2歳児向けのしつけに役立つ絵本。楽しみながら食事のマナーや礼儀を知ろう

絵本選びのポイントや子どもへの伝え方

2歳児向けのしつけに役立つ絵本。楽しみながら食事のマナーや礼儀を知ろう

2歳の子どもに、しつけに関する絵本を用意したいと考えるママやパパもいるかもしれません。しつけに役立つ絵本にはどのようなものがあるのでしょうか。食事や礼儀など絵本のジャンルや選び方、子どもへの伝え方についてママたちの体験談を交えてご紹介します。 

2歳の子どもが楽しく読める絵本を用意しよう

2歳頃になると、話せる言葉が増えてコミュニケーションを楽しめたり、自分でできることが少しずつ増えてくる子どももいるでしょう。

いろいろなことに興味を持ち始める2歳の時期に、しつけに関する絵本を用意したいと考えるママやパパもいるのではないでしょうか。

食事の仕方やあいさつをはじめとした礼儀など、教えたいことがたくさんあるのにうまく伝えられなかったりと、しつけに悩むこともあるかもしれません。

子どもが楽しんで読みながらしつけにつながる絵本を用意したいですね。

2歳の子どもが読むしつけに関する絵本の種類

2歳の子どもに読み聞かせたい、しつけに関する絵本をジャンルごとにご紹介します。


食事

食事
iStock.com/Hiromi Kudo

2歳頃になると、食べ物の好き嫌いが出てきたり、遊び食べをし始めることもあるかもしれません。

食事の楽しさやマナーなどを知ることができる絵本もさまざまあるようです。

野菜や料理がおいしそうに描かれていると「食べてみたい」と思えるきっかけにつながるかもしれません。

ご飯を食べているときの音がリズミカルに表現されている絵本や、料理を作る絵本も楽しいでしょう。


礼儀

おはよう、ありがとう、ごめんなさいなど、あいさつや礼儀を学べる絵本もあります。

感謝の伝え方や、あいさつの大切さ、どこでどのようなあいさつをするのかなど具体的なシチュエーションが描かれていると、子どももわかりやすいかもしれません。


片づけ

子どもに「片づけをしよう!」と声をかけても、なかなか行動に移してくれないこともあるでしょう。

おもちゃの片づけ方法をわかりやすく描いている絵本や、部屋がきれいになると気持ちがよいことを感じられる絵本を読むと、やってみようと思えるかもしれません。

子どもが自ら片づけをするようになるとよいですね。


トイレや歯磨き

2歳頃になると、トイレトレーニングを始めたいと考えるママやパパもいるのではないでしょうか。

かわいい動物のキャラクターや、自分と同年代の子どもががんばってトイレに行っている絵本を読むと、子どももトイレで用を足すイメージが沸きやすいかもしれません。

また、子どもが歯磨きを嫌がることもあるでしょう。

歯磨きをしてから口をゆすぐまでの流れを描いた絵本や、なぜ歯磨きをしなければならないのかなど、理由についてふれている絵本は子どもも理解しやすく、実行しやすいかもしれません。


着替え

子供服
iStock.com/YelenaYemchuk

パンツやズボンを履いたり、ボタンのとめ方について描かれている絵本もさまざまあります。

着替えに関する絵本はトイレトレーニングとも合わせて楽しめるようです。ひとりで着替えるきっかけになるとよいですね。

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しつけに関する絵本選びのポイント

2歳の子どもに読み聞かせる絵本選びのポイントをご紹介します。


ストーリーがある絵本を選ぶ

2歳ごろになると、絵本の簡単なストーリーを理解し始める子どももいるかもしれません。

朝起きてから夜寝るまでの物語や、おもちゃで遊んでから片づけをするまでの流れなど、起承転結が描かれいる絵本はたくさんあります。

どうしてあいさつをするのか、なぜ片づけをしなければならないのかなど、絵本のなかでさまざまな理由が描かれていると、子どもにも伝わりやすいでしょう。


音の響きを楽しめる絵本を選ぶ

ご飯を食べているときの音や、トイレをしているときの音などがリズミカルな言葉で表現されていると、2歳の子どもも覚えやすく、楽しんで読めるでしょう。

例えば、歯磨きが苦手な場合は、歯磨きについて描かれている絵本の文章を歌うように読むと、子どもも気持ちを切り替えて楽しめるかもしれません。


2歳くらいの子どもが出てくる絵本を選ぶ

絵本の登場人物の影響を受けて、真似をする子どももいるでしょう。

食べ物の好き嫌いがある子や、片づけや歯磨きをしたくない子など、自分と同じような気持ちを抱えている2歳頃の子どもが絵本のなかで描かれていると、自分もがんばろうと思うきっかけになるかもしれません。

絵本を読んだあとの反応や子どもへの伝え方

2歳の子どもへの伝え方や、しつけに関する絵本を読み聞かせたあとの子どもの反応についてママたちに聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

動物のキャラクターが、がんばってトイレに行く絵本を子どもに読み聞かせていました。子どものモチベーションを高められるように『あの子もがんばっていたからトイレ行ってみよう!』と声をかけていました。

20代ママ
20代ママ

ご飯を食べる前に『〇〇ちゃんはご飯を食べる前に手を洗っていたね、洗いに行こうか』と、子どもが絵本の内容を思い出せるように伝えています。

30代ママ
30代ママ

野菜の好き嫌いがあったとき、トマトが主役の絵本を読み聞かせると興味が沸いたのか、トマトを食べてくれました。そのときは私がトマトになりかわって『食べてくれてありがとう!』と子どもにお礼を言いました。

しつけに関する絵本を通して、子どもとコミュニケーションを取っているママたちの声がありました。

絵本の内容を話題に出しながら、子どもに伝えられるとよいでしょう。

しつけに関する絵本を用意して子育てを楽しもう

絵本を読む男の子
iStock.com/kohei_hara

2歳の子どもが楽しめるしつけに関する絵本はたくさんあります。食事や礼儀など、読み聞かせたい内容を考えて絵本を選びましょう。

しつけに役立つ絵本が数冊セットになったものを用意したというママもいました。

教えたいことがたくさんあって伝え方に迷ったら、子どもがお気に入りの絵本を用意して、楽しみながら生活習慣を身につけられるとよいですね。

2019.09.27

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