こちらの記事も読まれています
1歳児と2歳児の食事中のマナーに悩むママへ。子どもへの上手な伝え方
1歳児になると離乳食の卒業が近づき、1歳半から2歳半あたりになると子どもの食事中のマナーが気になるママもいると思います。今回は、1歳児や2歳児の食事の悩みとマナーの身につけ方について、体験談を交えてご紹介します。
1歳児の食事について
まずは、1歳児や1歳半の子どもの食事の特徴と気になる悩みなどを見ていきましょう。
1歳児はどんな時期
厚生労働省の「お母さんと子どものコミュニケーションのために0~3歳までのお子さんのお母さんへのヒント集」によると、1歳頃の子どもは言葉を話し始めたり、立ち上がったりという成長が見られる時期といわれています。たくさんの成長がある1歳児ですが、食事の特徴はどのようなものがあるのでしょうか。
1歳児の食事の特徴と悩み
1歳児や1歳半の子どもは、離乳食から除々に幼児食へ移行していきます。子どもの性格によっては、食事中に遊んでしまう子もいるようです。ご飯に対する興味は、個人差があるのでママの悩みはさまざまでしょう。
1歳児の食事に大切なこと
幼児食への移り変わりには個人差があります。1歳児になり、食事のメニューが離乳食から変化したことで、見た目や食感の違いに、好き嫌いをする子もいるかもしれません。
ご飯を食べる意欲がないときは、食事の時間がつい普段より長くなってしまうことも。そんなときはまだ空腹感がないかもしれないので、「いただきます」をしてから30分以上ご飯が進まないときは、思い切ってその時点で切り上げて「ごちそうさま」にしてみましょう。
子どもの食べる喜びや食事への意欲を育めるように、食事を色鮮やかにしたり、キャラクターを取り入れるなどの工夫をしてみるのもよいかもしれません。また、食事の際に気が散らないように、おもちゃを片づけたり、テレビを消したりするのもひとつの方法です。
1歳児の食事の悩み解決方法
ママは食べさせることが目的になりがちですが、まずはママ自身が「おいしいね!」と食べる喜びを教えてあげましょう。他にも、家族で食卓を囲み、子どもの目の前で食事のマナーの手本を見せることで、基本的なマナーを自然と身につけられるようになるかもしれません。
2歳児の食事について
次は、2歳児や2歳半の子どもの食事について考えてみます。
2歳児はどんな時期
2歳児や2歳半の子どもは、意思表示を表したり「まんま、たべる」などおしゃべりが始まることもあるでしょう。まだ言葉でうまく説明できないかもしれませんが、自分でやりたい!という気持ちが出てくる場合も。ママにとってはわが子の成長が嬉しい反面、思い通りにならない育児に頭を抱える時期でもあるようです。
2歳児の食事の特徴と悩み
2歳児や2歳半の子どもは、スプーンやフォークを自分で使って食べられるようになることで、つい食器を叩いたり、ひっくり返したりすることもあるかもしれません。食べ物の好き嫌いが多くなって結局半分も食べてくれない……と悩むママもいるようです。
2歳児の食事に大切なこと
食事に見向きもしなかったり、好きなものだけ食べたりするなどの悩みをもつママが多くいるようです。もしかするとあまり空腹を感じていなかったり、まだ遊びたい気持ちがあったりするのかもしれません。
食べず嫌いをするときや、毎食半分以上残してしまうことが続くと心配になりますが、まずは「食事は楽しく」を意識して、声かけをしながらいっしょにご飯を食べましょう。
2歳児の食事悩み解決方法
2歳児は、ママの提案に「いや!」で拒否することが増える時期ですが、おおらかな気持ちで見守りたいものです。
料理を作るとき、キャベツをちぎる、材料を混ぜたりなどの工程は子どもでも参加できそうです。自分でできた達成感と「○○ちゃんが作ってくれておいしいね」といっしょに料理をするとご飯への興味がわくかもしれません。完食できたら、しっかり褒めて達成感をもたせてあげると、食べる楽しみにつながるかもしれませんね。
子どもの食事についての体験談
1歳半の子どもをもつママの体験談
「1歳半の息子は『いただきます』から始めて、食事中お味噌汁にご飯を入れてかき混ぜたり、動こうとして反り返ったりとじっとできないときも。まだ言葉もはっきりと理解できないのでしつけは難しいですが、座れたときは『おりこうさんだね~』と大袈裟なくらいしっかり褒めています。
食事は野菜が苦手ですが、かぼちゃの煮物はダメでも、焼くと食べました。にんじんを星型にしてあげると喜んで完食。以前は夜9時すぎて寝る大人の生活リズムでしたが、8時就寝の早寝早起きにして、午前中は外気にふれて遊ばせると、昼食をよく食べお昼寝もしてくれるので、食事の生活リズムもよくなってきたと思います」(20代ママ/東京都在住)
2歳半の子どもをもつママの体験談
「4歳と2歳半の姉妹を育てています。現在いやいや期まっ最中の次女は、野菜が大嫌いで、カレーやハンバーグに混ぜ込んでも野菜を発見した途端、ご飯をやめてしまいます。
何をいっても「いやいや」したいときなので、「食べないとだめよ」と否定的な言い方でなく、「あの絵本でもこうして食べていたね」とかプラスの言い方を心がけています。プランターで栽培したミニトマトは収穫を楽しみにし、喜んで食べてくれました」(30代/広島県在住)
食事のマナーは毎日の積み重ね
1歳児や1歳半の子どもの食事のマナーは、大人がして見せることで自然と子どもへ身につく場合もあるかもしれません。2歳児や2歳半の子どもになると見よう見まねでいろいろなことができるようになるので、上手にご飯を食べられたときにはしっかり褒めてあげましょう。
食事中のマナーも気に留めながら、おいしくご飯を食べられるとよいですね。
※記事内で使用している参照に関する内容は、2017年12月3日時点の情報となります。