離乳食の餃子はいつから?初めて餃子をあげるときに心がけたこと

餃子の皮を使った離乳食レシピや餃子を作るときのポイント

離乳食の餃子はいつから?初めて餃子をあげるときに心がけたこと

離乳食の餃子はいつから食べられるのかや、離乳食の餃子のレシピが気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、離乳食の餃子を作るときのポイントや餃子の皮を使った離乳食レシピ、初めて餃子をあげるときに心がけたことをママたちの体験談を交えてご紹介します。

離乳食の餃子はいつから?

離乳食を進めているときに、餃子はいつからあげてよいのかが気になるママもいるのではないでしょうか。

厚生労働省の資料によると、赤ちゃんが生後9カ月から11カ月の頃に、歯ぐきでつぶせる固さのものを与えるとされています。噛める目安としては、指でつぶせるバナナ程度と考えるとよいようです。

また、餃子の餡に用いられるひき肉に関して、厚生労働省の資料では、77.2%のママが離乳食後期の9カ月から11カ月頃に鶏肉を与えていたとされています。一般的に、餃子の皮には塩分や油分が含まれている種類もあるようなので、市販のものを使うときは成分も気にしながら選べるとよいかもしれません。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省

餃子を作るときのポイント

離乳食の餃子を作るときにどのようなことを意識したらよいのでしょうか。実際にママたちに作るときのポイントを聞きました。


手づかみしやすく

餃子
Yui Yuize/Shutterstock.com

「子どもが自分の手で持って食べられるように、手づかみしやすい大きさにしました。娘も自分のペースでパクパク食べ進めることができました」(30代ママ)

手づかみ食べをする時期に、子どもが手に持ちやすい形や大きさを意識したママもいるようです。他にも、子どもが食べやすいように、一口サイズの餃子を作ったというママの声も聞かれました。


ひだを作らない

「餃子の皮を包むときにひだを作ったのですが、重なっている部分が厚くて少し噛み切りにくそうでした。ひだを作らずに作ってみたところ、上手に噛んで全部食べることができました」(20代ママ)

ひだを作らないことで、餃子が食べやすくなる場合もあるようです。離乳食期はまだ噛むことに慣れていないことも考え、食べやすく配慮してあげてることも大切になってくるかもしれません。


取りわけや冷凍を活用

「餃子を作るとき、味つけをする前に大人の分から取りわけをしました。冷凍保存して作り置きができるので、必要なときに解凍してすく食べられて便利でした」(30代ママ)

餃子を作るときに、取りわけや冷凍を活用しているママもいるようです。他にも、冷凍しておいた餃子の餡でスープやチャーハンなどを作りアレンジしているという声もありました。

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餃子の皮を使った離乳食レシピ

餃子以外に、餃子の皮を使った離乳食レシピが知りたいママもいるのではないでしょうか。実際に、ママたちが作ったレシピを聞いてみました。


かぼちゃ餃子

「かぼちゃはレンジで加熱して皮を取り除きつぶし餃子の皮で包み、少量の油で焼きます。生後10ヶ月頃の息子はかぼちゃの自然な甘味が気にいっているようです」(20代ママ)

柔らかく調理してからつぶしたかぼちゃを包んで餃子を作ったママもいるようです。

かぼちゃの他に、マッシュしたじゃがいもやさつまいもを使ったというママの声も聞かれました。野菜をなめらかにつぶす際は、すり鉢やフードプロセッサーなどを利用してもよいかもしれません。


スープ

水餃子
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「鍋にだし汁を沸かして、あらみじん切りにした玉ねぎとにんじんを入れて煮ます。野菜が柔らかくなったら細切りにした餃子の皮とわかめ、少量の醤油を加えて一煮立ちさせて完成です。細切りにした餃子の皮がうどんのようで、1歳の息子も気に入っています」(30代ママ)

細切りにした餃子の皮を麺に見立てて、スープ作ったママもいるようです。他にも、具の入った餃子をスープに入れて卵を加えてアレンジしているというママの声もありました。


ラザニア

「玉ねぎ、にんじん、ピーマンをみじん切りにして豚ひき肉と炒め、トマト缶と水で煮込みトマトソースを作ります。耐熱皿にソース、お湯でくぐらせた餃子の皮を交互に入れ粉チーズをかけて焼いたら完成です。餃子の皮がやわらかく子どもも食べやすいようです」(30代ママ)

離乳食完了期にラザニアを作ったママもいるようです。チーズなどを使って作る際には、味つけが濃くならないように意識することもポイントかもしれません。トマト缶がないときは、ミニトマトで代用しているというママの声も聞かれました。

また、トマトソースだけでなくホワイトソースを使って作っているママもいるようです。

初めて餃子をあげるときに心がけたこと

離乳食で初めて餃子をあげるときに、ママたちはどのようなことを心がけたのでしょうか。


少量から与える

「初めて餃子をあげるときは、少量からあげるようにしました。中の具材には豚ひき肉ではなく、油の少ない鶏ひき肉を使いました」(30代ママ)

少量から与えて、子どもの体調や様子を見ているママもいるようです。離乳食での肉類の進め方は、最初に鶏ひき肉から始めたというママの声もあり、徐々に豚肉や牛肉を取り入れていくなど成長にあわせて変えられるとよいかもしれません。


茹でるか蒸す

「離乳食後期から餃子を取り入れたときは、油を使う焼き餃子でなく水餃子か蒸し餃子にしていました。餃子の皮がつるつるしたなめらかな食感になるからか、娘もよく食べてくれました」(30代ママ)

初めて食べさせるときは、油を使わない調理方法から取り入れてみるのもよいかもしれません。大人の分といっしょに蒸し餃子を作ったママからは、蒸すことで野菜の自然なうまみが感じられたという声もありました。

また、離乳食完了期に焼き餃子を作るときは、テフロン加工のフライパンにごく少量の油を塗って調理したママもいるようです。


香味野菜を控える

「普段、私や夫が食べる餃子に入れている生姜やにんにく、ニラは、赤ちゃんには刺激が強いのかなと思いました。初めて餃子をあげるときは、香りの強い食材は入れないようにして、食べ慣れている食材を使いました」(30代ママ)

大人が食べるときに入れているニラやにんにくなどの香味野菜も、赤ちゃんが食べる餃子を作るときには使うことを控えているママもいるようです。初めて作る餃子の具材には、赤ちゃんが食べ慣れている食材を使うと安心かもしれません。

離乳食に餃子を作ろう

離乳食を食べる子ども
© tatsushi - Fotolia

離乳食の餃子は、離乳食後期の生後9カ月をすぎたあたりから徐々に取り入れていたママもいるようです。

餃子の作るポイントとして、手づかみしやすい形やひだを作らないなど食べやすくするためのさまざまな工夫が聞かれました。初めて餃子をあげるときは、香味野菜を控え少量から与えて様子をみながら進めていってもよいかもしれません。

餃子の皮を使った離乳食レシピなども踏まえて、餃子のメニューを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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※記事内で使用している参照内容は、2019年1月23日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2019.01.24

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