教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
まめがうまれたばかりの頃、病的なまでに神経質になっていたわたしは
見落としてしまった汚れを放置してしまうことを極端に恐れていました。
子どもって何でも触るし口に入れるし危なくて仕方がありません…自分のミスでそんな危険に我が子を晒すなんてダメ絶対!
そのため、汚れが見えやすいように家の中に置くものは極力白を選び
掃除機は使わず毎日床を手拭き。これは床に近い目線でゴミを発見するためです。
もう十分掃除をしたはずなのに、見落としている汚れはないかと雑巾片手に家中を徘徊する母親にまめもドン引き。
汚れが見えすぎることでさらなる恐怖を自分の中で増幅させるという
何というか…もう、ひどいスパイラルに陥っていました。
まめが成長し、ゆめこがうまれて忙しくなった今、わたしはようやく「無理なものは無理」という当たり前の結論にたどり着きました。
そもそも汚れを無にすることなんてできないのです。
ああ、今までなんて馬鹿なことをしていたんだろう。
母親の放つプレッシャーの中、まめはどんな気持ちで過ごしていたのだろう。
自分で気付くまでは何を言っても無駄だと、黙って見守ってくれていた夫もアドバイスをくれるようになり
少しずつ部屋の中に色も増えてきました。
それにともない、わたしの心も安定してきたように思います。
わたしが笑っていないと
子ども達は笑えないのに
窮屈なおもいをさせてしまっていてごめんね。
Profile
イラストレーター。2015年に生まれた3歳の息子まめくん(愛称)とのほっこりかわいらしいエピソードを連載。2017年8月に第二子ゆめこさん(愛称)を出産し、連載にも登場し横峰家の子育てや家族のエピソードを執筆。Instagramでは30万人以上のフォロワーで人気沸騰中。
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