スナップエンドウはいつから?離乳食時期別の進め方とアイディア

スナップエンドウはいつから?離乳食時期別の進め方とアイディア

離乳食のスナップエンドウはいつから始めればよいのか、離乳食初期・中期・後期・完了期別に解説していきます。

離乳食を始めるときに食材別のスタート時期や形状・硬さ、さらに進め方の目安などどう進めていくのか悩むママもいるのではないでしょうか。厚生労働省や自治体の資料を参考にしながら、ママたちによる、いつから離乳食に取り入れたのか、メニュー例や保存方法などの体験談について紹介します。今回はスナップエンドウです。

スナップエンドウを離乳食で始める前に

野菜を離乳食に取り入れるときは、お米のお粥に慣れてきた頃にじゃがいもなどをペーストにして与えてから種類を増やしていくとよいようです。初めて与えるときは、子どもの体調や様子を見ながら少しずつ与えるようにしましょう。

いつから食べさせてよい?

スナップエンドウはいつから離乳食に使用できるのでしょう?厚生労働省の資料によると、離乳食中期の7〜8カ月頃には、約半数のママがスナップエンドウを含む野菜を子どもに与えているようです。

離乳食の開始時期の目安としては、
・授乳の間隔があき、タイミングも一定になってきた
・食物に興味を持つようになってきた
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

などがあげられるようです。

進め方の目安

離乳食の食器
Africa Studio/Shutterstock.com

離乳食初期(5~6カ月)

食事のタイミングは、体調やご機嫌が良いなど子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始めます。


離乳食中期(7~8カ月)

離乳食を開始して1カ月を過ぎた頃から、1日2回食で食事のリズムをつけていくようになるでしょう。


離乳食後期(9~11カ月)

生後9カ月頃から、授乳やミルクがメインではなくなる子が増えてくるかもしれません。1日3回食に進めていくなど、大人と同じ食生活が始まる時期といえるでしょう。


離乳食完了期(12~18カ月)

1日3回の食事のリズムを大切にすることが、生活リズムを整えるきっかけの一つと言えそうです。

出典:「Ⅱ離乳編」/厚生労働省

目安の量

調理用計量スプーンの大さじは15ml、小さじは5mlです。1mlを約1gとして考えれば、量の目安にできそうです。


離乳食初期(5~6カ月)

調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める


離乳食中期(7~8カ月)

調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は30~40g


離乳食後期(9~11カ月)

調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は45g


離乳食完了期(12~18カ月)

調理形態の目安としては、歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は50~55g

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スナップエンドウを使った離乳食のメニュー例

スナップエンドウ
Thanthima Lim/Shutterstock.com

スナップエンドウ入りじゃがいものクリームスープ

「7カ月の頃に作ったメニューです。スナップエンドウのペーストとじゃがいものペーストに溶いた粉ミルクを加えてスープにしました。初めてでも食べやすいようで完食してくれました」(20代ママ)

初期から中期の、お粥やすりつぶした野菜を食べることに慣れた頃、初めてスナップエンドウを与えたというママが多くいました。


スナップエンドウとにんじん入りのおやき

「1歳2カ月の頃、手づかみで食べられるよう意識して作りました。薄力粉と粉チーズを水で溶いたところに、茹でて細かく切ったスナップエンドウとにんじんを加えて、一口サイズに焼きました。気に入ったのか食事に出すと喜んで、真っ先に手をのばすこともありました」(30代ママ) 

後期から完了期の離乳食は、子どもが自分から食事できるように、工夫して作るママもいるようです。

保存方法

初期・中期

「よく洗ったスナップエンドウのヘタと筋を取り、沸騰したお湯でやわらかくなるまで茹でてから、豆だけを取り出し、外皮を剥いてペースト状にしてから冷凍保存していました」(30代ママ)

離乳食が始まった頃の初期・中期は1日の食事の回数や、1回の量も多くないので、冷凍保存しても多く作らなかったという声もありました。


後期・完了期

「普段は、やわらかく茹でた状態のスナップエンドウを冷蔵保存しています。時間があるときは、他にも冷凍保存できるレシピを作り置きしておき、もう1品欲しい場合などにサッと出せるようにしています」(20代ママ)

食事のタイミングに子どもを待たせることなく出せるように保存。すぐに食べられる状態に調理してから冷凍保存しているママもいるようです。

気をつけていた点

食べさせるとき

「10カ月の頃、和風だしでやわらかく煮たスナップエンドウの豆を与えました。豆の粒に興味をもった様子でしたが、喉に詰まると心配なので、つぶしたり、細かく切って与えたました」(30代ママ)

「1歳の頃、やわらかく茹でたスナップエンドウを3等分して与えましたが食べてくれず、そこで、刻んで他の野菜といっしょに和風だしで茹でてとろみをつけると食べてくれました」(30代ママ)

スナップエンドウは調理の仕方で子どもの反応が変わるようです。子どもの食事の様子を見ながら食べやすいように与えられるとよさそうです。


スナップエンドウは中期から離乳食で活躍

離乳食を食べる子ども
buriburi/Shutterstock.com

スナップエンドウはいつから離乳食として取り入れたらよいのか悩むママもいるようですが、多くのママたちは初期には取り入れず、離乳食中期から後期、完了期に与えているようです。

初めは豆だけを取り出してペースト状にしたり、細かく刻んだりして、子どもの様子を見ながら少量ずつ与えるとよいようです。味付けや調理方法など工夫をして食事に取り入れていけるとよさそうですね。離乳食の時期が進めば大人のメニューから取り分けて調理することもできるでしょう。家族と同じようなメニューをいっしょに食べることで食事の楽しさを伝えてあげられるとよいですね。


※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

※記事内で使用している参照に関する内容は、2017年12月24日時点の情報となります。

2017年12月26日


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