
断乳をしようと考えているママの中には、断乳1日目のすごし方や夜の寝かしつけをどのようにすればよいのか気になる方もかもしれません。今回の記事では、断乳1日目の子どもの様子やママの変化とケア、寝かしつけや日中のすごしかたの工夫を、ママたちの体験談をもとにご紹介します。
断乳を決めたママの中には、断乳をした初日の子どもはどのような様子なのか、気になることもいるかもしれません。断乳1日目の子どもの様子について、断乳した経験のあるママたちに聞いてみました。
「前日の夜寝る前から断乳を始めました。朝起きて午前中は機嫌よくすごしていたのですが、昼食後におっぱいを求めてずっと泣いていたので、心苦しくなりました」(30代ママ)
断乳1日目は授乳がなくなったことにまだ慣れない様子のようです。夕方になったらおっぱいを思い出したように、火がついたように泣き始めたという声もありました。
「断乳を朝から始めて、その日の夜までは普段どおりすごしていました。夜になっておっぱいを思い出したらしく、機嫌が悪くてなかなか寝つかず、寝かしつけに苦労しました」(20代ママ)
断乳1日目の夜は寝つきが悪かったり、夜中に何度も起きたりすることがあるようです。今まで添い乳で寝かしつけていたためか、断乳1日目の夜はほとんど寝てくれなかったというママの声もありました。
断乳後はママの体と心にも変化が出てくるかもしれません。断乳1日目の様子について聞いてみました。
「初日はちゃんと断乳できるかなと少し不安でした。子どもが泣いている姿が切なくて、決心が揺れてしまいそうでした」(20代ママ)
「生まれてからずっと母乳をあげていたので、もうあげれないんだと思うと私も少し寂しくなりましたが、成長の過程なのだと思うようにしました」(30代ママ)
1日目はママ自身も断乳による不安や寂しさを感じることもあるようです。断乳したら生活リズムが変わり、戸惑いを感じたというママの声もありました。
「断乳1日目の終わりになったら胸が張ってきて痛くなってきました。濡れたタオルなどで少し冷やして様子を見ました」(30代ママ)
「朝から断乳を始め、夜寝る頃には胸が張って痛みを感じるようになりました。以前母乳トラブルになったときに、助産師さんから教えてもらった対応など試しながらすごしました」(40代ママ)
授乳がなくなったことで、胸が張ったり痛くなったりしたというママもいるようです。胸の張りや痛みがひどくどうしようもないときは、母乳外来や助産師に相談するとよいかもしれません。
添い乳での寝かしつけや夜間の授乳をしていたという場合、断乳をすると子どもがなかなか寝なかったり夜泣きをしたりして、寝かしつけが大変になることもあるかもしれません。断乳1日目の寝かしつけのポイントをママたちに聞いてみました。
「生後半年頃からずっと添い乳で寝かしつけをしていたので、断乳1日目の夜が大変でした。ただ抱っこをするだけではなかなか寝なかったので、立ってゆらゆらしたり、階段をゆっくり上り下りをしたりしました」(20代ママ)
「断乳1日目は抱っこ紐でおんぶをして、ひたすら部屋の中をぐるぐる歩いて回りました。子どもが深い眠りにつくまで1時間くらい歩き続けました」(30代ママ)
断乳1日目は抱っこやおんぶで寝かしつけをしたというママもいるようです。いつも使っている抱っこ紐を使って断乳1日目の夜を乗り切ったというママの声もありました。
「今まで授乳をしながら寝かしつけをしていたので、何かを飲むと落ち着いて寝てくれるかと思い、寝る前や夜中に起きたとき白湯を飲ませるようにしました」(30代ママ)
「夜中に何度も起きておっぱいを欲しがりました。いつも飲んでいる麦茶をあげたら少し落ち着いたようでした」(30代ママ)
夜の寝つきが悪かったり夜泣きをしたりするときは、白湯などの水分をあげるようにしたというママもいました。子どもが夜中に起きたとき、水分をあげられるように枕元に用意しておくのもよいかもしれません。
断乳1日目をどんな風にすごすとよいのか知りたいママもいるかもしれません。断乳1日目のすごしかたをママたちに聞いてみました。
「今までは授乳を中心に一日の生活リズムを作っていたのですが、授乳がなくなったので、生活リズムを崩さないようにしようと意識しました」(30代ママ)
「起床時間や就寝時間など、なるべく普段どおりにすごそうと気をつけました。午前も午後もいつもどおりたくさん遊んだら、おっぱいのことも忘れられるかなと思いました」(20代ママ)
断乳後も生活リズムを乱さないよう意識したというママもいるようです。授乳の時間帯を抱っこしたり絵本を読むなどしてスキンシップの時間にしたというママの声もありました。
