
離乳食後期のレシピにたけのこを取り入れたいと考えるママやパパもいるのではないでしょうか。子どもがたけのこをいつから食べられるかや、冷凍ストックなどを使った時短方法、手づかみ食べできるレシピが気になる場合もあるかもしれません。今回は生のたけのこの下ごしらえについてもあわせてご紹介します。
離乳食後期とは具体的にどのような時期なのか、あらためて知りたいというママやパパもいるでしょう。食べられる固さや食事量についてご紹介します。
授乳・離乳の支援ガイドによると、離乳食後期は生後9カ月~11カ月頃とされています。このころに舌で食べ物を歯茎の上に乗せられるようになるため、歯や歯ぐきでつぶせる固さの離乳食を食べさせられるようになります。手づかみ食べを積極的に取り入れることで、子どもが自ら食べようとする意欲につながるようです。
離乳食後期は1日3回食に進め、子どもの食欲に応じて量を増やしていく時期です。授乳・離乳の支援ガイドに記載されている、離乳食後期における1回の食事量の目安は次の通りです。
離乳食後期の献立は主食に穀類、おかずやデザートに野菜や果物をあわせ、さらに魚や肉や豆腐などから食材を取り入れて、3種類以上の栄養素を組み合わせてあげるとよいようです。
たけのこは繊維が多く大人の料理では食感を楽しむものが多いため、離乳期の子どもには向かないのではと考えるママもいるかもしれません。実際に子どもに与えていたママたちはいつから離乳食に取り入れていたのでしょうか。
たけのこを離乳食後期から与えたというママの声がありました。子どもの食べやすさを考え、やわらかい穂先の部分を使ったり小さく切ってから与えるとよいでしょう。
繊維がしっかりしていてアクもあるたけのこは、離乳食を作る際にはしっかり下ごしらえすることが必要です。生のたけのこは鮮度が大切で、収穫してすぐからアクが増していくと言われています。生のたけのこを入手したら、なるべく早く下ごしらえをしましょう。
ここでたけのこの下ごしらえの基本的な方法をご紹介します。
煮るときは米糠の代わりに重曹を使ったというママもいました。2.の工程を行うときは、皮の中にある実まで切ってしまわないよう気をつけながら包丁を入れるとよいようです。たけのこが水から浮いてきてしまう場合は落し蓋を使いましょう。
皮を剥いたあとのたけのこを保存する場合は、煮汁に浸すとよいとのママの声もありました。
スーパーなどではやわらかく煮てアク抜きしてある、たけのこの水煮も販売されています。たけのこの水煮は加熱する調理にそのまま使えますが、よりやわらかくしたい場合は下茹でするとよいでしょう。
離乳食後期に取り入れられるたけのこを使ったレシピをご紹介します。
たけのこはそのまま冷凍すると、水分が抜けて食感を損なったり筋っぽくなる場合があるようです。出汁といっしょに冷凍保存すれば食感や風味を保つことができ、そのまま煮物などに使えます。
炒め物など汁気のない料理に使う場合は、電子レンジなどで加熱し凍った出汁を溶かしてから、たけのこのみを取り出して使うとよいでしょう。
ご飯を炊くときに野菜と調味料を入れて、あとは炊飯器にまかせるだけの時短メニューです。たけのこも細かく刻んでから炊飯すれば子どもが食べやすいやわらかさになるようです。鶏肉などを加えればこの1品で穀類・野菜・肉とバランスよく食べられますね。
子どもも食べられるよう、辛味を使わず和風に味付けした麻婆豆腐です。とろみがついているので食べやすいメニューですが、熱が冷めにくいため子どもに与えるときの温度には気をつけてあげるとよいでしょう。
たけのこや豆腐を使った和風ハンバーグは、しっかり冷ましてからあげると手づかみ食べにもよいでしょう。一度にたくさん作りラップやフリーザーバッグに包んで冷凍し、温めるだけで出せるおかずのストックにしてもよさそうですね。
下ごしらえや調理に手間がかかりそうと思われがちなたけのこですが、工夫しながら離乳食のレシピに取り入れているママも複数いました。
いつから食べさせればよいか迷っているというママは、まずは大人の料理を作るときに穂先の部分を取り分けて、じっくり煮てやわらかくしたものを少量から試すとよいでしょう。
冷凍ストックを活用し手づかみ食べのメニューにも取り入れながら、離乳食後期の子どもにおいしくたけのこを食べてもらえるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年7月25日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
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