
子どもとどんな遊びが楽しめるか、遊び方がいつもワンパターンになってしまう、今の時期にはどのような遊びができるか遊びを探しているママは意外と多いかもしれません。そこで今回は、元幼稚園教諭の筆者が幼児の遊びをご紹介します。
幼児と遊ぶときに遊び方がいつも同じになってしまうと悩んでいるママは多いのではないでしょうか。できることなら遊びのバリエーションを増やして、子どもの好奇心を広げられたらよいですよね。
幼児期に楽しめそうな室内遊びについて、実際にママやパパに体験談を聞いてみました。
「パズルがお気に入りです。初めは、はめる場所をママもいっしょに考えたり、ピースが逆向きでどうしてもはまらず子どもが困っているときには『反対にしてみたら?』などと声をかけながら進めていました」(2歳児のママ)
2、3歳ならピースが大きめのパズルを選ぶなど、年齢に応じてピース数を考えたり、子どもの関心のある絵柄を選ぶと集中して遊べそうです。
「保育園で粘土遊びをしたのをきっかけに『家でもやりたい』と子どもが言ったので、100円均一ショップでさまざまな種類の粘土を買いました」(小1のママ)
幼稚園でも粘土は大人気でした。まだ、何かを見立てて形をつくることは難しいですが、丸める、伸ばす、つぶすなどをママが作り方を見せながら遊ぶと子どももマネして粘土を楽しめるでしょう。
「トランプで神経衰弱することにはまり、ずっと遊んでいました。はじめは親子2人で遊んでいたのですが、大人数でも遊べることがわかってからは親戚で集まったときに子どもが自分から誘うようになりました。
負けると怒ったり、ズルをしようとするときもありましたが、負けた経験から次はがんばろうと思って人が引くカードをよく見るようになりました」(小1、4歳のママ)
「同じ大きさの少し固めの紙を10枚ぐらい準備して、そこに絵を5種類2枚ずつ描いて神経衰弱しています。一緒に作ったのがうれしかったのか、ずっと大切に遊んでいました」(小4、小2のママ)
トランプやカルタなどカードゲームにもさまざまな種類があります。同じ絵柄を探す神経衰弱は、2、3歳でも楽しめるでしょう。子どもの好きなキャラクターや食べ物、動物など身近な題材を選ぶと興味を持ちやすいかもしれません。
2歳や3歳の幼児が楽しめる外遊びにはどのようなものがあるでしょうか。
「芝すべりのそりにママやパパがいっしょに乗ったり、子どもが乗ってママやパパが引っ張って遊んでいます。そりの持ち手から手を離さないこと伝え、子どものバランスを見て引っ張るスピードや方向を調整します」(2歳児のママ)
そり遊びのできる公園もありますよね。筆者が働いていた幼稚園では、遠足のときにも、子どもたちは段ボールをそりにして芝生の丘をすべって遊ぶことが大好きでした。
「3歳のときにペダルなしの自転車で遊び始めました。公園でママが手伝いながら遊んでいると、同じようにペダルなしの自転車を練習しているお友だちがいて、そのパパにアドバイスをもらうと乗れるようになりました」(小1、4歳のママ)
2歳くらいになると、ペダルなしの自転車に挑戦しているという子が複数いました。「スピードが出たら足をあげるんだよ」と伝えてコツをつかむと、走っている感覚が楽しくなり、バランスも上手にとれるようになってきたという子もいるようです。
幼稚園ではこのようなことに気をつけていました。
クレヨンや絵の具などを使うときには机に新聞紙を広げるなど机に間違えて描いてしまわないように配慮が必要でしょう。家で小麦粘土をして遊んだママからは「小麦粘土がポロポロ家中に落ちて掃除が大変でした」という声もあったので遊ぶ場所を決めたり床に新聞紙を敷いたりしたいですね。
幼稚園でも絵を描くときは机に新聞紙を貼りつけ、絵の具を使うときには机の下にレジャーシートを必ず敷いていました。「絵を描くときはこの机の上だけ」や「この部屋だけで遊ぶようにしようね」など前もって声をかけておくことが大切かもしれませんね。
マンションなど集合住宅に住んでいると、子どもが走ったりジャンプをしたときの音が隣人に響いて迷惑にならないか心配しているママもいるようです。
「大きな段ボールで荷物が届いたときに電車を作って遊びたかったのですが、音が響いてしまうのが心配だったので家を作ってごっこ遊びにしました」というママの声もありました。公園などでできそうなら外で遊ぶなど、隣人に配慮したいですね。
外で遊ぶときは車など、室内以上に注意が必要かもしれません。どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。
公園で遊ぶときには道路に出てしまわないように、山登りでは傾斜や岩場などから足を踏み外して落ちてしまわないように注意が必要です。
室内で遊ぶとき以上にママやパパが子どもから目を離さないように注意が必要でしょう。
