2歳の子どもが使うスプーンの選び方。使えない、使わないときの工夫

スプーンの持ち方練習で意識したこと

2歳の子どもが使うスプーンの選び方。使えない、使わないときの工夫

2歳の子どもがスプーンやフォークを使わないときや上持ちなどで上手に使えないとき、どうすればよいのか知りたいママやパパもいるかもしれません。今回の記事では、2歳の子どものスプーンに関する悩みやスプーンを選ぶときのポイント、持ち方練習の仕方や意識したことをママたちの体験談をもとにご紹介します。

2歳の子どものスプーンに関する悩み

2歳の子どもがいるママやパパの中には、子どものスプーンの使い方について気になっている方もいるかもしれません。食事をするときのスプーンに関する悩みをママたちに聞いてみました。


スプーンやフォークを使いたがらない

「うちの子は手づかみ食べは上手でしたが、スプーンやフォークなど道具を使うことは嫌がりました。スプーンを食卓に置いても使いたがりません。どのような練習方法があるのか知りたいです」(30代ママ)

「息子は自分で食べる意欲はあるけれどスプーンだと思い通りに口に運べないからか、手づかみで食べたがります。なんでも手づかみで食べようとするので困っています」(30代ママ)

スプーンを使ってご飯を食べてもらいたいけれど、子どもが使いたがらないことに悩んでいるママもいるようです。スプーンの持ち方に慣れていないと、手づかみで食べる方が簡単だと子どもも思うのかもしれませんね。


スプーンの持ち方を直したい

「スプーンを上持ちで覚えてしまい、食べるときは上持ちで食べます。正しい持ち方に直してほしいのですが、どのように教えればよいのかわからないでいます」(20代ママ)

スプーンを上持ちにすることが気になるママもいるようです。大人は自然にできてしまうことを、2歳の子どもに教えるというのは難しいことなのかもしれません。

2歳の子どものスプーンを選ぶときのポイント

スプーン
Africa Studio/shutterstock.com

2歳の子どもが使いやすいスプーンを選びたいと思うママもいるのではないでしょうか。スプーンを選ぶときのポイントをママたちに聞いてみました。


握りやすい

「子どもが握りやすいように、持つ所が滑りにくくなっているスプーンを選ぶようにしました。柄のところに滑り止めがついたものを購入したのですが、実際に子どもに持たせてみると握りやすいようでした」(30代ママ)

「スプーンを持つ部分がわかりやすいと思い、柄の真ん中部分が少し細めになっているスプーンを選びました。子どもも自然と細めになっている部分を握っていました」(40代ママ)

子どもの手でも握りやすいスプーンを選ぶようにしたママの声がありました。子どもが握ったときにフィットするように、柄がカーブしているなど形状にこだわったスプーンもあるようです。


すくいやすい

「上手にすくえないことがあったので、パッケージに『すくいやすい』と書いてあるものを選びました。スプーンの先が平らになっていて、細かい野菜などもすくいやすそうでした」(30代ママ)

「子ども向けの窪みが深めのスプーンを選びました。初めて使ったときからスープをきちんとすくって口に運んでいました」(20代ママ)

子どもが一人でも食材をすくいやすいような形状を意識して選んだママもいるようです。どのような形がすくいやすいのか、いろいろな形状のもので試してみるのもよさそうです。


子どもの興味を引くデザイン

「子どもがスプーンを使ってくれるよう、持ち手に子どもの好きな新幹線が描かれたものを選びました。それからは喜んでスプーンを使って食べるようになりりました」(20代ママ)

スプーンに興味がないときに、子どもの好きそうなデザインのスプーンを用意したというママの声がありました。子どもの好きな動物やキャラクターが描いているものを選ぶのもよいかもしれません。

こちらの記事も読まれています

ママたちに聞いたスプーンの練習の仕方

スプーンの練習をする男の子
iStock.com/monzenmachi

子どもがスプーンを上手に使えるようにするために、どのように練習しているのか知りたいママもいるかもしれません。ママたちにスプーンの練習の仕方を聞いてみました。

「子どもが見てまねするように、私もスプーンで食べるようにしました。ママが使っている様子をよく見てねというと、子どももがんばってまねようとしていました」(20代ママ)

「子どもがスプーンを上手に使えないときは、二人羽織のように後ろから手を添えて手伝うようにしました。しばらくは何度か練習しましたが、次第にスプーンを使って上手に食べられるようになりました」(30代ママ)

「遊びの中でスプーンを使うことを取り入れてみました。おままごとをしているときにスプーンで食べるまねをしたり、食べ物の絵本を読みながら実際のスプーンを使って食べるまねをしたりして楽しく持ち方の練習をしました」(30代ママ)

大人がスプーンを使うところを見せたり、遊びの中に取り入れたりと練習の仕方はさまざまなようです。子どもにやりやすい練習の仕方を見つけられるとよいですね。

2歳のスプーンの持ち方練習で意識したいこと

スプーンを使って食事をするときは、ママたちはどのようなことを意識したのでしょうか。スプーン練習で意識したいことをママたちに聞いてみました。


使わなくても食卓に並べておく

「スプーンを使えないときも子どもの目の前に並べておけば、いつか使ってくれるかもしれないと思いました。なので食事のときはスプーンとフォークをセットにして必ず食卓に並べておくようにしています」(30代ママ)

子どもが使えない、使いたくないというときでもスプーンやフォークを食卓に並べておくようにするのもよいかもしれません。毎食スプーンを器のとなりに置くようにしたら、いつのまにか自分からスプーンを手にとったというママの声もありました。


うまく使えない場合も無理しない

「スプーンを使うことを嫌がることがあっても、まだ2歳なのであまり気にしないで暖かく見守るようにしました。その代わり、たまに使って上手に食べられたときは思いっきりほめるように意識しました」(20代ママ)

スプーンやフォークなどの道具がうまく使えない場合も、無理しないようにしたママの声がありました。子どもの気持ちや上達具合を見ながら少しずつステップアップしていけるとよいですね。

子どもの様子を見てスプーンを取り入れよう

食事をする女の子
iStock.com/M-image

2歳の子どもがスプーンやフォークをうまく使えないときは、握りやすいものやすくいやすいものなど、子どもが使いやすいスプーンを選ぶとよいかもしれません。子どもがスプーンを使わないときや上持ちなど持ち方が正しくないときでも暖かく見守って、ママと子どもがやりやすい練習方法をうまく取り入れられるとよいですね。

2019.01.15

家族カテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
【KIDSNA STYLE】一緒に盛り上げてくれるアンバサダーを大募集

KIDSNA STYLEと一緒に、全てのママへ素敵な子育て情報を届けよう!KIDSNAアンバサダーに登録された方には限定プレゼント、記事出演やイベントを通じたアンバサダー同士の交流会をご用意しております。限られた子育て期間を、素敵にアップデートしてみませんか。