子どもとすごす節分の楽しみ方。鬼の衣装や折り紙を使った遊びなど

ゲームや飾りつけについても紹介

子どもとすごす節分の楽しみ方。鬼の衣装や折り紙を使った遊びなど

節分の日には子どもといっしょに鬼のお面をかぶって豆まきをしたり、簡単な作り方の折り紙で飾りを作ったりしたいと考えるママもいるかもしれません。今回の記事では、赤ちゃんから楽しめる節分のすごし方、鬼が嫌いなものや鬼のパンツを使った遊び、節分を楽しむポイントについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

節分とは

節分は、季節が移り変わるときとして立春、立夏、立秋、立冬と1年に4回ありますが、現在は立春の前日を指して節分と言うようになったとされています。立春は厳しい寒さを乗り越え新しい年を迎える日ということから、旧暦の災難や厄を追い払うための行事が行われたそうです。

節分には鬼の存在と豆まきが欠かせませんが、それぞれの由来などについてご紹介します。


節分の鬼退治の由来

節分に鬼退治をするという行事が始まったのは室町時代の頃とされているようです。季節の変わり目は邪気が入り込みやすいということから、節分の日には鬼が来ると信じられており、新しい季節を迎える前に悪いものである鬼を退治する風習が広まったと言われているそうです。

節分に大豆を撒くのは、五穀豊穣を祈る行事にも使われる大豆には鬼を退治する力があると考えられていたことや、鬼の目に大豆を投げて退治したという言い伝えからなど、由来には諸説あるとされています。


豆まきの仕方

節分の豆
iStock.com/photo_boruchi

節分には豆まきをするという家庭もあるようですが、豆まきに関する決まり事などはあるのでしょうか。ママたちに豆まきの仕方を聞いてみました。

「我が家では節分の夜、夕飯の後で家族みんなで豆まきをします。はじめに窓を開けて『鬼は外』と言いながら3回外に向かって豆をまき、次に窓を閉めて部屋のなかに『福は内』と3回まきます」(40代ママ)

「子どもに大豆をまく理由を聞かれたので『豆は鬼が嫌いなものだから鬼退治に使うらしい』と説明しました。升に入れて神棚に供えておいたた大豆で、子どもも大きな声を出していっしょうけんめいに豆まきをしてくれました」(30代ママ)

節分の豆まきの仕方は地域や家庭によってさまざまで、豆まきをする時間帯も夕飯前の場合や夕飯後の場合などが違いがありました。豆まきをした豆は年の数だけ食べるとよいとされていますが、子どもが食べたいと言うのでついつい多めに食べてしまうというママの声もありました。

子どもと楽しむ節分のすごし方

節分を子どもや赤ちゃんと楽しむ場合、どのようなすごし方があるのでしょう。ママたちに聞いてみました。


鬼の衣装を着る

「我が家では子ども用の鬼のパンツを手作りし、仮装を楽しんでいます。フェルトを使う簡単な作り方の鬼のパンツですが、子どもたちは喜んではいてくれます」(30代ママ)

「節分には家族みんなで鬼の衣装を着たり角をつけたりして楽しんでいます。赤ちゃんでもはける鬼のパンツの作り方を友だちに教えてもらい、かわいく変身させました」(30代ママ)

節分には鬼のパンツなど、衣装を着て楽しんでいるというママがいました。鬼の衣装を着ることで豆まき以外にも節分の雰囲気を味わえそうです。鬼役のパパが鬼の仮装をしたときは、赤ちゃんや子どもが大泣きしてしまったという声もありました。


恵方巻を食べる

恵方巻
iStock.com/yasuhiroamano

「節分の日の夕食には恵方巻を食べてすごしています。子どもにはハーフサイズの恵方巻を用意し、家族全員でその年の恵方を向いて食べるのを楽しみにしています」(40代ママ)

