アルバイトやパートで働く人も条件を満たせば勤め先の社会保険に加入できるのをご存知ですか?フルタイム勤務などをしているママの中には、労働時間などの条件や加入する利点を知りたい人もいるかもしれません。今回は厚生労働省の資料を元に加入条件を調査し、周りの働くママに社会保険加入の有無を聞きました。
アルバイトやパートで働くママの中には、正社員と同様フルタイム勤務をしていたり、それに近い時間で働いている人もいますよね。
労働時間が長い場合など、社会保険の加入について詳しく知りたい場合もあるかもしれません。
社会保険とは何か、詳しい加入条件などを厚生労働省の資料を参考にご紹介します。
社会保険とは、さまざまなリスクに備えて人々が予めお金を出しあい、もしものときに必要なお金やサービスを支給する制度です。
「健康保険」「年金保険(国民年金)(厚生年金)」「雇用保険」「労災保険」「介護保険」の総称が社会保険となりますが、正社員やアルバイトなどの働き方に関する話題では、「健康保険」と「厚生年金」の2つを合わせて社会保険と呼ぶ場合もあるようです。
健康保険や年金保険とはどのような制度なのでしょう。アルバイトなどで働く際に気にしておきたい基本的な内容をご紹介します。
健康保険とは働いている人やその家族が病気やけが、出産をしたときなどに医療費給付や手当金が支給される制度です。自営業者の場合「国民健康保険」に加入しますが、会社務めの正社員や条件を満たしたパートやアルバイトの人は、その会社が加入している健康保険組合などに加入することになります。
厚生年金保険は加入している人が高齢で働けなくなった場合などに給付される制度です。自営業者の場合「国民年金」のみの加入となりますが、会社員や条件を満たしたアルバイトの人などは、「厚生年金」にも合わせて加入することになるようです。
アルバイトやパートとして働いている場合、勤め先の社会保険には加入できるのでしょうか。具体的な条件と加入した場合の利点を調査しました。
社会保険の加入するには以下の条件を満たす必要があるようです。
1.1週間あたりの決まった労働時間が20時間以上であること
2.1カ月あたりの決まった賃金が88000円以上であること
3.雇用期間の見込みが1年以上であること
4.学生でないこと
務めている会社の従業員が501人以上の場合、上記4つの条件を満たせば社会保険への加入が義務付けられています。従業員数が501人以下でも、労使の合意がなされていれば加入対象となるようです。
1週間あたりの決まった労働時間とは、残業は含めず予め決まった労働時間を意味します。例えば1日8時間でフルタイム勤務をしている場合、1週間あたりの労働時間は40時間です。その他の条件が満たされていれば社会保険へ加入となるようです。
雇用契約書の内容や労働条件は人それぞれ異なります。気になる方は契約書を確認したり、会社の窓口に相談してみてはいかがでしょうか。
アルバイトやパートの人が社会保険に加入すると、主に将来もらえる年金が増え、健康保険の給付が充実する利点があるようです。
例えば国民年金を自分で払っている自営業の人や、夫の扶養内でアルバイトで働いているママなどは、将来もらえる年金は基礎年金のみとなります。しかし自分で会社の社会保険に入ってる場合、基礎年金に加え厚生年金も受け取ることが可能です。
勤め先の健康保険に入っている場合も同様で、国民健康保険と比べより多くの医療給付を受けられる可能性があります。産休中は「出産手当金」が支給され、加入している健康保険によっては「出産育児一時金付加金」として出産育児一時金の42万円にプラスしてお金を受け取れる場合もあるようです。病気やケガで働けない場合は「傷病手当金」が支給されるようなので、気になる方は勤め先の健康保険の内容について確認してみてはいかがでしょう。
保険料は勤め先との折半となります。自営業をしている場合は保険料を抑えられる可能性もあるので、覚えておけるとよさそうですね。
アルバイトやパートであっても一定条件を満たすと社会保険への加入が義務付けられています。ただパートなどは労働時間を自分で選びやすい立場なので、加入の有無は人それぞれ異なるようです。アルバイトやパートとして働くママたちに、勤め先で社会保険に加入しているかどうか伺いました。
勤め先の社会保険に加入しているママからは、補助金や給付金などがうれしいと言う声が聞かれました。フルタイム勤務で働きたい場合、アルバイトなどの社会保険はどうなっているかを予め確認してみてもよいかもしれませんね。
勤め先の社会保険に加入していないママたちからは、子育て中は労働時間を短く抑えたいという声が聞かれました。社会保険への加入に迷ったら、現在加入している健康保険と勤め先の社会保険の充実さを比べてみるのもよいでしょう。
アルバイトやパートが社会保険に加入するとさまざまな利点があるようですが、労働時間を選びやすいため加入の有無は人それぞれ異なります。
社会保険の内容や条件を確認し、フルタイム勤務をするかどうかなど自分に合った働き方を見つけてみてはいかがでしょうか。
2019年12月11日
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