生後4カ月頃は首がすわり、あやすと笑うなど、赤ちゃんの反応も増える時期でしょう。母乳育児をするママたちの中には、添い乳をしているという方もいるかもしれません。今回は、生後4カ月頃の赤ちゃんの添い乳について、ママたちの体験談を交えながら、添い乳のコツや注意点などをご紹介します。
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母乳育児を行ったママたちの中には添い乳経験者も多いでしょう。あるいは、現在添い乳をしているというママもいるかもしれません。
生後4カ月頃になると、首がすわる赤ちゃんもいるでしょう。首がすわる前と後では、添い乳をする方法や使用するアイテムも違ってくるようです。
添い乳とは、ママと赤ちゃんが体を横たえたまま授乳を行う姿勢のことです。横になったまま授乳ができるため、ママの体も疲れにくいようです。添い乳は授乳時の体勢もくずれにくく、抱っこをして授乳するママたちも、添い乳と併用することで体の疲れを軽減できるかもしれません。
生後4カ月頃は、動きが活発になってきても、自由に動き回ることができない赤ちゃんもいるでしょう。赤ちゃんに安全に添い乳するためにも、頭に入れておきたい注意点をまとめました。
添い乳するときは、赤ちゃんを窒息させないように気をつけることが大切です。
夜間に授乳するときなどは、ママも眠い状態で添い乳を行うことがあるでしょう。知らないうちに寝てしまい、赤ちゃんに覆いかぶさってしまうことがないように十分に気をつけたいですね。
添い乳をして、赤ちゃんとママがいっしょのベッドで添い寝する場合は、環境面にも配慮しましょう。
ママが気づかないうちに、赤ちゃんがベッドの端に寄ってしまい転落したり、ベッドと壁の間に挟まってしまうことがないように、添い乳している間は赤ちゃんを見守り、授乳が終わるとベビーベッドなどに移して寝かせると安心かもしれません。
添い乳をする際、常に同じ姿勢で授乳していると片側のおっぱいしか赤ちゃんが吸わないため、もう片方のおっぱいが乳腺炎になる可能性があるようです。
赤ちゃんの様子を見ながら、左右のおっぱいを同じくらいの頻度で授乳して、乳腺炎などの炎症を予防することも大切ですね。
生後4カ月の赤ちゃんは、ママと密着することで安心して寝られるかもしれません。
添い乳で寝かしつける方法をご紹介します。
下側のおっぱいの乳首と赤ちゃんの口の位置を合わせると赤ちゃんも楽に吸えるでしょう。生後4カ月前の首がすわっていない赤ちゃんには、おっぱいが吸いやすいように下の腕を赤ちゃんの頭の下に入れて腕枕をしてあげるとよいようです。
授乳の時間を幸せなものにするためにも、赤ちゃんとママが疲れず、安全に添い乳することが大切でしょう。うまく添い乳をするコツをまとめました。
正しいポジショニングを取ると安全に添い乳できるようです。
赤ちゃんの首がしっかりしてくる生後4カ月頃になると、自分でママのちくびを探すのが上手になってくる頃かもしれません。ママは添い乳するときに自分の腕が邪魔にならないように、頭の下へ入れると楽に添い乳できそうです。
赤ちゃんの位置を調整することも忘れないようにしましょう。
赤ちゃんの背中が安定しやすいように、背中に丸めたバスタオルなどをあてて支えてあげるとよいかもしれません。
生後4カ月頃になると赤ちゃんの動きも増えるので、添い乳の後に赤ちゃんを寝かせる場合は、使ったタオルなどをそのままにせず、赤ちゃんが寝返りをうっても届かないように、別の場所に置きましょう。
添い乳を一度始めると、子どもが添い乳じゃないと寝ないということを耳にしたことがあるママもいるかもしれません。
添い乳を経験したママたちに、添い乳がいつまで必要だったかや添い乳を卒業するためにしたことなどを聞いてみました。
卒乳に向けて添い乳をやめると、おっぱいを欲しがらなくなったというママの声もありました。
ママが添い乳をやめたいと思ったときがやめどきかもしれません。添い乳で寝かしつけているママも添い乳をしながら、赤ちゃんが自発的に眠れる方法を探っていく中で、自然と卒乳を迎えられるとよいですね。
赤ちゃんはおっぱいで不安な気持ちを取り除こうとしているかもしれません。おっぱいに代わって安心できるものを準備しておくとよいようです。
赤ちゃんに対する声かけや手をつないだり、体を寄せ合うなどのスキンシップも大切のようです。それぞれの赤ちゃんに合った方法で、赤ちゃんが安心して寝ても大丈夫なんだと思えるような工夫をしてみましょう。
添い乳をしている時間はママと赤ちゃんにとって、幸せな時間でしょう。赤ちゃんが懸命におっぱいを吸っている姿をママも愛おしく感じることがありますよね。赤ちゃんが安心して添い乳するためにも、体勢や環境など気をつけることを事前にしっかり確認しておくことが大切かもしれません。
2020年02月18日
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