2017年09月12日
赤ちゃんの前での夫婦喧嘩はできればしたくない、子育て中は寝不足になりやすかったり想定外の連続で、疲れがたまってくるとつい感情的になり、喧嘩をしてしまうママパパもいるかもしれません。筆者の保育士としての経験や、先輩ママたちの体験談も参考にしながら、赤ちゃんへの対応や夫婦喧嘩の回避法をまとめてみました。
きっと赤ちゃんにとっても、ママパパが笑っていてくれることが一番が嬉しいのではないでしょうか。まだ話せなくても、周囲の人の気持ちを敏感に感じ取ることはできるようです。
赤ちゃんに笑いかけると、微笑み返してご機嫌な声を上げ、無表情で見つめると、赤ちゃんも不安そうな顔になり泣き出してしまいますよね。
保育園でも保育士やママパパの表情や関わり方ひとつで、子どもやクラスの雰囲気が良くも悪くもガラッと変わる様子を見てきました。夫婦喧嘩で家族が険悪な雰囲気でいると、赤ちゃんにも伝わる可能性は大きいかもしれません。
どんなに夫婦喧嘩をしていても、赤ちゃんを不安な思いにはさせたくありませんよね。喧嘩の後、どのように対応すれば良いかを考えてみました。
まずは怖い思いをさせてしまったことを、赤ちゃんに謝ります。赤ちゃんに言葉そのものは分からないかもしれませんが、保育士として子どもに関わるときにも、言葉で伝えることを意識していました。誠意を込めて話しかけているママパパの雰囲気から、赤ちゃんの不安感は和らぐかもしれません。
「あなた(赤ちゃん)のせいで喧嘩をしていた訳ではないよ」とハッキリ伝えてみましょう。目を見てスキンシップを取りながら、ゆっくり話してあげると、赤ちゃんも穏やかなママパパの口調やぬくもりを感じ取り、安心することができるでしょう。
「赤ちゃんの前での夫婦喧嘩を後悔するくらいなら、喧嘩しなければいい」と分かっていても、つい相手を責めるような言葉を発してしまいます。
保育士として大切にしてきた子どもとの関わり方を、夫に対しても意識してみると、少しずつですが夫婦間の空気が穏やかに変わってきたように感じています。そんな、筆者が実践してきた夫婦喧嘩の回避法をご紹介します。
人は誰でも人の役に立っていると実感できると、嬉しい気持ちになるのではないでしょうか。いつも当たり前のようにいる家族でも、些細なことにも「ありがとう」ということで、自分も感謝し、感謝される、という良い循環ができそうです。
子どもが寝た後など、短時間でも夫婦で話をしてみましょう。アドバイスや違う意見を言いたくなるかもしれませんが、「そうだね」「なるほど」など軽く相づちを打ち、共感しながら根気強く相手の話に耳を傾けてみましょう。
保育園でも保育士がママパパの話に耳を傾け、信頼関係が生まれることで、子どもも保育園生活にスムーズに入っていけることが多くありました。聞いてもらえると、気持ちが穏やかになり、お互いの話を聞き合える優しい雰囲気が生まれるのではないでしょうか。
「~だと嬉しいな」「~が悲しかったんだよ」など、自分を主語にして気持ちを話してみましょう。相手を主語にしてしまうと「パパが~してくれないから!」「ママも~して!」など責めてしまう言葉になりやすいので気をつけましょう。
コミュニケーションの基本は挨拶から。「おはよう」「おかえりなさい」など、日常の挨拶をまめにすることで、声をかけあい、ホッとできる関係を保つことができるかもしれません。
先輩ママたちに赤ちゃんの前で喧嘩してしまったときの体験談を聞いてみました。
「赤ちゃんを見て、気持ちを抑えて他の部屋に行っていました」
赤ちゃんを見たり、場所を移すことで自分の気持ちを落ち着かせていたママもいました。
「赤ちゃんに謝って、いっしょに遊び、大丈夫だよと伝えました。その後は何もなかったようにふるまいました」
悪かったな、と気づいたときすぐに謝ることから、次が始まるのかもしれませんね。いつも通りのママを見て赤ちゃんもホッとしたことでしょう。
「ぎゅっと抱きしめるなど赤ちゃんを安心させ、そんなこともあったね、と笑い飛ばしていました」
スキンシップとママの笑顔で、赤ちゃんもひと安心ですね。まずは赤ちゃんの安心感を大切にしたい、と考えるママたちの回答が多くありました。
夫婦喧嘩をしてしまっても、仲直りするところまで赤ちゃんに見せることで、「喧嘩しても、仲良しに戻れるんだ」という安心感を持たせてあげられたり、意見を交し合いながら家族の絆が強まったり、と良いきっかけになるかもしれませんね。
日常のなかでほんの少しずつでも良いので、赤ちゃんも含め、家族みんなが笑顔で過ごせるように、夫婦でコミュニケーションを取るところから始めてみてはいかがでしょうか。
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