お年玉に税金はかかる?贈与税との関係や対象になる金額

あわせて知りたいお年玉の管理の仕方

お年玉に税金はかかる?贈与税との関係や対象になる金額

子どもが高額なお年玉をもらったとき、税金の対象になるのか気になるママやパパもいるのではないでしょうか。今回は、お年玉と贈与税の関係が気になるときや贈与税について、お年玉の管理の仕方を国税庁の資料やママたちの体験談を交えてご紹介します。

お年玉は贈与税の対象になる?

子どもにお年玉をあげたり、親戚からお年玉をもらったりと、お正月にお年玉のやり取りをするママやパパもいるのではないでしょうか。子どもが高額なお年玉をもらった場合、贈与税として税金を収める必要があるのか気になるママもいるかもしれません。お年玉は、贈与税の対象になるのでしょうか。

贈与税について

贈与税がどのようなものなのかを、国税庁のホームページを参考にご紹介します。


贈与税とは

国税庁のホームページによると、贈与税とは個人から財産をもらったときにかかる税金を指すようです。会社などの法人から財産をもらったときは、贈与税はかかりませんが所得税がかかるそうです。贈与税の課税方法には、「暦年課税」と「相続時精算課税」の2種類があります。


対象の金額

ブタの貯金箱
iStock.com/narith_2527

国税庁のホームページによると、1月1日から12月31日までの1年間にもらった財産の合計額から基礎控除額の110万円を差し引いた残りの額に対して贈与税がかかるそうです。その場合、財産をもらった人が申告と納税をする必要があるとされています。

1年間にもらった財産の合計額が110万円以下なら贈与税はかからないようなので、お年玉の合計が110万円以下の場合は、贈与税の対象ではないようです。

出典:贈与税がかかる場合/国税庁

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お年玉と贈与税の関係が気になるとき

ママたちがお年玉と贈与税の関係が気になると感じたのは、どのようなシーンなのでしょうか。ママたちに、お年玉と贈与税の関係が気になるときを聞いてみました。


1人からまとまった金額をもらったとき

「夫の祖父からまとまった金額のお年玉をいただきました。子どもには多すぎる金額だったので、税金の対象になるのではないかと気になりました」(20代ママ)

「遠方に住んでいる両親から『入園祝いと誕生日祝いもまとめてお年玉で渡したい』と、まとまった金額をもらいました。金額が大きいと贈与税などの税金に関わってくるのかもしれないと感じました」(30代ママ)

祖父や両親からまとまった金額のお年玉をもらったとき、贈与税の対象になるのかと気になったママもいるようです。高額なお年玉をもらうと、贈与税との関係について気になってしまうママもいるかもしれませんね。


お年玉の合計が100万円を超えたとき

「子どもがもらったお年玉の合計金額を計算すると、合計が100万円を超えていました。高額な贈与には税金がかかるのではないかと思い、夫に相談して贈与税について調べました」(40代ママ)

両親や親戚からもらったお年玉の合計金額が100万円を超えたとき、贈与税について調べたママもいるようです。パパが自営業の場合、会社のスタッフからお年玉をもらうことが多い場合や親戚が多い場合など、お年玉の合計金額が高額になったときに税金が気になったというママの声もありました。

国税庁のホームページによると、贈与税は原則として贈与を受けたすべての財産に対してかかるようですが、その財産の性質や贈与の目的などからみて、贈与税がかからない場合もあるそうです。例えば、個人から受ける年末年始の贈答や祝物で社会通念上相当と認められるものは贈与税がかからないとされているようです。

高額なお年玉をもらった場合、金額や目的などによって贈与税がかかるかどうか気になるときは国税庁のホームページなどで確認するとよいかもしれません。

出典:贈与税がかからない場合/国税庁

お年玉の管理の仕方

通帳と印鑑
© sum41 - Fotolia

子どもがお年玉をもらったとき、どのように管理するとよいのか知りたいママもいるかもしれません。実際に、ママたちがしたお年玉の管理の仕方をご紹介します。


詳細を記録する

「お年玉をもらった日付と相手の名前、金額を記録しています。高額な金額のお年玉をもらったときは税金などの対象になるか確認できるように、1年間にもらった合計金額なども記録しておくと安心だと思いました」(30代ママ)

「子どもが大きくなったとき、いつ誰からもらったものなのかしっかり伝えたかったので詳細を記録しました。誰からいくらもらったのか記録しておくと、こちらがお年玉を包む金額も検討しやすかったです」(20代ママ)

日付や相手の名前、お年玉としてもらった金額などの詳細を記録して管理したママもいるようです。子どもが大きくなったときには、記録とお金の管理を任せたというママの声もありました。


貯金する

「子どもが小さいので、お年玉には貯金して私が管理しています。子どもの入園や入学のときなどに使えたらよいと思いました」(20代ママ)

「夫婦で相談し、お年玉は貯金することにしました。子どもに大きな買い物をするときに使わせてもらおうと話しあいました」(30代ママ)

お年玉を貯金し、子どもの未来のために残したいと考えたママもいるようです。子どもの名義の口座を作り、毎年お年玉を貯金しているというママの声もありました。


子どものために使う

「もらったお年玉は子どものために使っています。うちの子はバレエを習っているので、レッスンや発表会、衣装などに使わせてもらいました」(30代ママ)

「子どもが好きなものを買うときに使っています。普段はおもちゃやゲームを買わないので、お年玉で好きなものを買うのが楽しみなようです」(40代ママ)

習い事やおもちゃなど、子どものためにお年玉を使うママもいるようです。子ども部屋の家具や自転車を買ったり、子どもが行きたい場所へ旅行したりと、子どものためにお年玉を使うと喜んでもらえるかもしれませんね。

お年玉の金額は計算しておこう

お年玉のやり取り
© milatas - Fotolia

子どもがもらうお年玉に税金がかかるのか気になるママやパパもいるようですが、国税庁のホームページによると年末年始の贈答や祝物で社会通念上相当と認められるものは贈与税の対象にならないようです。お年玉が高額な場合は、詳細を記録して管理しておくとよいかもしれません。

お正月にお年玉をもらったときは管理の仕方を考え、子どもといっしょに相手に感謝の気持ちを伝えられるとよいですね。

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※記事内で使用している参照内容は、2018年12月15日時点で作成した記事になります。

2019年01月02日


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