【小児科医監修】幼児や子どもの誤飲を防ぐ薬の保管方法

【小児科医監修】幼児や子どもの誤飲を防ぐ薬の保管方法

薬の使用期限や保存方法など

子どもの処方薬や飲み残しの薬の扱いに迷ったことはありませんか。また幼児が薬を誤飲しないように、どのように薬を保管したらよいのかママやパパは気になりますよね。さまざまな薬の保存方法や使用期限などを説明します。古い薬の扱い方などもご紹介します。

眞々田容子(クローバーこどもクリニック)

幼児や子どもの処方薬の保管と保存

薬
iStock.com/aduchinootonosama
幼児や子どもの病気やケガなどで使う薬はママやパパが管理することが多いでしょう。

病院で医師から処方してもらう幼児や子どもの薬はシロップ、粉薬、錠剤などさまざまなタイプの薬がありますが、それぞれ保存方法や使用期限は異なります。幼児や子どもが薬を誤飲しないように保管場所も考えなくてはなりません。

ママやパパはどのようなことに気をつけて、幼児や子どもの薬を保管するとよいのでしょうか。

薬の誤飲を防ぐための保管方法

幼児や子どもが薬を誤飲しないようにするための基本的な保管方法をご説明します。

薬と別のものを分けて保管する

薬を保管している場所に、お菓子などの食べ物やジュースなどの飲み物などを一緒にしておくと、幼児や子どもが薬を誤飲してしまう危険があります。薬だけがまとめてある保管場所を作ったほうがよいでしょう。

また、誰が使う薬なのか、ネームプレートや仕切りなどで薬を分けておくと家族の誤飲の防止にも繋がります。

薬の容器を入れ替えない

液状シロップなどの薬を容器に入れ替えて使用している人もいるかもしれません。薬の入っていた容器を他のものに移し替えたりすると、幼児や子どもが薬と分からずに誤飲してしまう危険があります。

薬の種類や使い方なども混乱してしまうかもしれませんので、薬容器のはそのままにして保管しましょう。

幼児や子どもの周囲に薬を置かない

子どもの手の届くところに薬は置かない
iStock.com/Hakase_
好奇心旺盛な幼児や子どもは、ものを触ったり口に入れたりすることがあります。ママやパパがふと目を離したときに、近くにあった薬を幼児や子どもが薬を口の中へ入れてしまったりしたら大変です。

薬は幼児や子どもの目につかないところに保管しておき、使用するタイミングのときに出すのがよいでしょう。また、幼児や子どもが薬を見つけても手が届かない場所に保管するのもよいかもしれません。

薬に関する保存方法の注意点

薬によって保存方法に注意が必要なものがあります。薬は保存方法を間違えると効能や成分が変化してしまう恐れもあります。処方を受ける際は冷蔵保存か、室温保存かなどについて必ず確認しましょう。

薬は湿気や温度、光などで効能などが変化してしまうこともあります。冷蔵保存などの指示がない場合や室温保存と指示された場合は、湿気の多い場所や直射日光や高温となる場所を避けて保存するとよいでしょう。

湿気が入らないように薬の容器のふたをしっかり閉め、日中の車内や暖房器具の近くに置かないなどを意識して保管するとよいかもしれません。

処方薬は保存できる?

病院から処方してもらった処方薬の保存期限はどのように決まっているのでしょうか。処方薬の保存期限が過ぎてしまった場合の扱い方について説明します。

古くなった薬はどうすればいい?

