【体験談】妊娠中のつわり。会社への妊娠報告や会社に行けない場合の対処法など

【体験談】妊娠中のつわり。会社への妊娠報告や会社に行けない場合の対処法など

妊娠中のつわりがつらく、仕事への影響に悩むママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、会社への妊娠報告の仕方やつわりで会社に行けない場合の伝え方、仕事中のつわりをやわらげるポイントを、ママたちの体験談をもとにご紹介します。

妊娠中のつわり

妊娠初期につわりを経験し悩むママもいるかもしれません。妊娠中のつわりの経験をママたちに聞いてみました。

「体調が悪く胃がむかむかする日が続いたので、調べたら妊娠2カ月でした。妊娠4カ月頃までずっと気持ちが悪く、食べても吐いてしまうのでとてもつらかったです」(9カ月の赤ちゃんのママ)

「妊娠3カ月頃、食べづわりになりました。接客業だったのでお客様の前で食べ物を口にするわけにもいかず、仕事の時間がとても長く感じました」(1歳児のママ)

つわりの時期には個人差があり、食事をすると吐き気がしたり、何かを口にしていないと気分が悪くなる場合や、いくら寝ても眠くなる、自分の唾液に不快感を感じるなど、さまざまなものがあるようです。数カ月ほどでおさまる場合が多いようですが、一日中続く不快感で仕事中は特につらかったと感じるママの声がありました。

会社への妊娠報告

オフィス
iStock.com/JohnnyGreig

つわりがつらくなり、安定期前に会社への妊娠報告を考えるママもいるのではないでしょうか。会社へ妊娠を報告したときの状況について、ママたちに聞いてみました。

「安定期に入ってから報告するつもりでしたが、つわりが思っていたよりもつらかったので上司には早めに伝えました。次の日に上司から同僚全員に伝えられたので、力仕事や立ち仕事のときにフォローしてもらえて嬉しかったです」(1歳児のママ)

「つわりで体調が悪く、今後会社を休む可能性があることを正直に伝えたら、会社の方で仕事の担当者を複数にするなどの配慮をしてくれました」(11カ月の赤ちゃんのママ)

つわりがつらいことから、上司には安定期前に報告したというママもいるようです。上司には妊娠初期で報告し、同僚には安定期に入ってから伝えたというママの声もありました。

妊娠の報告をするときは、現在の妊娠の週数やつわりの程度、今後の勤務時間や業務内容の希望などを共有しておくと、ママも会社も気持ちよく仕事を進めることができるかもしれませんね。

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つわりで会社に行けないときの対処法

つわりの程度によっては、会社に行けないほど体調が悪くなることもあるかもしれません。つわりで会社に行けない場合はどのようにしていたのか、ママたちに聞いてみました。


上司に希望を伝える

オフィス風景
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「食事もまともにとれず会社に行けない日が続いたので、上司に相談して1週間お休みをもらいました。勤務時間を短縮する選択もありましたが、吐き気で仕事に集中できないので休養したいと伝えて、理解してもらいました」(9カ月の赤ちゃんのママ)

つわりがつらい場合は、上司につわりの状況や今後の仕事についての希望を伝えていたというママもいるようです。数日の休業、勤務時間の短縮、業務の配置換えなど、ママの体調によってどうしたいかを伝えるとよいかもしれません。


母性健康管理指導事項連絡カードを利用する

「つわりで苦しい状況を的確に伝えるために、母性健康管理指導事項連絡カードを主治医に書いてもらい会社に提出しました。医師からの指導内容が記載されているので希望を伝えやすく、会社の理解も得やすかったように思います」(1歳児のママ)

「母性健康管理指導事項連絡カード」は主治医が行った指導内容を会社に的確に伝えるためのカードで、会社はカードの記載内容に応じて時差通勤、休憩時間の延長などの適切な措置をとる義務があるようです。妊娠中だけでなく産後も使えるようなので、必要なときに活用できるようにしておきたいですね。

母性健康管理指導事項連絡カードは厚生労働省のホームページから様式をダウンロードしたり、母子手帳に載っている場合はそのページをコピーして使用することができるようなので、確認しておくとよいでしょう。受診した病院でカードを記入してもらい、ママ自身が会社に提出するのが一般的な流れのようです。

出典:母性健康管理指導事項連絡カード / 厚生労働省

仕事中のつわりをやわらげるポイント

仕事中につわりがつらいと感じた場合、どのような対応をするとよいのでしょう。つわりをやわらげるポイントについてママたちに聞いてみました。


外の空気を吸う

「気持ちが悪いと思ったときは、外の空気を吸うようにしていました。食べ物のにおいで吐き気を感じることもあったので、お昼は室内にこもらず外に出て食べることもありました」(11カ月の赤ちゃんのママ)

外の空気を吸うことでリフレッシュするというママもいるようです。つわりでにおいが気になるときなどは、一度外の空気を吸って体と心を切り替えると症状がやわらぐかもしれません。


体勢を変える

「ずっと同じ体勢でいると気持ちが悪くなることがあったので、パソコン仕事をしたあとにコピーや荷物整理の仕事をはさむなどして、体勢を変える工夫をしました」(9カ月の赤ちゃんのママ)

体勢を変えることでつわりをやわらげたというママもいるようです。立ったり座ったりして同じ体勢が続かないようにしたり、会社に相談して一時的に横にならせてもらうなどして、ママにとって一番楽になる体勢をとれるとよいかもしれません。


食べられるものを食べる

「つわりが一番ひどいときはご飯やおかずを食べると吐いてしまっていたので、ゼリー飲料など食べられるものだけ口にして、少しでもエネルギーになるように気をつけていました」(1歳児のママ)

吐きづわりのときは、食べられるものを口にしたり、水分だけは摂るようにしていたというママの声がありました。ママと赤ちゃんのエネルギーになるように、少しでも口にできるものを探せるとよいですね。ほかに、食べづわりのときはあめやグミを常に口の中に入れていたというママもいました。

つわりを乗り切って赤ちゃんを迎える準備を

夫婦
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つわりがつらくて会社に行けない場合は、早めの妊娠報告で周囲の協力を得たり、休養や時短勤務に変更してママの体を休ませてあげるとよいようです。つわりに対する会社の理解を得たりやわらげる工夫をすることで乗り切り、赤ちゃんの誕生を楽しみにできるとよいですね。

2018.09.10

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