「断乳1日目の夜はぐずりがひどいだろうと予想し、夫が休みの日に決行しました。予想通り子どもは2時間毎くらいに泣いて起きるの繰り返しでしたが、夫と交代しながら乗り越えました」(30代ママ)
「私を見ると子どもがおっぱいをせがむので、断乳1日目は私と離れて実家で少しすごす時間を作りました。おじいちゃんと楽しく遊びながらすごすことができたようです」(20代ママ)
ママたちは夫や両親と協力して断乳1日目を乗り越えたようです。ママやパパの兄弟に家に遊びにきてもらい、子どもとたくさん遊んでもらって子どもの気を紛らわしたママの声もありました。
断乳1日目の子どもは、ぐずったり夜なかなか寝てくれなかったりする様子が見られたようです。ママは、胸が張ったり眠れないということもあるようですが、痛い場合は母乳外来などでケアしてもらうことも考えるとよいかもしれません。
寝かしつけるときは抱っこや水分をあげるなどで対策し、日中も生活リズムを乱さないよう心がけていたというママの声がありました。家族と協力して断乳1日目を乗り越えられるとよいですね。
2018年10月01日
新生児のときに寝すぎていると心配になるママもいるかもしれません。昼間に寝すぎて寝ないと悩むママもいるようです。今回の記事では、新生児が寝すぎるときに確認したいことや寝すぎる新生児への母乳やミルクをあげるタイミング、新生児を起こすときに工夫したこと、寝すぎる場合に考えられる病気を体験談を交えてご紹介します。
河井恵美(エミリオット助産院)
やみくもに褒めるのでも叱るでもなく、子どもが本来持つ力を引き出す子育てがあります。ドイツの心理学者・アドラーが考案した「アドラー心理学」をベースにしたもので、家庭でも取り入れてみると子育てがよりスムーズになることもあるかもしれません。今回は、アドラー心理学を子育てに取り入れるメリット、アドラー式「勇気づけ」の具体的なポイントや実践方法などについてご紹介します。
ちまたで聞かれる「母性」という言葉。妊娠、出産を経てもなお、「私には母性がないのでは」と気に病む女性もいるのではないでしょうか。たとえば、疲れてしまって子どもの面倒が億劫、子どもをかわいいと思えない。そんなとき、自分の「母性」の欠如を責める気持ちになってしまうかもしれません。今回は、令和の時代の母性観、父性との違い、母性に影響するとされる要素、母性が無いと感じたときに母性を育む方法、ママたちの体験談についてご紹介します。
河井恵美(エミリオット助産院)
書籍「不機嫌な妻無関心な夫」より。近しい人の行動を耳にして心がざわつくことはありませんか。そしてそのざわつきが夫婦でズレていて、ケンカになることも。そんな時に覚えておきたいポイントとは…。
書籍「不機嫌な妻無関心な夫」より。何を聞いても「なんでもいいよ」「どこでもいいよ」と、どこか他人事。妻がイライラしているけどなぜかわからない。そんな時に覚えておきたいポイントとは…。
書籍「不機嫌な妻無関心な夫」より。夫婦でお金の使い方が違って不満が生まれたりしませんか?とはいえ生々しいお金の話はしづらい…。そんな時に覚えておきたいポイントとは?
書籍「不機嫌な妻無関心な夫」より。家事や育児に仕事と忙しい夫婦。2人して行き詰まってしまった時、家庭内がギスギスしてしまうことはありませんか?そんな時に覚えておきたいポイントとは…。
赤ちゃんの睡眠が不規則になる「睡眠退行」を知っていますか?せっかくまとまって眠るようになったのに、再び赤ちゃんの寝つきがわるくなると困りますよね。今回は、睡眠退行とはなにか、月齢別の原因や対処法、ママの体調・ストレスケアについて、体験談を交えて解説します。
保科しほ(医療法人社団 敦保会 恵比寿こどもクリニック)
今回の記事では、赤ちゃん、ママやパパ両方の立場から「怒る」ことについて考えてみます。赤ちゃんが怒る理由や対処法について、また、ママやパパが赤ちゃんを怒るときに気をつけるべきことや正しい叱り方について、実際の体験談も合わせてお伝えします。
河井恵美(エミリオット助産院)
Twitterフォロワー数25万人の大人気精神科医Tomy先生に、読者のお悩みを相談させていただきました。夫へ不満を上手く伝えるポイントをアドバイスいただいております!
読者からお悩みを募集し、子育て、教育、健康など各分野の専門家にご回答いただく人生相談コーナー。今回はこれまでのお悩みの中から夫婦のすれ違いに関するお悩みをセレクト!お悩みはオンラインで随時受付中。