パートで働く場合の住民税はいくらなのか気になっている方もいるかもしれません。今回の記事では、住民税とはどういうものなのか、特別徴収や普通徴収での支払いや確定申告は必要になるのか、収入によって非課税になることもあるのかなどについて、国税庁や財務省などの資料とママたちの体験談を交えてご紹介します。
パートなどで収入を得ている方の中には、住民税はいくらから課税されるのか、確定申告の必要があるのかなど、気になっていることもあるのではないでしょうか。
国税庁のホームページによると、通常パート収入が100万円以下だと住民税はかからないようです。
住民税は地方の税金のひとつとされており、その地域に住む人たちが地域社会の費用を分担するもので、「市町村民税」と「都道府県民税」があるそうです。これは市区町村や都道府県によって提供される教育、福祉、消防、救急、ごみ処理といったサービスをまかなうためのお金となるようです。
所得税と違い、市区町村や都道府県によって税額などに違いがあるかもしれません。課税の対象になる期間については、所得税は現年(その年)の所得に対して課税され、住民税は前年中(前の年の1月1日から12月31日)の所得に対して課税されるといった違いもあるようです。
また住んでいる市区町村によっては収入が100万円以下でも均等割の住民税がかかることがあるかもしれません。パートの収入が非課税になるかどうかは市区町村の窓口で確認するとよさそうです。
パートで働く場合の住民税の支払い方法はどのようになっているのでしょう。財務省や総務省、国税庁などのホームページに記載されていることをまとめてみました。
パートで働くと住民税はいくらかかるのでしょう。対象や税額、申告方法についてまとめてみました。東京都葛飾区の場合を例にご紹介します。
葛飾区のホームページによると、その年の1月1日現在で区内に住所があり、前年中に所得があった方は課税の対象となるようです。また、区内に住所がなくても事務所、事業所、家屋敷などを所有している場合も課税の対象となるとされています。
申告が必要な方は課税の対象になっている方ですが、前年中に所得がなかった場合も、課税、非課税証明が必要となる方は申告をするとよいようです。
申告が必要でない方は、税務署に所得税の確定申告をされた方、前年中の収入が給与のみで、勤務先から給与支払い報告が葛飾区に提出されている方などのようです。なお、申告の期限は毎年2月中旬から3月中旬までに行われているそうです。詳しくは国税庁の確定申告に関するページを参考にするとよいでしょう。
住民税については住んでいる自治体によって異なるので、確認するようにしましょう。
ママたちに、パートをする際に収入と住民税に関して考えて置きたいことについて聞いてみました。
「住民税は所得税と違い、税金のかかる期間が前の年の1年間になると聞きました。また、1年間の所得が100万円までは非課税で100万円を超えると住民税の支払い義務があると聞いたので、毎年の収入がいくらになるか確認するようにしています」(40代ママ)
「今年に入って仕事を変えたのですが、次の職場に勤めるまで半年程度時間があき、その間は住民税を普通徴収で納めていました。新しい職場で住民税の今後の支払いがどうなるのかを確認しました」(30代ママ)
住民税の支払いが必要になることを考えて、前年の収入がいくらかや、職場での住民税の支払いの方法について確認したというママもいました。詳しく知りたい場合は、会社の担当部署に確認してみたり、お住まいの自治体に相談してみるとよいかもしれません。
パートで働くときには所得がいくらまでなら住民税が非課税になるのかも考えるとよいかもしれません。住民税の支払い方法には個人で行う普通徴収や給与から引かれる特別徴収があるようなので、確定申告が必要になるのかなどもあわせて確認するとよさそうです。
※記事内で使用している参照内容は、2018年12月25日時点で作成した記事になります。
2019年01月07日
新たな年を迎え、仕事やプライベートにおいて「新たなことに挑戦したい」と考える方も多いだろう。しかし、日本で子育てしながら働くには、まだまださまざまなハードルがある。そこで今回は、これからの働き方をあらためて考え直すヒントとなるさまざまな女性の働き方、仕事観をあらためてご紹介する。
産後の仕事復帰を考えるとき、いつから復帰するかや働き方などに悩む方もいるのではないでしょうか。ときには、仕事に復帰することが不安になることもあるかもしれません。今回は、産後に仕事復帰するタイミングの目安、仕事復帰後の仕事の選び方、仕事復帰で不安なこと、育休中にもらえる給付金などについてまとめました。
収入や自分のスキルアップのために、ダブルワークをしたいと考える方もいるでしょう。また、政府による働き方改革によって関心をもった方もいるかもしれません。そもそもダブルワークとは何なのか、ダブルワークをするためにおさえておきたい法律や税金などの制度、ダブルワークを上手にするポイントなどをご紹介します。
出産・育児がひと段落し「もう一度働きたい」と思っている女性も多いのではないでしょうか。今回は「家事や育児のスキマ時間に働きたい」を叶える、単日・短時間に特化した求人アプリ「ワンデイワーク」をご紹介!実際にKIDSNA読者のママに体験してもらいました。
株式会社ワンデイワーク
PR
育児と仕事の両立を考えるママのなかには、時短勤務とはどのような制度なのかや、時短正社員とパートの違いについて気になる方もいるかもしれません。今回は、時短勤務の内容と、ママたちの時短勤務での働き方や時短勤務は延長できるかなどの他に、時短勤務で働くときに意識したことについてご紹介します。
共働きをしているママやパパのなかには、家事や仕事、育児との両立が辛いと感じることや、家事が思い通りに進まないと感じている方がいるかもしれません。今回は、共働き家庭でのよさや家事の負担を減らす工夫などについて、体験談を交えて紹介します。
育休中に受けられる育児休業給付金という手当について気になるママやパパは多いのではないでしょうか。誰でも受給することができるのか、支給額や支給日、また年末調整の際に控除を受けられるか知りたい方もいるでしょう。今回は、育児休業給付金と育休中の年末調整について紹介します。
パートの契約更新の時期が近づくと、面談はいつ頃行われるのかや条件変更について気になる方もいるのではないでしょうか。契約更新されないときや更新しないときの対応などを含め、パートの契約更新の流れと更新の時期に意識したことなどについて紹介します。
ママやパパが退職したら保育園の利用はどうなるのでしょう。働き方を見直したい方の中には、退職前後で何をする必要があるのか知りたい場合もありますよね。今回は周りのママの声を参考に、退職理由や保育園を継続利用するために行った手続きについてご紹介します。
共働きで子どもを保育園に通わせたいと考えるママやパパもいるでしょう。幼稚園ではなく保育園を選んだ理由や、子どもが保育園に通うときにパパと決めたことなどを、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
パートのフルタイム勤務について気になっているママもいるかもしれません。月収や給料、働く時間以外に何が変わるのか知りたい場合もあるでしょう。今回は厚生労働省の資料を参考に、社会保険や有給の変化について調査しました。パートやフルタイムの意味とあわせご紹介します。
保育園や幼稚園を利用するとき、専業主婦の頃より子どもと家ですごす時間が少ないことや、子育てを保育園任せにしているのではないかと悩みをもつ方もいるかもしれません。今回は、子どもをいつから保育園に預けているのかや悩んだときに行なったことの他、保育園へ預けながらの子育てで意識したことについてお伝えします。