新しい遊具に挑戦するときにはパパが見本を見せるなどの工夫ができたらよいでしょう。
幼稚園でも2人以上の先生がついて挑戦するようにしていました。
ペダルなし自転車やそりで遊ぶときは特に周りの人に気をつけることが大切でしょう。
「ペダルなし自転車で遊ぶときは、朝早めの人がいない時間帯を狙って公園に行くようにしていました」というママもいました。
幼児が外遊びをするときは、ケガをしないようにママやパパが場所や時間帯を考えて、安全管理を意識するとよさそうです。
2歳や3歳頃になると、ママやパパが遊び方を伝えたり、いっしょに遊びながら子どもが困っていることや難しいところをサポートしながら遊ぶことが大切でしょう。
子どもの興味を大事に幼児が楽しめる遊びをママやパパもいっしょに楽しんでお気に入りの遊びを見つけてみてはいかかでしょうか。
2018年05月04日
子どもの運動神経について考えるご家庭は多いと思います。運動をしないと肥満につながるだけでなく、脳の発達や子どもの発育に影響があることをご存じでしょうか。今回の記事では子どもの運動能力を身につける方法について「ゴールデンエイジ」を軸に、専門家に詳しいお話を伺いました。
株式会社ニューバランス ジャパン
PR
子どもにはめいっぱい体を動かし、健やかに成長して欲しいもの。しかし小学校入学を機に、運動に対する苦手意識が芽生えて、体を動かすことから離れていってしまう子もいます。そんな子どもたちに、体を動かす楽しさを継続させるためにできることとは?
株式会社ニューバランス ジャパン
PR
子どもの「運動神経」を伸ばしたいと考えているママやパパは多いのではないでしょうか。両親共に運動が苦手な場合、子どもも似てしまうのでは、と悩むこともあるかもしれませんが、実は運動神経は鍛え方次第で伸ばすことができます。今回は、子どもの運動神経について伸び始めるのはいつからか、運動神経が良い子どもの特徴から運動神経の伸ばし方、年齢別におすすめの遊びや運動をご紹介します。
齊藤邦秀(スポーツトレーナー・フィットネストレーナー)
予測不可能な今の時代、主体性や自ら考え行動することが求められています。AI時代を生き抜くために必要な力はどのように育まれるのでしょうか。今回の記事では子どもの成長や発達に長年携わってきた専門家を迎え、実際の家族の体験レポートをもとにこれからの子育てを紐解きます。
本田技研工業株式会社
PR
子どもの足の成長と靴選びには深い関わりがあることをご存知でしょうか。今回の記事では「足育」の専門家である玉島先生に、成長期の子どもに合った靴選びや靴の履き方について詳しいお話を伺いました。
キーン・ジャパン合同会社
PR
これまでKIDSNASTYLEでは「知的好奇心」や「自己肯定感」を育む【外育】の効果について様々な記事で取り上げてきましたが、今回はそんな【外育】にぴったりのアイテムをご紹介します。家族でのアウトドアがさらに楽しくなりそうです。
日本エー・アイ・シー株式会社
PR
コロナ禍ということもあり、遠出はしないという家庭もまだまだ多いことが予想される今年の連休。今回は、なんとなくダラダラと過ごしているうちに終わってしまった…とならないために、子どもを外に連れ出したくなる記事をまとめてご紹介。“外育”のメリットを知り、家族で遊びながら学べる記事をセレクトしました。
寒い冬でも元気に外で遊ぶのが好きな子どももいれば、あたたかい家から出たがらない子どももいるかもしれません。ママ・パパとしては、思い切り身体を動かして、元気に冬を乗り越えてくれたらよいですよね。今回は、たくさん動いて身体がポカポカになりそうな、子どもが喜ぶ外遊び用のおもちゃを集めてみました。
子どもは外遊びが大好きですよね。外で遊ぶと体をめいっぱい動かすので、ご飯をいつもよりたくさん食べてくれたり、お昼寝や寝かしつけがスムーズだったりと、ママ・パパにとっても嬉しいことが多いですよね。そこで今回は、外遊び用のおもちゃの選び方や、遊び方のポイントについてご紹介します。
いろいろなことが自分でできるようになり、成長を感じる2歳。この時期に、さまざまな遊び方で子どもといっしょに楽しく遊ぶことができるとよいですよね。今回は、ママたちの体験談をもとに、外遊びと室内遊びの遊び方についてご紹介します。
「おうち遊びにはもう飽きた……」そんな元気いっぱいの子どもには外で思い切り体を動かしてほしいですよね。そこで今回は、子どもといっしょに楽しめるアウトドアレジャースポットを集めました。子どもといっしょにおでかけの予定を立ててみては?
幼児と過ごす時間にさまざまな遊びを取り入れて、親子いっしょに楽しみたいママやパパもいるでしょう。今回は、外遊びから室内遊びまで、さまざまな幼児の遊びとおでかけスポットについてご紹介します。