節分に恵方巻を食べる家庭もあるようです。一般的にはその年の恵方を向いて食べるとよいとされているようなので、節分の前に確かめるとよいかもしれません。中には、赤ちゃんも食べられるような恵方巻をアレンジして作ったという声もありました。

豆まきや節分にまつわる作法や由来、恵方巻きの正しい食べ方

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子どもと節分を楽しむ遊び

節分には節分らしい遊びを子どもと楽しみたいと考えるママもいるかもしれません。実際にやってみて楽しかった遊びをママたちに聞いてみました。


折り紙で節分モチーフ作り

折り紙で作った鬼
iStock.com/kukai

「うちの子は折り紙が好きなので、節分には折り紙で鬼や金棒を作って遊びました。5歳の子どもも、少し難しい折り方にも挑戦しながら楽しく作っていました」(40代ママ)

折り紙で節分をモチーフにしたものを作って遊ぶのも楽しそうです。ママやパパがいっしょに作れば、角のついた鬼など少し難しい作り方にも挑戦できるかもしれません。他に、升や三方を折り紙で作ったところ、子どもが嬉しそうに豆まきをしていたというママの声もありました。


鬼倒しボーリング

「節分の日の遊びに室内でできるボーリングを考えました。少し水を入れたペットボトルに折り紙で作った鬼を貼ってピンにし、ガムテープで大豆に見立てたボールを作って張り切って遊んでいました」(40代ママ)

節分の頃は寒くて外で遊べないこともあるために、室内で体を動かすボーリングなどの遊びは子どもも喜んでくれるかもしれません。子どもと大人でボールを投げる位置を変えれば、家族でボーリング大会ができそうです。


的当てゲーム

「節分には普段遊んでいる的当てゲームを節分風にアレンジして遊びました。紙コップに折り紙で作った鬼を貼り割りばし鉄砲でゴムを当てて倒す遊びで、コップに点数をつけて子どもと競争をして楽しみました」

紙コップを的にする的当てゲームも節分仕様にすることで、子どもと節分を楽しむ遊びになりそうです。鬼が嫌いなものを子どもといっしょにイメージして作り、的に当てるのもおもしろいかもしれません。

節分を楽しむためのポイント

家族で節分を楽しむためのポイントをママたちに聞いてみました。


節分の記念写真を撮る

「我が家ではイベント毎に記念写真を撮るようにしています。節分には家族全員が鬼のパンツをはき、頭に角のカチューシャをつけて、おもしろい写真にしています」(40代ママ)

「うちでは赤ちゃんに鬼の衣装を着せて寝相アートを撮りました。毛布を使って簡単な作り方の恵方巻を作り、赤ちゃんが上に載っているように表現してみたら、かわいらしい節分の写真になりました」(30代)

節分らしい衣装などを使って記念の写真を撮っているママがいました。一年に一度の行事に雰囲気の出る写真を撮れば、家族のよい記念になりそうです。


節分らしい飾りつけをする

「節分の1週間ほど前から子どもといっしょに折り紙でさまざまな色の鬼を作り、リビングの壁に飾りました。玄関には鬼が嫌いなものとされているヒイラギを飾り、節分が来るのを楽しみにしていました」(30代ママ)

節分の前から家のあちらこちらに折り紙の鬼などを飾れば、子どもも節分を待ち望んでくれるかもしれません。折り紙の他に、フェルトを使う鬼のマスコットの作り方もあるようなので、いくつか作ってつなげて子どもが喜んでくれそうなガーランドにするのもよいですね。

節分の飾り付けのアイデア。飾りの意味や手作り、折り紙での作り方

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家族で節分を楽しもう

恵方巻を食べる家族
© milatas - Fotolia

節分を子どもや赤ちゃんと楽しむために、折り紙で鬼のパンツを作ったり、鬼が嫌いなものをアレンジした遊びを考えたりしたママがいました。簡単な作り方の鬼の衣装や角もあるようなので、大寒をすぎたら準備を始め、家族で節分を楽しめるとよいですね。

2018.11.03

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