【お受験情報】どの段階で行う?幼稚園・小学校受験のメリットとデメリット

【お受験情報】どの段階で行う?幼稚園・小学校受験のメリットとデメリット

2017.08.03

有名大学の付属幼稚園や小学校などへのお受験は、学習環境や進学対策などのサポート体制が整っているので、いつの時代も親たちの関心を集めています。しかし、お受験はどの段階で行うべきか、お受験を考える人が最初に考える悩みのひとつです。それぞれのメリット・デメリットを踏まえたお受験情報を参考にしてみましょう。

幼稚園のお受験とは

幼稚園を受験するメリット

幼少期の受験の最大の魅力は、内部進学制度です。小学校・中学校や高校、最長では大学までエスカレーター式に進学することができます。親子共に、その都度受験する負担も軽減でき、長期に亘り安定的に学習できる点がメリットです。

また、内部進学のないお受験幼稚園であっても、小学校受験向けのカリキュラムを持つ園が多く、小学校受験への準備も効率的にできるようです。またセキュリティー面にもメリットを感じる点が多く、警備員の常駐体勢を置く幼稚園や、緊急通報システムなどの体制も整っている幼稚園も見られます。


幼稚園を受験するデメリット

幼稚園を受験する場合、費用がかかる点はやむを得ません。また、幼稚園受験となると子どもの意思というよりは、親の考えの下で行うケースが大半です。そのため、幼稚園受験用の習い事や、情報収集、子どもへの配慮とさまざまな面で負担がかかることでしょう。

小学校のお受験とは

小学校を受験するメリット

幼稚園でのお受験と同様に、内部進学制度が小学校受験においても最大のメリットになります。小学校から本格的な学習が始まるため、高度で良質な学習方針や教育者、施設などの恩恵を6年間受けることができることも魅力の一つです。


小学校を受験するデメリット

小学校を受験する場合においても、それなりの費用は必要になります。私立の小学校を受験する場合は、国立小学校に比べ、受験費用がかかる場合が多いのが現状です。

また、受験に向けての習い事も必要になるため、プラスして習い事の費用を用意する必要があります。受験に向けて、習い事に付き添ったり、面接に向けての準備をしたりと忙しく、資料や願書などの手配などに追われる一面もあります。

習い事

しかし、子どもが6年間通う小学校。お受験の準備期間も大変な部分である一方で、子どもの未来に繋がる時間だと思えば、親は力を注げるものです。

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幼稚園受験を経験して感じたことや反省点

幼稚園のお受験を始めるきっかけは、小学校お受験へ向けた準備環境が整っている幼稚園だなと感じたからです。お受験した幼稚園は、内部進学制の幼稚園ではありませんでしたが、小学校お受験に向けた学習や、情操教育、個性に合わせたお稽古ごとなどが用意されていました。

お受験に向けた準備はネットや本で調べ、手探り状態。お受験ではその子の本質的な動きをチェックする傾向が強いようなので、あいさつ、自己紹介、お片づけ、生活における身の回りのことなど、自分のことは最低限できるように習慣づけるよう心がけました。

お受験をした幼稚園では、遊びながら様子を考査し、親子で面接を行う受験スタイル。面接を行ってみて感じたのは、知らない大人と話す機会を増やせば良かったな、という点でした。子どもからすれば、ただでさえ知らない場所、知らない人と面接を行うので、緊張感は大人の何倍にも感じるはず。面接でなかなか質問に答えることができないのも当然で、反省した点です。

しかし、約30分の面接時間は、先生と親とは日常の会話のようなリラックスした面接が行えたのが印象的でした。幼稚園受験は、子ども自身の受験への認識があまりない分、親の価値観や意欲がより必要な取り組みです。幼稚園のスタイルをしっかりリサーチすること、その幼稚園のお受験情報を十分に収集することが大切だと感じました。


小学校受験を経験。早めの取り組みが大切

願書

小学校を3校受けました。お受験を体験して切に思うことは、願書の書き方が難しい点です。私立の小学校は、各校それぞれに願書が用意されています。そのため書き方や、表現方法はさまざま。お受験を何校か考える場合、願書の書き方にも注意しておくことがポイントです。私の場合、子どもをお受験用の塾へ通わせていたため、事細かに塾の先生からレクチャーしていただき、何とか書き終えました。

願書は少なくとも2部入手することはマストです。書き終えるのに、1日かかると思っていた方がよいと思います。間違えて書いた場合、二重線で修正すると明記されていますが、実際、二重線を記入する人はいないと言われるほどのものです。願書はお受験のキーポイントになるため、美しく、分かりやすく、しっかりと書くことが重要になっています。

使用するペンにまでこだわる親御さんもいるほど。小学校受験では、子どもの準備と同様に、親の準備も念入りにする必要があるため、早めの取り組みが大切だと強く思います。


2度の受験は、大事な思い出

我が家は、内部進学制を持つ幼稚園・小学校の両方をお受験しました。子どもが男の子ということもあり、夫婦で子どもの将来を考える機会を頻繁に設けていましたが、お受験を考え始めたのは子どもが2歳の誕生日を過ぎた頃。

幼稚園のお受験は、多くが2歳の秋冬に行われます。そのため幼稚園のお受験を考える親は、早い人では生後まもなくから行動を開始。遅くてもお受験の1年前頃には、どんな幼稚園があるのか、どこへ行かせたいのかなどを検討する必要があります。ギリギリの段階で幼稚園のお受験準備を始めることとなった我が家では、願書の請求やお受験のスタイルの把握、親の面接準備など、予想以上に準備することが多く、慌ただしい時間だったように覚えています。

準備不足もあり、希望の幼稚園へは入園できませんでした。残念だった気持ちの反面、お受験には親の準備が重要なポイントです。小学校のお受験へ向けて夫婦共にリサーチを始めました。幼稚園・小学校、どちらの段階でお受験をするか、家族で早い時期から話し合いを行うことが大切です。子どもの将来を考えることはプラス面も多く、その愛情は子どもにもしっかり伝わるもの。合格・不合格関係なく、やり終えたときの達成感を家族で共有できたことも、我が家の大事な思い出になっています。

バランスの良いお受験準備を

勉強

幼稚園から始めるお受験も、小学校から始めるお受験も、親の意欲的な動きがポイントになるようです。幼稚園のお受験においては、親の意思でスタートするものなので、より強い考えが必要。

子どものペースをしっかり見ながら、親子共にバランスよくお受験情報を元に準備を進めることが大切なようですね。

2017.08.03

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