【体験談】介護士や保育士の仕事。妊婦の場合はいつまで働く?期間や注意点など

【体験談】介護士や保育士の仕事。妊婦の場合はいつまで働く?期間や注意点など

妊娠がわかったらいつまで働くか悩む方のいるのではないでしょうか。今回の記事では介護福祉士として働いていた筆者が、介護士と保育士にスポットを当て、妊婦がいつまで働くのか、いつまで働けるのか、どのようなことに気を付けていたかを体験談と共に紹介します。

妊婦になってからいつまで働いたのか?

介護士や保育士のママたちは妊娠中何カ月まで働いていたのかをアンケートしてみました。また、続けよう、辞めようと思った理由についても聞いてみました。


介護士の妊婦さん

「妊娠8カ月まで続けた。妊婦になっても働けるなら働きたいと思った。仕事が好きなのですぐにやめるという選択肢はなかったです」(介護士歴6年)

「妊娠5カ月で辞めた。つわりがひどく通勤もきつくなったため辞めざるを得なかったです」(介護士歴2年)

介護の仕事にやりがいを感じ、無理のない範囲で続けたいと思うママや、つわりなどの事情で辞めなくてはならない妊婦さん、両方のパターンがあるようです。また妊娠報告は現場との兼ね合いを考え、早めがよいのでは、と考える妊婦さんが多くいるようです。


保育士の妊婦さん

「妊娠9カ月まで働いた。仕事の都合もあったが特に大きなトラブルがなかったため産休まで働けました」(保育士歴10年) 

「妊娠6カ月まで続けた。ちょうど持っていたクラスが卒園するタイミングで辞めました」(保育士歴6年)
 
産休を取って続けるママ、また仕事のタイミングなどいろいろな状況に応じて働く期間変わるようです。

仕事でのトラブルや困ったこと

介護士
kazoka/Shutterstock.com

仕事を続けて行く中でどのようなことで困ったかや、トラブルなどについても聞いてみました。


周りの気遣いに気が引ける

介護士、保育士ともに体を使う仕事が多いため、周りが妊婦として気を使ってくれることで助かることもあるようです。気遣いをありがたいと思う反面、申し訳ないなと思ってしまうという声もありました。妊娠中は普段と違う身体のトラブルが起こることもあるかもしれません。

そんなときに相談しやすい環境を整えておくことも大切かもしれませんね。


風邪やインフルエンザなど感染症

風邪やインフルエンザなど、さまざまな感染症が流行ることがあるかもしれません。妊娠期間に風邪やインフルエンザなどが保育園や施設で流行した場合などのリスクを心配する妊婦もいるようです。妊娠期間も働くことを考えてる妊婦さんにとって、心配ごとのひとつかもしれませんね。


身体への負担

介護士では入浴介助や移乗介助という車いすから椅子やベットなどへの移動の介助など、身体への負担を気にしていたという妊婦さんがいました。妊婦ではなくても腰や背中、足など身体に負担が掛かりやすい動作があるので、妊娠中は特に気になる点なのかもしれません。保育士の仕事では、急に子どもがお腹に抱きついてきたり、乗ってくるなどの心配をする妊婦の方が多いようです。

相手が子どもや高齢者だと、ついつい無理をしてしまう場合もあるようです。介護士や保育士妊婦は身体への負担とは別に周りからの気遣いなどに気持ち的な負担も抱えることもあるようです。ときには周りに頼って仕事をするのもよいかもしれません。

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自分で気を付けていたこと

介護士、保育士の妊婦の方は妊娠中に働くうえでどのようなことに気を付けていたのか聞いてみました。


マスク、うがい、手洗い、消毒

どの職場もそうなのかもしれませんが介護士や保育士は特にマスク着用、手洗い、うがい、消毒の徹底をしていたという妊婦が多くいました。妊娠中という普段とは違う体調の中で感染症への予防を徹底し、自分自身で体調を管理していた妊婦が多いのかもしれません。風邪やインフルエンザなど感染症に普段より気を付け妊娠期間を過ごしたいですね。


身体に負担がある動作を減らしてもらう

介護士では主に、妊娠期間は夜勤を減らすもしくは、夜勤から外してもらうといったように勤務形態を変更してもらったり、入浴介助や移乗介助などは2人対応にしてもらい、足など軽いほうの介助に回るなどの負担軽減をしてもらったというママがいました。一方、保育士は重い机を運んだり走ったりなどの身体の負担になりそうな仕事を変わってもらえるように配慮してもらったなどの話が聞けました。

身体に負担がかかると妊婦さん自身が感じるような仕事は、職場の配慮に少し頼ってみてもよいかもしれません。仕事を変わってもらうことで周りの人に悪いなと感じる妊婦さんもいるようですが、その代わりにできることをやることで周りの人も理解をしてくれたと感じる人も多いようです。


少しでも体調の変化があったら報告

妊婦になり眠気が増してどうにもならなかったときに、上司に正直に話し横になる時間をもらったり、休ませてもらうなど少しでも体調に変化があったらすぐに報告、相談をするように心がけている介護士や保育士の妊婦さんが多いようです。

筆者も妊娠中ではありませんでしたが介護士として働いていたとき、妊婦の介護士もいました。無理をせず小さな体調変化などでも気兼ねなく相談してくれることで、負担の少ない仕事をこなしてもらうなど臨機応変に対応出来てこちらも働きやすくなることもありました。

無理のない仕事で楽しい妊婦生活を

看護師
takayuki/Shutterstock.com

介護士や保育士として妊婦になっても働き続けるのは、身体や気持ちなどで大変な場合もあるかもしれません。できること、できないことを職場で話し合いはっきりと仕事仲間に伝えることも大事なのではないでしょうか。

いつまで働くのか、働ける期間などを職場や家族とよく相談し、体調の変化や職場に合わせて無理のない働き方ができたらよいですね。

2018.01.19

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