年末年始の帰省先は、3世代が集まる貴重な機会。せっかくなので、お正月ならではの昔遊びを楽しんでみませんか。おじいちゃん・おばあちゃんの力も借りて、昔ながらの遊びを子どもたちに伝えましょう。
ふだんは忙しくてなかなか顔をそろえられなくても、年末年始は別ですよね。大人はなにかと忙しいですが、子どもはいつもと違う環境にワクワクしているはず。
せっかくの帰省の機会、おじいちゃん・おばあちゃんも一緒に誘って、お正月ならではの昔遊びを楽しんでみませんか。
お正月にぴったりの昔遊びとはどんなものがあるのでしょうか。若いご両親の場合、もしかしたらご自身もやったことがない遊びもあるかもしれませんね。それぞれの意味や由来も合わせてご紹介していきます。
まずは、お正月の歌にも登場するたこあげです。由来は諸説ありますが、その年の厄除け祈願という意味合いが強いようです。
たこは大きく分けると、和紙と竹で作られた「和凧」と、ビニール製などの「洋凧(カイト)」があります。筆者が子どものころは、「奴凧(やっこだこ)」が多かったような記憶があります。また、小学校で作ったりもしました。
どれだけ長くあげていられるかを競ったり、高さを競ったり、たこ同士をぶつけ合ったり、いろんな遊び方があります。まずは、子どもが糸巻きを持ち、大人がたこを持って一定の距離を保っていっしょに風上に向かって走ります。たこを離すタイミングはもちろん、あげるのがまず難しいですね。
親子の共同作業、おじいちゃん・おばあちゃんの知恵も借りてみんなで楽しみましょう。
コマは、奈良時代のころに日本に伝わりましたが、生まれたのは何と4千年も前なんですね。仕事や頭が「回る」とする、縁起のいい遊びです。
簡単なのは、指でひねって回したり、軸を両手でもって手のひらですり合わせて回したりする方法ですね。ひもを巻き付けて回す場合は、軸に巻き付けたり、胴体に巻き付けたりと、おじいちゃんにやり方を伝授してもらうのもいいですね。
どれだけ長く回せるかを競ったり、コマ同士をぶつけあったり、個人技もいろいろありますので、ぜひ挑戦してみてください。
厄除けの羽子板で無病息災の羽根をつき合い、その年の厄払いをする遊びです。長くつき合うのが本来の遊び方。失敗したら罰ゲームとして顔に墨を塗るというイメージがありますが、実はこれは魔除けの意味を持っています。
数え歌を歌いながら羽根をつき合って遊びますが、豪華な観賞用の羽子板もあります。
福笑いも「笑う門には福来る」という縁起がいい遊び。のっぺらぼうのおかめやひょっとこが書かれた紙の上に、目・鼻・口などの顔のパーツを置いていきます。目隠しをして行うので、けっこう真剣に取り組んで笑わせる気はないのにできあがった顔に笑ってしまうという、ほのぼのした遊びです。
最近は、台紙やパーツをダウンロードして作れるので、子どもと一緒に作っても楽しいですね。
かるたは、子どもが夜起きていても許されるお正月によく遊ばれてきました。
大きく分けると、ことわざが覚えられる「いろはかるた」と百人の和歌集からできた「百人一首」があります。最近は、キャラクターものや、オリジナルを作れる無地のかるたもありますので、子どもに合ったものを探してみてもいいですね。
百人一首を使った「坊主めくり」は、字が読めない小さいお子さんでも楽しめるシンプルな遊び。ルールを知らないなら、おじいちゃん・おばあちゃんに教えてもらうといいですね。
けん玉の発祥は、フランス・ギリシャ・中国と諸説あります。日本に伝わった江戸時代のころは、持ち手が鹿の角でできていたそうです。
基本的には、大中小の皿に玉を乗せたり、けん先に玉をさしたりして遊びますが、玉の方を持ったり、皿胴に乗せたリ、技を組み合わせた日本一周、世界一周などたくさんの技があります。
幼稚園や保育園、小学校の「昔あそび」でも取り組むので、せっかくの帰省の機会におじいちゃんにコツを伝授してもらうといいですね。
最近は核家族が増えたり、近所づきあいが減るなど地域の大人とふれあう機会が減っているので、帰省は貴重な機会。ぜひ3世代でお正月ならではの遊びを楽しんでくださいね。
子どもにとって特別な思い出になるはずです。
2018年12月01日
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