こちらの記事も読まれています
「ペットを飼いたい」と子どもに言われたとき、親が気をつけるべきこと
Profile
製造メーカーの生産開発部、情報システム会社の開発部で長く勤務。執筆活動としては、育児サイトやITサイトへのコラム執筆や教育関連の電子書籍4冊出版など。プライベートでは4児の父。
子どもが「ペットを飼いたい」と言い出すことは、多くの親が経験すると思います。もちろんペットを飼うことで子どもが成長することもありますが、気をつけるべき点もあります。そこで今回は、小さい子どもがいる家庭でペットを飼う前に気をつけておきたい3つのことをご紹介します。
不衛生にならないか
私の家では子どもが生まれる前からポメラニアンを飼っていました。最初はそのポメラニアンが家の中で一番悠然としていました。好きな場所に行って好きなことをしていました。ところが長男の太郎が生まれるとそうはさせられなくなってきました。
犬や猫が家にいれば毛が落ちて床が汚れます。床をハイハイする子どもは顔や口に毛がついてしまいます。大人にとっては大丈夫でも、子どもは些細なバイ菌でもかぶれたりすることがあり、注意が必要かもしれません。
我が家の太郎はつかまり立ちができるようになると、積極的に犬のほうに近づいて行き、犬のケージに入り込んで遊び出す事がありました。犬のほうは迷惑そうです。そこには犬のトイレもあるので非常に不衛生です。何度止めても、ママとパパが見ていないすきにケージに遊びに行ってしまいます。これは困りました。
少なくても子どもがハイハイをしているうちや言葉がわからないうちは子どもとペットの生活エリアを分ける、あるいはカゴや水槽で飼えるペットにしておいたほうがいいでしょう。
子どもに怪我をさせることがないか
犬は賢いけれど
太郎はケージに入り込んだりして犬のほうは迷惑したものの、小さな子だから仕方ないやくらいに思っていたようで、子どもに吠えたり噛んだりはしませんでした。けれども犬は賢いから大丈夫、と安心してはいけません。
私の友人が家に遊びにきたとき、その友人に口の回りを触られた犬が思いっきり噛みついてしまったことがありました。普段はおとなしくても、動物は何かのきっかけで急に興奮してしまうことがあるのです。
インコなら安全、と思ったけれど
私の家は今ではインコを飼っています。インコなら安全、と思っていたのですがちょっと違いました。セキセイインコは比較的穏やかな性格です。ところが2羽目に飼い始めたコザクラインコは狂暴です。私が鳥カゴの中に手を入れると思いっきり噛んできます。これがかなり痛いのです。毎日世話をしている長女は噛まれないようですが。私だってときどきエサをあげているのに……。
動物の性格も考えてペットを選ばないといけませんね。
動物アレルギーがないか
楽しいはずの移動動物園が
うちの子どもたちが通う幼稚園には毎年移動動物園がやってきます。ポニー、ヤギ、七面鳥、ウサギ、モルモット、ハムスター、などの小動物がトラックに乗ってやってきて、幼稚園のグラウンドに放されます。園児たちはポニーに乗ったりハムスターをなでたりウサギを追いかけたりして遊びます。末娘の次女もハムスターやウサギに触って遊びました。
ところがそのあと、目が充血し、手や顔には湿疹ができてしまいました。動物アレルギーだったのです。
飼い始める前にアレルギーを確かめて
十分気をつけたつもりでも、アレルギーがあるとひどいことになってしまう場合があります。子どもに動物アレルギーがあると知らずに犬や猫などのペットを飼い始めてしまったらたいへんです。ペットを手放さざるを得なくなってしまうと、子どももペットもかわいそうです。ペットを飼い始める前に、子どもに、そして大人の家族も、その動物に対してアレルギーがないことを確認しておきましょう。
よく考えてペットを選びましょう
家でペットを飼うとかわいがることで、子どもはやさしい気持ちをもった子に育ちます。ペットの世話をすることで責任感もつきます。
けれども、注意が必要です。不衛生にならないか、子どもに怪我をさせることがないか、動物アレルギーがないか、を事前によく考えてからペットを選びましょう。
ライター:四児の父・あべっかん
本職はIT系のエンジニアです。息子二人と娘二人を育てながら教育関係のブログを書いています。