3歳児のしつけ。ママたちにきく、反抗期やわがままな行動の叱り方

3歳児のしつけ。ママたちにきく、反抗期やわがままな行動の叱り方

2017.12.14

3歳前後はできることも増え、何でも自分でやりたがる子もいるかもしれません。嬉しい成長の反面、思い通りにならず、わがままな行動をしてしまうこともあるでしょう。そこで、第一次反抗期のような3歳児のわがまま行動に対する、しつけや叱り方を体験談と合わせながらご紹介していきます。

3歳児の子どもの様子

3歳を過ぎると、自立心が高まり好奇心が旺盛になってくる子もいます。一方で、思い通りにならないもどかしさからくる、反抗的な態度やわがままな行動が気になることもあるでしょう。そんな3歳児の体や心の様子をご紹介します。


体の成長

手先を動かすようになったり、お箸などを使って上手にご飯を食べたり、簡単な絵を描き始めたりする子もいます。


心の成長

お友だちにおもちゃを譲ったり、ルールを守ったりできるようになることもあります。また、コミュニケーション能力が芽生え始めてきて、感情を言葉で表現することもあることでしょう。癇癪を起こし、泣いていることが比較的多いように感じる2歳頃に比べると少しずつ落ち着いてくる子もいます。

3歳児のわがままな行動

成長盛りの3歳児だからこそ見られるわがまま行動を、体験談を交えてご紹介します。


なんでも嫌だと言って困らせる

「お片づけも、ご飯もお風呂も嫌!と嫌以外の言葉が返ってきませんでした」(30代ママ)

第一次反抗期と言われることもある3歳児で、よくある行動のひとつと言われています。


叩いたり、物を投げたりする

「遊んでいる息子がいきなり泣き出し、ブロックを投げてきたので理由を尋ねると、ブロックが思うようにくっ付けられなかったからと」(30代ママ)

言葉が上達してくる子もいますが、まだうまく気持ちを伝えることは難しい子もいるようです。思い通りにならないことには、叩いたり、物を投げたりすることで気持ち伝えようとしているのかもしれません。


何でも自分でやりたがる

「冬のお風呂上り、湯冷めしないうちに服を着させたいのですが、何でも自分でやりたい時期の娘は一切手伝わせてくれません」(20代ママ)

自立心の向上が見られることもある3歳頃は、何でも自分でやりたいとわがままを言ってママと衝突することもあるでしょう。


あまのじゃくな言動・行動

「自分でご飯を食べると言った娘が、1分後にはママが食べさせてと言ってきました」(20代ママ)

成長の証と分かっていても、何度も続くと困ってしまうわがまま行動のひとつではないでしょうか。

寝そべる男の子
tatsushi/Fotolia

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「怒る」のではなく上手に「叱る」には

3歳児を「怒る」のではなく、「叱る」ためにはどんなことに注意をすれば良いのでしょうか。


まずは子どもの思いを受け止める

なんでも嫌と言われると、ついつい怒ってしまいがちですが、まずは子どもの思いを受け止めてあげると良いでしょう。肯定してあげることで泣いていた子どもが落ち着くこともあります。

「寝たくないと一点張りの娘に『寝るのが嫌なんだね。じゃあ起きてようか』と言うと、『寝る前に本を読んで欲しいの』と予想もしていなかった答えが返ってきました。思いを受け止めてあげるだけで娘の本心を聞き出すことができたので、『早く寝なさい!』と感情に任せて怒らないでよかったです」(3歳女の子ママ)


何がいけないのか、わかるように教える

成長段階とわかっていてもいけないことはいけないとしつけることも大切。お友だちを叩く場合には、相手が痛い思いや、嫌な思いをしていることをわかるように伝えてみましょう。

そうすることで、相手の気持ちを汲み取ることを学び、謝るという行動に繋がると言われています。

「友だちを叩く息子に『叩いたらダメ!』とついつい感情的に怒っていましたが、ある日、『お友だちは叩かれて痛いから泣いているんだよ。かわいそうだよね』と冷静に伝えたところ、ごめんなさいと謝っていました。なにがいけないことなのか、きちんと説明することが大切なんだと実感しました」(3歳男の子ママ)


ママの気持ちを伝える

何でも自分でやりたがる子どもに対して、「早くしなさい」と怒るのではなく、「風邪を引くとママ心配になっちゃうよ。だから着替えを手伝ってもいい?」などとママの気持ちを伝え、いっしょにやろうと促すと、意外とすんなり了承してくれることもあるようです。

「着替えは自分でやらないと気が済まない娘。無理矢理着替えさせて出掛けたところ、出先で癇癪を起して大変でした。もし、朝の時点で気が済むまでやらせていれば楽しく外出できたのかもしれません」(3歳女の子ママ)


時間をおかず、感情的にならず

感情的に怒ることは親の自己満足に過ぎず、子どもには何がいけないことなのかが伝わらないことがあります。あまのじゃくな言動の場合、「自分でご飯を食べるんだね?上手に食べられるようになったかな?楽しみにしてるね」と自尊心をくすぐるような言葉をかけるのが有効だったという意見もありました。また子どもを叱る場合、子どもの記憶が新しいうちに叱ることで「何のこと?」とならずに受け止めてもらえる叱り方と言われています。

3歳児の?り方としつけの仕方

ただ感情的に怒るだけではしつけとは言えないのではないでしょうか。ではどのように叱ったりしつけたりすればよいのでしょうか。


自分の思うようにやらせてみる

なんでも自分でやりたがるわがまま行動は、できる範囲で思うようにやらせてみてはいかがでしょうか。やりたいようにやらせることで気が済む場合もあるようです。


頑張ったことをほめる

まだまだ感情のコントロールが上手くできない子もいる3歳児ですが、自分の要求を我慢することもできるようになることがあります。そんなときは、しっかり褒めてあげましょう。


子どもに選択肢を与えて選ばせる

3歳とはいえ、自分で決めたいときもあるでしょう。3歳児には2択くらいが適当で、自分で考え決断する力を育てるのに役立つと言われています。

悩ましい時期だからこそ、しっかり子ども向き合おう

親子
Monet/Fotolia

発達に伴い、心も体も大きく変化することがある3歳頃。もしかして反抗期?と気になるわがまま行動も見られ、この時期からしつけについて考え始めるママも多いかもしれません。3歳児のしつけや叱り方で悩むこともあるかもしれませんが、子どもと向き合い、成長を見守っていきましょう。

2017.12.14

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