つわりの状態によっては、仕事や家庭での過ごし方をどのようにしたらよいのか気になる方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、つわりの時期の仕事中や家庭での過ごし方の工夫、どうしてもつわりがつらいと感じたときの対処方法について、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
妊娠中のつわりの状態によって、仕事中や家庭ではどのようなことに悩むのでしょうか。
「つわりのときには、さまざまな匂いで吐き気が起こりました。いつどのような匂いで吐き気が起こるかわからず、どのような過ごし方をしたらよいか悩むこともありました」(30代ママ)
「私はつわり中に、吐き気だけでなく疲れやすくなったと感じました。仕事で疲れて帰宅したあと、上の子のお世話や食事の準備などをしなくてはならないのに眠くなってしまうこともあるので、どのように工夫したらよいかが知りたいです」(30代ママ)
つわりの状態は、人によってつらいと感じるポイントがさまざまなようでした。ママたちは、つわりの時期に過ごし方の工夫がわからないと仕事や家事に影響が出るのではないかと考えて悩むのかもしれません。
実際に、ママたちはつわりがあるときに職場や家庭でどのような過ごし方をしていたのでしょう。
仕事中につわりが気になるとき、どのような過ごし方をしたらよいのでしょう。実際に、ママたちに仕事中の過ごし方の工夫について聞いてみました。
「満員電車で通勤中に気分が悪くなり、始業時間に間にあわないことがありました。そこで、職場の上司に話して出勤時間を1時間ほど後になるよう調整してもらいました」(20代ママ)
つわりで普段の通勤時間での出勤が困難なときには、上司に相談して出勤時間を調整してもらうといった工夫をすることもあるようです。ママのなかには、出勤時間の調整だけでなく勤務時間の短縮ができるかといった相談をしたという声もありました。
「私は仕事中につわりで眠くなることを上司や同僚に相談し、仕事中に眠くなったら短時間休憩をとらせてもらいました。少しの時間でも休ませてもらうことで、つわりがあっても仕事が続けられたと思います」(30代ママ)
つわりで仕事中に疲れたり眠くなったりするときには、短時間でもこまめに休憩をとれるように工夫することもあるようです。つわりの時期に疲れやすくなったと感じたママのなかには、仕事中に体のだるさが気になったときはデスクで2、3分間くらい目を閉じて休んだという声がありました。
「私は立ち仕事がメインの仕事をしていたのですが、つわりがあると立っているのもつらいと感じて仕事に集中しにくいときがありました。そこで上司に相談して、デスクワークの業務に変えてもらいました」(20代ママ)
つわりの状態にあわせて、業務内容を変更してもらうといった工夫をすることもあるようです。ママのなかには、業務内容の変更は周りにも負担をかけると考えて、自分でできることはできるだけがんばり、協力してもらったときには感謝をしっかり伝えるように意識したという声もありました。
つわりの状態がつらいと感じたとき、家ではどのような過ごし方をしていたのか聞きました。
「つわりの時期は、ご飯を作るときの匂いで気分が悪くなることがありました。夫と相談して、つわりのひどいときは惣菜やインスタント食品を使って簡単に用意することもありました」(30代ママ)
つわりでつらい時期は、家事を簡単にすませることもよいかもしれません。ママのなかには、家事を簡略化するために食器洗浄機やロボット掃除機を取り入れたという声もありました。
「タイトなデザインの服を着ると、気持ちが悪くなることもありました。家にいるときは、ウエストにゆとりのあるデザインやストレッチ素材の服を着ることで楽な姿勢もとりやすかったです」(20代ママ)
つわりが気になるときの家での過ごし方の工夫のひとつとして、体を締めつけないタイプの服を着ることもあるようです。他には、ゆったりとした服装だけでなく、下着も締めつけがあまりないタイプを選んだといママの声もありました。
「私は仕事が終わって家に戻ると、つわりがひどくなることがありました。そのようなときには、やらなければならないことがあっても、まずは横になって休むように意識しました」(30代ママ)
疲れが溜まることでつわりがつらくなると感じることもあるようです。仕事での疲れを感じたら無理せずに休むことも考えるとよいのかもしれません。上の子がいる場合、週末など旦那さんがお休みの日には、子どものお世話を任せて自分はしっかり休ませてもらうよう意識したという声もありました。
職場や家庭で工夫してつわりへの対処をした過ごし方をしても、つらいと感じることもあるかもしれません。そのような場合、どのように工夫したのかママたちに聞きました。
「私がつわりでつらいときは、夫や両親と生まれてくる赤ちゃんとの生活などの話をして過ごしました。改めて赤ちゃんがお腹にいると実感することで、つわりがあることも嬉しいとポジティブに考えるようにしました」(30代ママ)
生まれてくる赤ちゃんのことを家族で話し、明るい気持ちでつわりの時期を過ごすような工夫をすることもあるようです。他には、かわいい赤ちゃん用品を見たり赤ちゃんの名前を話しあうことでも、前向きな気持ちになれたというママの声もありました。
「私はさまざまに工夫しても、つわりはひどさは変わらなかったので、思い切ってつわりの時期だけ仕事を休ませてもらうことにしました。職場の上司や同僚に相談し、つわりが治まるまで療休をとらせてもらいました」(20代ママ)
つわりで仕事を続けることがつらいと感じたときには、仕事を休むことも過ごし方の工夫のひとつかもしれません。ママのなかには、上司に自分の状態を話したところ、短期間休職して体調がよくなったら、復帰するのでもよいと言ってもらえたというママの声もありました。
妊娠中のつわりの時期には、自分にあう過ごし方を工夫して仕事や家事をこなそうと考えたママもいるようです。つわりの状態にあわせて、職場だけでなく家でも周りに協力してもらうなど工夫し、つわりの時期を乗り切ることができるとよいですね。
2019年01月09日
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杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
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