出産後にワーキングママとして子育てと仕事の日々を奮闘しているなかで、なかなか両立がうまく行かずストレスで辛い、限界と感じることはないでしょうか。実際に両立をしているママたちの体験談を元に対策方法について調べてみました。
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なぜ、子育てと仕事を両立させることにストレスを感じたり、辛いと思ってしまったりするのでしょうか。その理由について考えてみました。
仕事をしている場合には、保育園や幼稚園などの預け先が必要になってくる場合が多いです。
集団生活をしていると、どうしても病気が流行り子どもが熱を出して頻繁にお迎えに行くこともあります。作業中の仕事があっても途中で止めなければならず自宅で作業しようと思っても、看病などで仕事ができないこともあります。
子育てをしながらの仕事は、自分のスケジュールだけで進められないこともストレスの要因のひとつではないでしょうか。
仕事をしていると、保育園や幼稚園に預けている間の成長は、目で見ることはできません。また時間も限られるので子どもと過ごす時間も短くなってしまうこともあります。お迎えに行ったときの先生からの話などから、自分の知らない子どもの成長を聞くと驚きながらも、少し寂しいこともあるでしょう。
「子どもがトイレトレーニングを始めた頃、自宅で時間があるときはいっしょに頑張っていましたが、なかなか余裕がなく付き合ってあげることができませんでした。ある日迎えに行くと、先生がすごい笑顔で“今日初めてトイレでおしっこができました!”と報告してくれたんです。子どもの成長に嬉しく思いながらも、初めてを逃してしまったことに切なさを感じました。子どもにも、ママがいなくてごめんねと思ってしまいました」
仕事がある朝は、まず起きたら子どものご飯や着替え、合間に自分の用意をしてバタバタしながら家を出て、子どもを送りだしたら自分はすぐ会社に向かうというワーキングママもいらっしゃるのではないでしょうか。
会社に着いたら自分の仕事に追われ、気がついたらお迎えの時間になり、急いで仕事を切り上げて、今度はお迎えに走ります。
家に帰っても休む暇もなく、晩御飯やお風呂、寝かしつけた後には明日の準備や家事などフル稼働。休日は子どもが一日家にいるので、平日に手が回らなかった家事と子どもの相手で、ママは休む暇がなかなか取れないのではないでしょうか。ゆっくりとひと息つける、自分だけの時間が持てないのもストレスの原因のひとつかもしれません。
では、上記のようにストレスや限界を感じてしまう場合の対策としては何があるのでしょうか。
ストレスを軽減するためには、今までのやり方を少し変えてみる必要があります。子どもを急に成長させたり、絶対に病気にならないようにとはできないので、働き方を変えてみるのもひとつの手かもしれません。
元の職場に復帰する際に、フルタイムにこだわらないことも大切です。会社によっては時短制度や、社員ではなくパートとして戻るなど、選択肢を与えてくれることもあります。仕事と子育てのバランスを考え直す、よいきっかけになるのではないでしょうか。
女性が働くことが当たり前になってきている昨今では、女性の産休や育休、復帰に関して手厚くサポートしてくれる職場も増えてきています。子どもの病気や怪我などの急な遅刻や早退にも、仕事に支障が出ないよう対応してくれる職場もあるのです。例えばチームを組み、他の人でもサポートしやすい体制を作っているところもあります。
仕事の種類によっては、家にいながら作業できる在宅ワークもあります。家で作業できるので、家事を同時進行させたり子どものお迎えにもすぐ対応しやすいということもあるようです。
「平日子どもが保育園に行っている間に、在宅ワークをしています。自分の空いている時間にできる業務なので、急なお迎えにも対応できます。朝にやり切れなかった家事を、子どもを送り出してから仕事をするまでの間にできるのも魅力です」
子育てと仕事をストレスなく両立させるためには、ママ自身の考え方を変えてみるのもひとつの手かもしれません。
子育て、仕事の両方に100%の力を注ぎたい気持ちはわかりますが、ママの体はひとつしかないのですべてに全力だと、どこかで無理が出てしまうかもしれません。長い間両立をしていくためには、ママの体と心の健康が何よりも大事。肩の力を少し抜いてみるのもよいかもしれません。家事を少し休んで、リラックスして子どもと過ごしてみてもよいでしょう。
子育ても仕事も、全部ひとりでこなそうと思っていませんか?できることなら、たまにはパパや両親など、家族に甘えてみるのもひとつの手です。嬉しいことを共有するだけでなく、家族だからこそ、大変なことをいっしょに乗り越えていけたらよいですよね。
仕事と子育て、家事をこなすママにとって、効率のよさを追求するため大切なのは優先順位を決めることではないでしょうか。仕事が一番の日、子どもが一番の日など、順位を日によって変えるのもひとつの手。優先順位を決めて行動をすることで、気持ちがすっきり整理できるかもしれませんね。
「いつもは子どもを迎えに行ってから、いっしょに買い物に行っていましたが、どうしても体力的にきついなと感じたとき、母に迎えを頼みました。子どもは珍しいばあばのお迎えに喜び、私もゆっくりひとりで買い物ができました。その日からたまに母や主人に甘えさせてもらい、買い物の時間だけは息抜きにさせてもらっています」
子どもは大人の思う通りに動くことはできません。大切な仕事があるからといって、子どもが絶対に風邪を引かないようにするのはなかなか難しいでしょう。「辛い」とストレスを感じ、身体が限界を迎えてしまう前に、ママの心や体が健康でないと、子どもと笑顔で過ごせなくなってしまいます。健康でいられることを前提にして、仕事と子育ての両立の方法や考え方を少し変えてみると、新しいやり方が発見できるかもしれませんね。
2017年11月02日
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