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授乳回数と量、成長とともにどう変わる?月齢ごとの変化とは。
毎日の授乳について今の授乳回数と量でよいのか、月齢とともにどのように変わっていくのか、気になるママは多いのではないでしょうか。成長とともに変わる授乳の変化と、よくあるといわれる授乳トラブルとその対処法について、先輩ママの体験談をもとにご紹介します。
新生児期~生後2カ月の授乳
「泣いたらあげていた」という声が多かった新生児期~生後2カ月の授乳は、不安を感じていたママも多かったようです。
母乳&混合育児は「頻回授乳」のママが多数
完全母乳(以下、完母)や混合の場合は、赤ちゃんが泣いたら授乳する「頻回授乳」を行っていたママが多くいました。「産院から欲しがるだけあげていいと言われた」「1日中授乳していた気がする」という意見もあるとおり、1日の授乳回数が多い時期のようです。
「0カ月~4カ月の間は日中は約1時間おき、回数は日中は10回、夕方1回、夜中1回でした」(混合:1児ママ)
「0カ月~3カ月の間は、お昼寝(1~2時間)の時間以外は10~15分くらいに1度母乳を与えていました。ほぼ出しっぱなしの状態でした」(完母:2児ママ)
「粉ミルクのときは、ミルク缶に書かれている量を3時間おきにあげていました。飲み切らないと2時間ほどで泣くこともありましたが、3時間間隔は守っていました」(混合:1児ママ)
短い間隔で授乳をしていたママが多い中「0カ月~3カ月の間は2~3時間おきだった」という声もあり、赤ちゃんとママによってさまざまのようです。
足りない場合はミルクで補充を
この時期のママの悩みで多く意見が集まったのが「母乳不足」や「足りているか不安」の声でした。
この不安に対しては「母乳相談室でマッサージを受けて解消した」というママや「赤ちゃんの体重変化を見ながら粉ミルクで補充した」という意見が多く見られました。
足したほうがよいか、その量などについては産院で退院前に相談するとよいかもしれません。
ママたちは赤ちゃんが見せる「離すと泣く」「離そうとすると口をパクパクさせる」などの様子を「足りないサイン」として見極めていたようです。
生後3カ月~4カ月の授乳
遊び飲みに困惑したママも多かった生後3カ月~4カ月の授乳はどのようなものなのでしょうか。
赤ちゃんの「お腹いっぱい」を感じられるように
この時期になると飲む力が強くなり一定量を飲めるようになったと感じるママも多かったようです。
ママたちが見極めていた「お腹いっぱい」のサインを聞くと「遊び飲みが始まったら」「飲みながら眠ったら」「哺乳瓶の乳首を舌で押し出したり哺乳瓶を手で押しのけたら」という意見が集まりました。
お腹いっぱい飲めることで、授乳リズムが整い始めた赤ちゃんもいたようです。
「日中は母乳のみは1時間ごと、粉ミルクで補充したときは3時間空けていました。夜21時頃に粉ミルクを飲み切ると翌朝6時ころまで寝てくれる日もありました」(混合:1児ママ)
「平日日中は3時間おきに粉ミルクを保育園で与えてもらい、母乳は帰宅後、入浴後、寝る前にあげてました。休日は1時間に1~2回程度母乳を飲ませていました」(混合:2児ママ)
飲む力が強まることで乳頭トラブルが起きる場合もあるようです。「出血し痛くて授乳が辛かった。赤ちゃんにも使える保湿クリームでケアしていました」という体験談もありました。
ママを悩ます遊び飲み
遊び飲みを始める子も多いのがこの時期の特徴のようです。集中して飲んでくれないことに悩むママも多いようですが、周囲の物や音に興味を持ち始めたサインでもあるらしく、ママが授乳に集中していない場合も察知して遊び飲みをする子もいるようです。
「遊び飲み=お腹いっぱいのサインだったので、遊び飲みが始まったら授乳を切り上げていました」(完母:1児ママ)
「テレビや音楽を消して、歌ったり話しかけたりしながら授乳していました」(混合:1児ママ)
授乳中に眠ってしまう子も多いらしく「体勢を変えたり身体をくすぐったりして目を覚まさせていた」という声もありました。
生後5カ月~6カ月の授乳
この頃には離乳食を開始した子もいたようです。生後5カ月~6カ月の授乳はどのように進むのでしょうか。
離乳食開始後の授乳
生後5カ月を迎えたあたりから離乳食をスタートしたママが多くいました。大人の食事に興味を示し、歯が生え始め、よだれの量が増えたら離乳食開始のサインのようです。
「離乳食を始めた5カ月以降は、厚生労働省の離乳食ガイドにそって保育園で粉ミルクを飲ませてもらいました。夜は3回授乳していました」(混合:2児ママ)
「5カ月から離乳食を始めました。1日7回くらいの授乳のうち1回を離乳食に変え、食後に母乳をあげていました」(混合:1児ママ)
離乳食が始まっても栄養は授乳から摂るのは変わらないらしく「食後は母乳を欲しがるだけあげた」という声が多くありました。なかには「変わらずよく飲む代わりに離乳食が進まなかった」という体験談もありました。
歯の生え始めに出やすい乳頭トラブル
赤ちゃんの歯が生え始めると「授乳中に乳首を噛まれた」という体験をしたママもいました。
歯が生え始めると歯茎がむずがゆかったり、ママが授乳に集中していないときに噛むことがあるようです。
「授乳を続けていると傷が治らず、苦痛に感じた」という声もあるように、我慢して続けていると授乳自体がストレスになってしまう場合もあるようです。授乳中も使用できる乳頭用クリームや乳頭保護器を上手に使い早めに対処するのがよいかもしれません。
生後7カ月以降の授乳
生後7カ月頃になると離乳食を1日2回食に、9カ月頃には3回食に進めるママが多くいました。離乳食の進みと授乳回数や量はどのように変化したのでしょうか。
「7カ月頃になると離乳食が安定し、授乳は1日6回くらいになりました。保育園に入った10カ月になると日中1回、夜中1回になり、1歳過ぎてからは寝かしつけ時に1回になりました」(完母:1児ママ)
「寝かしつけで飲むと朝まで寝るリズムが定着したので、1日2回食になってからは授乳は食後も合わせて1日5回くらいになりました。3回食にしてからも授乳回数は変わりませんでした」(混合:1児ママ)
この時期になると離乳食の進み具合や保育園入園など、家庭によって授乳状況はさまざまなようです。「この頃には欲しがるタイミングがわかっていたので、回数を気にすることはあまりなかった」という意見もあり、1歳間近では授乳の回数や量に対して不安を感じるママは少ないようです。
赤ちゃんもママも、最初は初心者
産後間もなく始まる授乳ですが、授乳回数や量、月齢ごとの変化は気になりますよね。頻回授乳を大変に感じることもあるようですが、月齢の進みとともに回数は減っていくようです。
ママだけができるスキンシップとして、授乳タイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。