0歳児を保育園に預けるとき。服や母乳、離乳食の準備や園での遊び、お迎えについて

0歳児を保育園に預けるとき。服や母乳、離乳食の準備や園での遊び、お迎えについて

0歳児を保育園に預けたいと考えたとき、母乳はどうするのか、服装や離乳食、お迎えをどうしたらよいか悩むママもいるかもしれません。今回の記事では、保育園での1日の過ごし方や遊びの時間についてのほか、預ける前の準備や気をつけたポイントなどを筆者の保育士経験やママたちの体験談を交えてご紹介します。

0歳児が保育園に入園できる時期や保育時間

入園できる時期

保育園に入園できる時期は園によって異なりますが、出産後8週間は産休期間と労働基準法で規定されているため、生後8週間以降から預けられるのが一般的のようです。また、翌年度4月からの入園希望で、保育園の申請時期より後に出産予定の場合は、自治体によって妊娠中から入園申請できることもあるそうです。

出典:働く女性の母性健康管理措置、母性保護規定について / 厚生労働省

保育時間

子ども・子育て支援新制度によると、認可保育園の場合、保育標準時間なら最長11時間、保育短時間なら最長8時間で、保護者の就労状況によって分類されるようです。園の方針や子どもの保育状況などに応じて、延長保育ができなかったり、時間の短縮を求められたりすることがあるかもしれません。

出典:子ども・子育て支援新制度なるほどBOOK 平成28年4月改訂版 / 内閣府

0歳児の保育園での過ごし方

筆者の勤務していた保育園の1日のスケジュールなどを参考に、0歳児の保育園での過ごし方や遊びについてご紹介します。


1日のスケジュール

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<0歳児クラスのスケジュール例>
7時  順次登園、自由遊び
9時  朝の会、おやつ(または授乳)
10時 お散歩や室内遊び(または睡眠・外気浴)
11時 給食(または授乳)
12時 お昼寝
15時 おやつ(または授乳)、帰りの会
16時 自由遊び、順次降園

開園時間や一日の過ごし方は保育園によって異なるようですが、筆者の保育園の場合は、0歳児は乳児室という他年齢の子どもと区切られたスペースで過ごしていました。午前の活動時間には、まだひとりで歩けない0歳児でも、保育園の先生におんぶされたりベビーカーに乗ったりして散歩に行くこともありました。


0歳児の保育園での遊び

筆者の勤務していた保育園では、0歳児クラスのなかでも月齢によって体の動きも異なるため、子どもに合わせて保育や遊びの内容も変えていました。室内遊びは、おもちゃ遊び、マット遊び、絵本の読み聞かせ、歌、手遊び、製作など季節や天気に合わせて楽しんでいました。

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保育園に預ける前に準備したこと

ママたちは、0歳児を保育園に預けるときにどのようなことを確認して準備していたのでしょう。


離乳食について

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「うちの子が通っていた園では、給食として離乳食も作ってくれました。園からは、献立表を見てまだ子どもが食べたことのない食材がある場合は、必ず家で試して報告するようにと言われました」(20代ママ)

「娘を預ける予定の保育園では、給食で離乳食が出ないので毎日持参するよう説明されました」(30代ママ)

ママたちは、子どもを預ける前に、その保育園で離乳食の準備が必要かどうか確認していたようです。また、給食の場合でも、離乳食を持参する場合でも、子どもの離乳食の進み具合や様子を保育園の先生によく伝えておくとよいかもしれません。


母乳やミルクについて

「私は完全母乳で育てたかったので、保育園で冷凍母乳の対応をしてもらえるか事前に確認しました」(30代ママ)

「家では母乳、保育園ではミルクの混合にしようと思っていましたが、哺乳瓶を嫌がり、どのように準備したらよいか困っていました。保育園に相談したところ、ミルクをスプーンであげたり、ストローマグであげたりと子どもに合わせた対応をするとのことだったので安心しました」(30代ママ)


母乳育児を考えている場合、保育園選びの際に冷凍母乳を受け入れてくれるかどうかを確認する場合もあるようです。母乳やミルクの準備については園によって対応が違うこともあるようなので、早めに確認しておくとよいかもしれません。


服装について

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「保育園では子どもが動きやすく汚れてもよい、保育園の先生が着脱しやすい服を準備してほしいと説明されました」(30代ママ)

「フードやサスペンダーのように、どこかにひっかかる可能性があるものや、糸で縫い付けてあるボタンなどがついている服は避けてくださいと言われました」(20代ママ)

保育園によっては、服装にも決まりがあるようです。0歳の時期は、赤ちゃんが思わぬ動きをすることもあるようなので、安全に過ごせるように配慮した服装を意識して準備できるとよさそうです。

0歳児を保育園に預けるときに気をつけたこと

0歳児を保育園に預けるにあたって、ママたちはどのようなことに気をつけていたのでしょうか。


保育園の時間に合わせた生活リズムにする

「子どもを保育園に通わせる前から、保育園の生活リズムに合わせるように家族みんなで協力しました。休日の昼食やお昼寝の時間なども保育園のスケジュールに合わせた生活にしました」(20代ママ)

保育園に通い始めて急に生活リズムが変わると、赤ちゃんだけでなく、パパやママの体に負担がかかることがあるかもしれません。入園する前に保育園に合わせた時間の生活に慣れておくとよさそうですね。


急な呼び出しのときの対応を決めておく

「お迎えの時間に間に合わないときのために、祖父母がお迎えに行けるよう保育園に申請しておきました」(30代ママ)

「私も主人も実家が遠く、他に子どもを迎えに行ける家族がそばにいなかったので、ファミリーサポートに登録しました」(30代ママ)

保育園と職場の距離が遠いことで、子どもの体調不良やケガなどで急な呼び出しがあっても、すぐには駆けつけられないという状況があるかもしれません。ママやパパの代わりに迎えに行ってもらうケースを考えたり、ファミリーサポート制度に登録しておくことで、いざというときに慌てずに済みそうですね。

0歳児を保育園に預ける準備をしよう

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0歳の赤ちゃんを保育園に預けることができる時期や1日のスケジュールは、園によってさまざまなようでした。保育園では子どもの月齢に合わせた遊びをしたり、母乳や離乳食にも対応してくれる場合もあるようです。

服や普段の生活時間を保育園に合わせて整えたり、急なお迎えの対処方法を考えるなど、家族で協力し合って保育園の入園準備を進めてはいかがでしょう。

2018年07月11日


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