生活費の分担方法。夫婦間でのルールや生活スタイルによる違い

働き方によって変化する家計管理の方法

生活費の分担方法。夫婦間でのルールや生活スタイルによる違い

夫婦が一緒に暮らすようになると、生活費をどのように分担するのか考えることもあるでしょう。働き方やライフスタイルの変化によって家計管理も変化するのでしょうか。今回は、夫婦の生活費の分担方法についてママたちの体験談も交えながらご紹介いたします。

夫婦の生活費

夫婦の生活費は結婚して初めて直面する、お金の問題かもしれません。これから家庭を築いていくにあたって生活費の分担方法を決めておくことが大切だと考える夫婦もいるでしょう。

ほかの家庭ではどのように生活費を分担しているのでしょうか。家族が増えるなど、ライフスタイルが変化する局面で生活費の分担方法も変わるのかなど、ママたちに聞いてみました。

家計管理のルールについて

生活を始めるにあたって、家計を管理するルールを夫婦の間で決めておくと、思わぬトラブルに発展せずにうまく対処できるかもしれません。


家計を管理するためのルールは決めている?

家計管理のルールを決めているかをママたちに聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

夫がお金に関しては無頓着なので、家計は私が管理するルールがあります。以前は生活費のことで揉めることもありましたが、ルールを決めてからはなんのストレスもなく生活できています。

30代ママ
30代ママ

結婚前提に同棲するタイミングで大まかなルールを話し合いましたが、結婚を機に退職したため、産後に再就職するまでは特にルールはありませんでした。

30代ママ
30代ママ

特にルールはなく、結婚前から私に管理してほしいと言われていました。

大まかなルールはあっても、結婚や出産を機に変化したり、ルールを設けずにどちらが管理するかだけを決めている夫婦もいるようです。ルールを決めることでストレスのない生活ができる良さはあるかもしれませんね。


いつルールを決めたか

妊婦
blanche - stock.adobe.com

ルールを決めているママたちに、ルールを決めるタイミングを聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

パートで働いてからと、業務委託で働くようになってから、それぞれのタイミングでどう家計を管理するか話し合いました。

30代ママ
30代ママ

結婚してからも別財布でしたが、妊娠をきっかけにルールを作りました。

30代ママ
30代ママ

産休に入るときに今後の家計管理について話し合いました。

結婚や出産を機に、働き方によって収入状況が変わるタイミングでルールを決めている夫婦もいるようですが、いつ決めるかということは夫婦によってさまざまなようですね。


どちらが家計管理をしているか

夫婦のどちらが家計を管理するのか決めている夫婦もいるのでしょうか。ママたちに聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

夫は銀行口座をまったく見ない人なので、私が毎月きちんと管理するようにしています。性格的にもそのように分担する方が合っているように思います。

20代ママ
20代ママ

家計管理は私がしていて、貯金額やお金の動きを主人に定期的に報告しています。

どちらが管理するかはお互いの性格によっても変わってくるかもしれませんね。

こちらの記事も読まれています

生活費の分担方法

実際に生活費を管理しようとする際に、どのように分担する方法があるのでしょうか。ママたちに聞いてみました。


一方が全額を負担する

財布を持った男性
Henadzi Pechan - stock.adobe.com
30代ママ
30代ママ

お互いにフルタイムで働いていますが、夫が生活費をすべて負担し、私のお給料は貯蓄に回しています。

30代ママ
30代ママ

夫は会社員、私は夫の扶養内のフリーランスで、0歳児の育児をしながら稼いでいるだけなので、ほとんど夫の収入だけで生活している状況です。

働き方を問わず、生活費をどちらかが全額負担している場合もあるようです。予算管理しやすいと同時に、妻の出産育児のタイミングなどで収入が減ってしまう場合に対応しやすいかもしれませんね。


共通の財布をもつ

30代ママ
30代ママ

共用口座に一定額を振り込み、家賃・光熱費・食費・光熱費などの共用費用はここから出していました。

不公平感が少なく、家計の収支や貯蓄額も分かりやすい方法かもしれませんね。


項目別に負担する

30代ママ
30代ママ

生活費や食費などは夫がもちますが、家賃や光熱費は私が負担しています。

毎月決まった金額を負担するわけではないという点からは、お互いに話し合って納得して決めるとよいかもしれません。

ライフスタイルによって生活の分担方法は変わる?

生活費の分担は働き方や子どもの有無によってもさまざまなようです。ライフスタイルの変化に伴って、どのように分担するのかを夫婦でしっかり話し合うとよいかもしれません。


共働きと専業主婦

共働き家庭か、専業主婦家庭かによっても生活費の分担方法は変わるのでしょうか。ママたちに働き方と生活費の分担方法について聞いてみました。

20代ママ
20代ママ

産休に入るまで、お互いにフルタイム正社員だったので、家賃光熱費は主人、食費は私で分けていましたが、産休後は主に主人の収入で生活しています。

30代ママ
30代ママ

出産後も分担方法は変わらず、結婚後と同様に夫が全額負担しています。

結婚や出産を機に、働き方が変わる女性も多いかもしれません。出産をひとつのタイミングとして、分担方法を変化させている夫婦もいるようですが、結婚の際に今後のライフスタイルの変更を見越して、あらかじめ分担方法を一定化させている夫婦もいるようですね。


収入が多い方が多めに負担する?

30代ママ
30代ママ

出産前はお互いに正社員だったので、それぞれの収入の半分を生活費にあて、残りの半分をお小遣いと貯金にしていましたが、出産後はパートになったので、夫が毎月一定額の引き落とし関係のものを支払い、私の収入で食費や日用品を支払っていました。

共働き家庭であると、給与が多い方がより多く負担するという選択をしている夫婦もいるかもしれません。夫婦2人でしっかりと納得できる方法を見い出せるといいですね。

自分たちに向いているルールを話し合おう

団欒する親子
iStock.com/Yagi-Studio

生活費の分担方法はそれぞれの家庭によってさまざまで、どれが正しいということはないようです。

ママたちに聞いてみると、どの家庭もきちんと話し合って、納得した方法を選択しているようです。大切なお金の問題だからこそ、夫婦間でルールを決める際はきちんと話し合いましょう。

家計管理について夫婦で話し合う習慣を作っておくと、これから大きな選択をする上でもストレスのない生活を過ごしていけるかもしれませんね。

2019.11.29

家族カテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
【レポート】KIDSNAアンバサダー生誕2周年記念インスタライブ

2024年3月1日に開催したKIDSNA STYLEインスタライブ。お忙しい時間帯にもかかわらず、たくさんのアンバサダーのみなさまにご参加いただき、本当にありがとうございました!参加が難しかった方も多いと思うので、インスタライブの様子を簡単にご紹介いたします。