平和とは何かを考えよう。戦争を伝える絵本10選

平和とは何かを考えよう。戦争を伝える絵本10選

原爆の日や終戦記念日など、8月は「戦争」という言葉を目にする機会が増える時期かもしれません。戦争について、子どもに伝える必要があると思っている保護者の中にも、どうすればうまく伝えられるか悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。今回は、戦争と平和について伝えてくれる絵本10選をご紹介します。

平和とは何か問いかける絵本

小さい子どもが戦争を理解するのは難しいことかもしれません。まずは平和がどういうことなのか、さまざまな角度から考えてみましょう。

へいわってすてきだね

へいわってすてきだね
6歳の少年の詩が描かれた、こちらの絵本。その純粋で率直な言葉のひとつひとつが大人の胸にもささる、心あたたまる作品です。

平和であることが当たり前の時代に生きる子どもたちにとって、改めて平和とはどんなことなのかを考えるきっかけになるのではないでしょうか。長谷川義史さんの力強いイラストが平和への感謝と祈りをよりいっそう感じさせます。

The Peace Book ピース・ブック

The Peace Book ピース・ブック
アメリカで平和教育の教材にもなっているこの絵本は、平和とは何なのかをとてもわかりやすく伝えてくれています。

今の私たちにとって日常にあふれている些細なことが、実は平和だったんだと改めて気づかされる大人も多いでしょう。言葉の意味をまだはっきり理解できない小さい子どもでも平和を感じとれるような、カラフルでかわいらしいイラストが魅力です。

世界中のこどもたちが103

世界中のこどもたちが103
103人の絵本作家の平和への思いがひとつになってうまれた作品。それぞれの個性豊かなイラストが集まり、絵本好きの親子にはたまらない一冊です。また、歌がベースとなっているため、歌いながら読める楽しさもあります。

平和を作ろう!という絵本作家のアクションが世界に広がり、平和のもとで世界中の子どもたちが幸せになることを祈らずにはいられません。

おかあさんのいのり

おかあさんのいのり
童謡や詩を数多く手がける武鹿悦子さんと、やわらかい色彩のイラストにファンも多い江頭路子さんによって描かれた、母から子への愛情が胸に響く作品。

自分の子どもがこの先もずっと平和のもとで幸せな人生を歩むようにというメッセージ。母親であれば誰しも同じように思うはずです。万国共通の母親の祈りが静かな文章から力強く伝わってくる一冊です。

戦争の痛みを知る絵本

目をそむけたくなるような痛ましい戦争の情景。子どもたちに伝えるのを躊躇してしまう方もいるかもしれません。ですが、戦争を風化させないためにも、戦争をしないことや平和を大切にすることをきちんと伝えていきましょう。

まちんと

まちんと
赤い色合いの中に、悲しげな表情をうかべる女の子の表紙が印象的なこちらの絵本は、広島の原爆を描いた作品です。

原爆の悲惨さを軸にしながらも、その残酷な情景ではなく、炎の中の小さな女の子に焦点をあてているため、子どもにとっても受け入れやすい内容かもしれません。目をそらしてはいけない事実をやわらかく伝えてくれる、小さい子どもにもおすすめの一冊です。

一つの花

一つの花
食糧難で物資も充分ではない戦争時。「一つだけ」の重みがずっしりと感じられる絵本です。

おかわりが当たり前にできる今、「一つだけちょうだい」という女の子の言葉に、戦争を二度と起こしてはいけないのだと改めて認識させられます。胸が苦しくなるストーリーは、平和のありがたみと命の大切さを、もう一度ていねいに考えるきっかけになるのではないでしょうか。

絵で読む 広島の原爆

絵で読む 広島の原爆
原爆の開発から現在まで、広島の原爆の全体像を描いた科学絵本。

広島で生まれて3歳で被曝をした著者が、生存者の証言をもとに風化させてはならないテーマを多角的に描いています。画家の西村繁男さんの絵は、子どもでもわかりやすいように、当時の原爆の事実を丹念に表現しています。

戦争をくりかえさないことを未来につなぐ絵本

戦争の痛みを感じとるとともに、二度と戦争を起こさせないということを私たちはずっと受け継いでいかなければなりません。そういった強い思いと知恵を子どもたちに与えてくれる絵本を集めました。

オットー 戦火をくぐったテディベア

オットー 戦火をくぐったテディベア
男の子の誕生日プレゼントとして贈られたほんもののテディベア、オットーの目を通して数十年を描いた、奇跡のストーリー。

当時のドイツの状況と戦争の悲惨さがリアルに表現されているのと同時に、変わらない友情と平和の幸せに思わず感動してしまう絵本です。戦争という歴史があったことを忘れずに、平和のありがたさを子どもたちに伝えていきたいですね。

さばくの きょうりゅう

さばくの きょうりゅう
無意味な争いの中のあわれな人間をテーマに、戦争について考える絵本です。

迫力あるイラストが恐竜の大きな涙の意味を私たち読者に切実に語りかけます。戦争がどうして起こるのか、争いの本質をわかりやすく描いているため、戦争を知らない親世代にとっても子どもに伝えやすい内容かもしれません。

なぜ戦争をするのか?六にんの男たち

なぜ戦争をするのか?六にんの男たち
平和をのぞんでいた男たちが、富や権力を追い求め、戦争への道を歩んでしまう姿を描いた寓話絵本。

ストーリーはとてもシンプルですが、それゆえに争いが起こる理由を、読む人によってさまざまな角度から考えられるかもしれません。なぜ戦争をするのか……難しいテーマだからこそ、子どもたちに伝え続けていかなければなりません。
<執筆>KIDSNA編集部
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2021年08月06日

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