離乳食3ヶ月目の量や固さ、食材などの進め方。献立例やレシピ、食べないときの対処法

離乳食3ヶ月目の量や固さ、食材などの進め方。献立例やレシピ、食べないときの対処法

離乳食3ヶ月目に使える食材、量や固さなどについて悩むママもいるのではないでしょうか。今回は、離乳食3ヶ月目の進め方、1週間分の献立例やレシピ、食べないときの対処法について、厚生労働省の資料やママたちの体験談を交えてご紹介します。

離乳食3ヶ月目の進め方

厚生労働省の資料によると、生後7ヶ月から8ヶ月頃が離乳食中期とされています。赤ちゃんによって離乳食を開始する時期には違いがあるようですが、離乳食をスタートして3ヶ月目とは、生後7ヶ月から8ヶ月の離乳食中期に当たる頃のようです。

この時期の離乳食の固さや量の目安、使える食材について、厚生労働省の資料を参考に紹介していきます。


離乳食の固さ、量の目安

厚生労働省の資料によると、離乳食を開始して1ヶ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくとよいようです。いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていくとよいかもしれません。

穀類は50~80g、野菜や果物は20~30g、魚は10~15gほどが1回当たりの目安量になるそうです。生後7ヶ月頃からは、舌でつぶせる固さのものを与えるとよいかもしれません。米がゆは慣れてきたら粗つぶしにし、野菜類やたんぱく質性食品なども、次第に粗くしていくとよいようです。


食材の増やし方

食材
iStock.com/fcafotodigital

厚生労働省の資料によると、離乳が進むにつれ、卵は卵黄(固ゆで)から全卵へ、魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へと進めていくと書かれています。ヨーグルト、塩分や脂肪分の少ないチーズを用いてもよいようです。

食べやすく調理した脂肪の少ない鶏肉、豆類、各種野菜、海草と種類を増やしていくとよいかもしれません。脂肪の多い肉類は少し遅らせ、野菜類には、緑黄色野菜も用いるとよいようです。ママたちは、赤ちゃんの様子を見ながら、徐々に新しい食材を取り入れているようです。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省

1週間分の離乳食献立例 

離乳食3ヶ月目の献立例

離乳食3ヶ月目は、1日2回食になり、食べられる量や食材も増えていくようです。赤ちゃんの様子を見ながら新しい食材も取り入れた献立を作るとよいかもしれません。

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離乳食3ヶ月目に作った離乳食レシピ

ほうれん草のカッテージチーズ和え

「ほうれん草を柔らかく茹でて水にさらし、カッテージチーズと和えてできあがりです」(8ヶ月の赤ちゃんのママ)

離乳食中期になると、塩分や脂肪分が少ないチーズなども使えるようになるようです。赤ちゃんが苦手な野菜も、チーズを加えることで味がまろやかになり、食べやすくなるレシピかもしれません。


納豆と野菜のうどん

「キャベツやにんじん、だいこんは柔らかく茹でてみじん切りにし、納豆は熱湯を回しかけて細かく刻みます。みじん切りにして柔らかく茹でたうどんどだし汁を加えて完成です」(7ヶ月の赤ちゃんのママ)

納豆の粘りで、うどんや野菜も食べやすくなるかもしれません。野菜をたくさん入れて作れば、栄養バランスもよくなりそうですね。納豆は、ひきわり納豆を使うと調理も簡単になるようです。

離乳食を食べないときの対処法

赤ちゃんが離乳食を嫌がり、食べてくれないことに悩むママもいるようです。離乳食を食べないときにどのような対処法をしたのか、ママたちに聞いてみました。


食べやすい固さにする

離乳食のスープ
iStock.com/Wiktory

「離乳食3ヶ月目に入りそろそろ噛む練習をさせたいと思い、少し粒を残した形状の離乳食を調理してみました。食べさせると、嫌がって口から出してしまったので、うちの子にはまだ柔らかく調理してあげた方がよいと考え、固さや形状を戻してあげると食べてくれるようになりました」(7ヶ月の赤ちゃんのママ)

「離乳食にも慣れてきたので、食材の固さを舌でつぶせるくらいに変えてみたところ、食べずらそうにしていました。野菜はペースト状、お粥は少し粒を残して調理して様子を見てみると、少量ずつ食べてくれるようになりました」(8ヶ月の赤ちゃんのママ)

赤ちゃんの食べやすさに合わせた食材の固さで調理してあげると、離乳食も食べやすくなるようです。離乳食3ヶ月目になり、少しずつ噛む練習をさせたいと考えるママもいるようですが、赤ちゃんの様子を見ながら、徐々に固さを調節してみるとよいかもしれません。


楽しい雰囲気を作る

「離乳食をあまり食べたがらなかったので、私が食事をおいしそうに食べる様子を見せるようにすると、赤ちゃんも手を伸ばしてくれるようになりました」(8ヶ月の赤ちゃんのママ)

「離乳食の食べ進みが悪いと感じたときは、『おいしいね』と笑顔で声をかけると、少しずつ食べてくれました」(7ヶ月の赤ちゃんのママ)

ママたちは、離乳食の時間を楽しくする雰囲気作りも心がけていたようです。離乳食の時間も、ママとのコミュニケーションの時間になると、赤ちゃんも喜んで食べてくれるようになるかもしれません。たくさん量を食べられたときは、褒めるようにしていたというママの声もありました。


お腹を空かせておく

「離乳食をたくさん食べて欲しかったので、できるだけ体を動かす遊びを取り入れ、お腹を空かせておくようにしていました」(8ヶ月の赤ちゃんのママ)

「うちの子は、いつも離乳食を残していたので、離乳食の間隔を空けるようにしたり、母乳を離乳食の直前にはあげないようにしました」(7ヶ月の赤ちゃんのママ)

離乳食を食べない赤ちゃんは、お腹を空かせておくことで食べる量が増えることもあるかもしれません。他にも、母乳や離乳食を食べる時間を決めて、離乳食前に赤ちゃんのお腹が空くように生活のリズムをつけているというママの声もありました。

離乳食3ヶ月目の献立は赤ちゃんに合わせて

離乳食を食べる赤ちゃん
© ucchie79 - Fotolia

離乳食3ヶ月目は1日2回食で食事のリズムをつけていく時期でもあり、赤ちゃんの様子を見ながら食材の量や固さを工夫してあげるとよいかもしれません。赤ちゃんが離乳食を食べないときは、調理方法や環境作りを工夫しているママもいるようです。離乳食3ヶ月目に合わせた献立やレシピを作り、赤ちゃんに喜んで食べてもらえるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2018年8月24日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

2018.08.25

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