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今の流行は中高一貫。小学校受験のメリットは?
子どもの将来を考えると、つい心配になってしまうのが親心。未来に役立つより良い授業を受けさせてあげたい。最近よく耳にする中高一貫。しかし、周りで小学受験は未だ人気。小さい頃から塾に通わせてでも小学受験をオススメする理由をまとめました。
小学校受験のメリットを考えよう
首都圏を中心に依然として多いのは「小学校受験」。少子化であっても、人気の学校に行くためには中学受験、高校受験と厳しい競争が待っています。ならば少しでも将来について早めに準備をし、あとは楽をさせてあげたいと思うのも親心ですよね。でもせっかくなら、安易に楽をさせたいという理由ではなく、小学校受験の具体的なメリットについて考えてみましょう。
小学校受験の試験内容ってどんなこと?
小学校によっても試験内容はさまざまですが、小学校受験の入試内容として一般的な内容を紹介します。
筆記テスト
生活常識を問う問題、数を数えたりどちらが多いか比較するような数の問題、同じ図形を探したり、動物や植物の名前を確認したりなど、ドリルで勉強すれば身につくような筆記テストです。
口頭テスト
カードを見せられてそのカードに関する質問をされたりなど、原則受験生1人に対して先生1人が対応する口頭形式のテストです。
行動観察
子どもたちを小グループに分けて、積み木などの遊びをさせて、小グループの中でどのような行動をするか、ということを観察するチェックします。
運動
マット運動、ボール遊び、鉄棒など基礎体力を見たり、先生が指示したことに対する理解力などをチェックします。
面接
子どもが1人で面接する場合、親子面接、グループ面接などさまざまな方法があります。子どもが答えたことから話を膨らませてさらに質問されるケースも多いので、一問一答よりも自分の言葉で考えを表現できる力が試されます。
目の前の物事を深掘りする力をつける
小学校受験で試される内容をよく理解し意識した上で日頃子どもと接すると、自然と親子のコミュニケーションの幅が膨らんでいくと思います。例えば、四季のイベントを大切にし、その意味を話しながら家庭で実践したり、公園に行ったら咲いている花や植物の話をしたり。親もそれなりに教養が必要となり、自ら知識を深めていこうという気持ちにもなるでしょう。また、公共の場でのマナーについてもしっかり身に付ける必要があります。
筆記テストの内容についてはドリルをやって身につくかもしれませんが、受験合格ばかりを意識して、マナーや四季のイベントについて丸暗記させてしまうと、人間性や感受性、思考力を養うことは難しくなってしまうかもしれません。小学校受験にチャレンジすることで、何となく過ぎていた一つ一つの物事について、深掘りして親子で話し合うことができるというのは一つのメリットだと思います。
教育方針を理解して学校を選べる
小学校受験では、多くの学校から選べるというメリットがあります。もちろん通える範囲ですが、多くの人は教育方針を事前に調査し、共感してから入学します。つまり、入学した時点で学校側も家庭側も同じ方向を向いて子どもたちをサポートしていける状況であり、これは大きなメリットといえるでしょう。ただ、入学後に学校側と家庭側とで教育方針がずれていく可能性がないとはいえませんが、それはどこに行っても同じこと。そのときは大人がしっかりと対応すればよいのです。
中高一貫校なら
中高一貫校は、多くの学校で6年間分の授業を短い年数で早めに終わらせます。また、土曜日も学校があり授業日数も公立に比べて多いです。高校受験がないからといって遊んでいるわけではなく、日頃からしっかりと勉強する力が身についていけるようなカリキュラムになっています。そして、他の子が高校受験に割かなければならない時間を、短期留学を経験するなど他の経験に活かすこともできます。
早くに受験を経験すると、恵まれた環境で勉強できるというメリットもあります。ただ、どんな子にもそれが当てはまるということではないので、我が子にはどの道が向いているかを親がしっかり見極めてあげることも大切ですね。そして途中でちょっと道が違ったなと思ったら、軌道修正はしようと思えばいつでもできますよ♪