豚肉と小松菜を使って離乳食を作ろう。離乳食後期・完了期のアイディアレシピ

豚肉と小松菜を取り入れるときのポイント

豚肉と小松菜を使って離乳食を作ろう。離乳食後期・完了期のアイディアレシピ

食べごたえがある豚肉と、鉄分が豊富と言われている小松菜を使っておいしい離乳食を作ってみましょう。豚肉や小松菜を食べやすくするためのポイントや、離乳食後期・完了期に食べられる豚肉と小松菜を使ったアレンジレシピをご紹介します。

豚肉と小松菜を使ったおいしい離乳食を作ろう

主菜に取り入れやすくさまざまな食材と組み合わせやすい豚肉と、カルシウムが豊富と言われている小松菜を使って離乳食を作りたいママやパパもいるでしょう。

離乳食に使う豚肉は、鶏肉や牛肉に慣れてから離乳食後期以降に取り入れるとよいようです。赤ちゃんの様子を見ながらゆっくり進めていきましょう。

小松菜の葉は、離乳食初期から食べられます。芯の部分は、やわらかく茹でて調理すると離乳食後期頃から食べられるようです。

今回は、豚肉と小松菜を使った離乳食レシピをご紹介します。

離乳食に豚肉と小松菜を取り入れるときのポイント

離乳食に豚肉と小松菜を取り入れるときに気をつけるポイントをご紹介します。


小松菜を食べやすく調理する

小松菜
iStock.com/karimitsu

小松菜は、ほうれん草と比べてあくが少ないため、茹でたあとに水にさらしてあく抜きする必要はないようです。赤ちゃんが食べやすいようにやわらかく茹でましょう。

離乳食後期では、小松菜を5mm大に切り、離乳食完了期では5mm~1cmほどの大きさに切るとよいようです。

小松菜などの青菜は繊維が多いため、細かく切ったり、とろみをつけて食べやすくしましょう。


豚肉の下ごしらえをする

離乳食に使う豚肉は、脂肪が少ない赤身を選びましょう。調理する前に、脂身を包丁やキッチンバサミで取り除きましょう。

豚肉は茹でるとあくがでるため、調理する前に豚肉を下茹でしてあく抜きするとよいようです。

豚ひき肉の場合は茶こしやざるに入れ、熱湯をかけて脂を洗い流す方法もあります。


豚肉を食べやすく調理する

豚ひき肉を使う場合は、細かく刻んだり、小さく丸めて肉団子にするとよいようです。

離乳食後期では1cm大に、離乳食完了期では2~3cm大の肉団子を作りましょう。

豚薄切り肉は、繊維を断つように切ると赤ちゃんも噛みやすくなるようです。離乳食の進みに合わせた大きさに切りましょう。

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豚肉と小松菜を使った離乳食のアレンジレシピ

豚ひき肉と小松菜の炒め物
iStock.com/karimitsu

豚肉と小松菜を使った離乳食レシピをご紹介します。


【離乳食後期】豚ひき肉と小松菜のハンバーグ

1. 豆腐15gをラップで包み、電子レンジで20秒ほど加熱して粗くつぶす

2. 小松菜の葉先1枚を茹でて、みじん切りにする

3. ボウルに2と、小さく砕いた小町麩1個と、牛乳小さじ1を入れて混ぜ合わせる

4. 3に、1と豚ひき肉小さじ2を加えて混ぜ合わせて、2つにわけて小判型に形を整える

5. フライパンにサラダ油少々を熱して、4を焼く

6. 5に醤油少々と水大さじ1を加えて蓋をし、水分がなくなるまで蒸し焼きにする

赤ちゃんが手づかみ食べしやすいようにハンバーグの大きさを工夫しましょう。豆腐と麩が入ったハンバーグは、ふんわりとした食感を楽しめそうですね。


【離乳食後期】具だくさんお粥

1. 小松菜の葉先を茹でて、3mm大に切る

2. トマト20gを茹でて種と皮を取り除き、5mm角に切る

3. 豚薄切り肉15gを茹でて、2mm大に切る

4. 鍋に水をたっぷり入れて沸騰させ、小松菜10gと3を入れて茹でる

5. 4をボウルに移して、2を加えて混ぜる

6. 5倍粥90gと5を混ぜ合わせる

お粥の他に、短く切ってやわらかく茹でたうどんを組み合わせてもおいしく食べられます。

小松菜の緑とトマトの赤が映える具たくさんお粥は、味だけでなく彩りも楽しめそうですね。


【離乳食完了期】豚肉と野菜のあんかけ

1. 豆腐20gを3等分に切って、耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジで30秒ほど加熱する

2. 豚薄切り肉15gを茹でて、1cm幅に切る

3. 小松菜15gを茹でて5mm大に切る

4. 赤パプリカと黄パプリカそれぞれ3gを、5mm角に切る

5. 鍋にだし汁100mlと、2、3、4を入れて煮る

6. 5に醤油小さじ1と、水溶き片栗粉少々を加える

7. 器に1を盛りつけて、上に6をかける

豆腐の上にあんをかけたメニューです。豆腐の他にも、お粥やうどんを使用するとおいしい主食メニューを作ることができるでしょう。


【離乳食完了期】小松菜餃子

1. 小松菜50gを茹でて、粗みじん切りにする

2. ボウルに1と豚ひき肉50gを入れて、粘りが出るまで混ぜる

3. 2に醤油少々を加えてさらに混ぜる

4. 3を餃子の皮で包む

5. フライパンにサラダ油を熱して4を並べ、水100mlを入れて蓋をし、蒸し焼きにする

6. 水分がなくなったら蓋をとり、餃子に焼き目をつける

赤ちゃんが食べやすい大きさに餃子を切りましょう。小松菜を使った餃子メニューは、味つけのアレンジを加えて大人もいっしょに楽しめそうですね。

豚肉と小松菜を使った離乳食を味わおう

食事中を待つ赤ちゃん
iStock.com/kool99

離乳食に豚肉を取り入れる際には、脂肪の少ない赤身を選び、脂身を取り除いて下茹でしてから調理しましょう。豚薄切り肉は、繊維を断つように切るとよいようです。

小松菜はあくが少ないため水にさらす必要はないようです。赤ちゃんが食べやすいようにやわらかく茹でましょう。

赤ちゃんの様子を見ながら、いろいろな味を楽しめる豚肉と小松菜を使ったメニューを用意できるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2019年10月31日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2019.10.08

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