージが一般的にある。医学部に進学するために、早い段階から対策をしていた方もいるかもしれない。

では、医学部に通っている方は、公立と私立どちらの出身の方が多いのだろうか。

「子どもは公立と私立どちらの小学校に通っていたか」という質問では、7割以上が「公立(71.4%)」、3割近くが「私立小学校(28.6%)」と回答。

子どもの医学部受験調査

「公立または私立小学校に通っていたそれぞれの理由」という質問に対して、公立小学校に通っていた子を持つ親は、「学区内であるため(64.3%)」「家から通いやすかったため(13.8%)」「兄・姉が通学していたため(7.8%)」と回答。

私立小学校に通っていた子を持つ親は、「一貫校に進学するため(32.8%)」「その頃から医学部受験を目指していたため(22.5%)」「学区内であるため(13.0%)」と回答した。

子どもの医学部受験調査

公立と私立でそれぞれ違いも出たが、私立の方が一貫校への進学を目指していた方や医学部受験を目指していた方が多いようだ。

医学部現役合格者の約2割が小学生から対策をしている

医学部受験と聞くと、現役合格は難しいと考える方も多いかもしれない。実際に医学部受験者は何回受験して医学部に進学できたのだろうか。

「子どもは医学部受験を何回受けて合格したか」との質問では、6割以上の方が「現役合格(63.2%)」と回答し、現役で合格している方が多いようだ。

そこで、現役合格者に「受験勉強対策はいつから始めたか」聞いてみたところ、「小学生から(21.2%)」と回答した方が最も多く、次いで「高校1年生から(18.7%)」「中学1年生から(17.0%)」と続いた。対策が早ければ早いほど、合格率が上がるのかもしれない。

子どもの医学部受験調査

次に、「受験勉強はどのようなことをしていたか」という質問では、「学習塾での勉強(52.6%)」と回答した方が最も多く、次いで「家庭教師での勉強(14.8%)」「学校での授業のみ(12.6%)」「予備校での勉強(10.3%)」自主学習(9.6%)」と続いた。

学習塾や家庭教師などを利用して勉強していた方が多いようだが、その他にも独自の勉強法はあるのか聞いてみたところ、以下のような声があがった。

「幼稚園の頃から勉強する事を毎日の習慣とする」

「小さい頃から学年より上の勉強をしていた(先取り学習)」

「延々と勉強させるのではなく、1日の量を決め、それが終わったら自由時間にする」

「高校生になったら、自己判断に任せる」

「小学校くらいから将来の仕事などについて話をしたり見学したりしていた」

「子ども自身が勉強したくならない限り、勉強はさせない。興味があるものには、積極的に協力して、一緒に解決する」

子どもが小さい頃から勉強をする習慣をつけさせていたり、子どもに将来をイメージさせることでやる気をアップさせている家庭もあるようだ。

こちらの記事も読まれています

医学部受験対策はいつから始めるべきか

ここまでの調査で、受験勉強法などを知ることができたが、医学部受験は狭き門であることから、なかなか不安を払しょくするのは難しい。

そこで、実際に医学部受験を経験した保護者に、医学部受験に向けての苦労した経験を聞いてみたところ、

「本人のモチベーションの維持と自信をもたせること」

「受験科目の多さ」

「数学が苦手でいつも足を引っ張っていたのでそれを克服するのが大変だった」

「大学別医学部の特徴などのリアルタイムの情報収集」

という声があがった。子どものモチベーションの維持や、勉強面での苦労があるようだ。

受験勉強に余裕を持つためには早めの対策が必要であるが、受験対策はいつから始めるべきなのだろうか。

「医学部受験対策はいつから始めるべきか」という質問に対して、「小学生から(23.6%)」と回答した方が最も多く、次いで「中学1年生から(23.2%)」「高校1年生から(20.4%)」「小学校入学前から(11.1%)」と続いた。

子どもの医学部受験調査

子どもが現役合格した方も回答していた通り、小学生のうちから受験勉強をしていた方が多いようだ。その他、「対策は早ければ早いほどいい」「小さい時に基礎学習をしっかりとしておくことが大切」などという声もあがった。

医学部受験対策は小学生から始めよう

今回の調査で、医学部に現役合格した方の2割以上が小学生から受験勉強を始めていた子どもが多く、勉強法については、学習塾や家庭教師で勉強をしていた方が多いことがわかった。また、医学部合格者の傾向から、医学部受験には早くからの対策が肝になることも見えた。子どもが将来、医学部受験を目指しているのであれば、早くから対策をし、学習習慣を小さいころからつけ医学部受験に備えたい。

子どもの医学部受験調査

「AiQ(アイキュー)」の、「中学校受験対策コース」では、一流の講師による個別授業および先取り学習等、AiQ独自の指導で成績アップや難関校合格に導く。基本カリキュラムは算数・数学と義務学自習で、集団指導の3カ月分の指導を1カ月で行う。

中学受験は、算数・理科が重要であることから、中学校・高校の数学の先取り学習で、小学6年生終了時には数3までの範囲を習得することができる。さらに、東大/医学部受験コースの用意も。

子どもの医学部進学を考えている方は、ぜひ「AiQ」で早めの対策をしてみては。

「子どもの医学部受験」に関する調査

調査期間/2020年12月9日(水)~12月10日(木)

調査方法/インターネット調査

調査人数/1,026人

調査対象/子どもが医学部進学をした親

モニター提供元/ゼネラルリサーチ

問い合わせ先/アイキュー

tel.03-6910-0401

info@aiq.school

https://aiq.school/

ニュースカテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
【レポート】KIDSNAアンバサダー生誕2周年記念インスタライブ

2024年3月1日に開催したKIDSNA STYLEインスタライブ。お忙しい時間帯にもかかわらず、たくさんのアンバサダーのみなさまにご参加いただき、本当にありがとうございました!参加が難しかった方も多いと思うので、インスタライブの様子を簡単にご紹介いたします。