古くなった薬は、効き目が落ちている場合や成分が変化してしまっている場合があります。使用せずに処分しましょう。薬ごとに処分の方法も異なりますので、薬局などで説明を受けるとよいかもしれません。

処方期間が終わったら捨てる

処方薬は診断時に患者の症状や体質などに合わせて、治療に必要な期間と薬の量を、医師が考えて処方しています。

薬が余ってしまったときは保管せずに、医師や薬剤師に相談の上、処分するのがよいでしょう。処方を受ける際に、医師や薬剤師に処分方法について確認しておくとよいかもしれません。

また、頓服薬など医師から「痛みが出たときに飲んでください」や「発作がでたときに飲んでください」など事前に指示を受けている場合は、薬の保存方法を守って保管してください。

薬のタイプ別。使用期限と保存のポイント

幼児用の薬にはさまざまな形や種類があり、使用期限や保存方法に悩むこともありますよね。薬のタイプごとにどのような使用期限や保存方法がポイントとなるのか見ていきましょう。

液薬の保管は冷暗所で1週間が期限

シロップなどの液体の薬は、雑菌の繁殖などに気をつけたい薬です。処方期間が終わったら長くても1週間を目安に破棄するのがよいでしょう。特に液体シロップ薬は、子どもが好んで飲みたがる場合があります。誤飲を防ぐためにも、処方期間が終わったら早めに捨てましょう。

処方期間中も薬のカップや容器の口部分などは、雑菌が繁殖しやすいため、服用後はカップはしっかり洗う、容器の口はしっかりふき取るなどして清潔に保存しましょう。

粉薬の保管は湿気に注意して1カ月まで

粉薬の保存には、湿気に注意して乾燥剤といっしょに保管するのがおすすめです。

粉薬は、ものによっては1カ月くらいは保管することができるようですが、あらかじめ薬の使用期限を確認しておくとよいでしょう。

また幼児の処方薬として一番多いのが粉薬です。ほかの薬と間違えたり、紛らわしくなることも考えられますので、薬の名前をしっかりパッケージに記したり、使用期限が過ぎたら破棄してしまうのがよいかもしれません。

メーカーで個別包装された薬

個別包装されている処方薬は、お薬手帳や処方を受けたときに医師や薬剤師に処方期間を確認しておくとよいかもしれません。

座薬は常温と冷蔵保存の両方があるので要確認

座薬は種類によって保存方法が異なります。

「温度の変化によって溶けるものは冷蔵保存」
「水分によって溶けるものは常温保存」

と区別されています。冷蔵保存の座薬は冷蔵庫に保管、常温保存の座薬は湿気に注意して保管しましょう。

処方された座薬がどちらの種類かをきちんと確認することが重要です。座薬は保管方法をしっかり守っていれば、半年から1年くらいの期間が保存の目安になります。

錠剤は種類にあった保管方法を

年長児くらいになると医師によっては錠剤を処方することもあるでしょう。大人用の錠剤と保存方法に大きな違いはないのですが、特に高温多湿の場所や直射日光の当たる場所を避けて保存しましょう。

ひとくちに錠剤といっても種類はさまざまです。使用期限や保存方法は医師や薬剤師に相談しましょう。

薬の保管方法を工夫し、医師や薬剤師の指示を守って薬を使う

薬はきちんと保管する
iStock.com/smartstock
薬にはさまざま種類があり、保存方法も使用期限も異なります。冷蔵庫で保存する薬もありますので、幼児や子どもがジュースやお菓子と間違えて薬を誤飲しないような工夫をして保管することも大事です。

特に処方薬は、医師が使用する人の症状や身体に合わせた薬ですので、誰の薬なのかがきちんと分かるようにして保管しておくと安心かもしれません。薬の使い回しや誤飲をしないように注意しましょう。

使用期限の過ぎた薬は成分や効き目が変化している場合もあるので処分しましょう。不安であれば、あらかじめ薬の使用期限や処分方法を、医師や薬剤師に相談しておくとよいかもしれませんね。

監修:眞々田 容子(クローバーこどもクリニック)

No Image

眞々田容子(クローバーこどもクリニック)

眞々田 容子の監修記事一覧(バックナンバー)

台東区蔵前の小児科クローバーこどもクリニック院長。信州大学医学部卒業。日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会専門医。ホリスティック医学協会会員。

症状だけを診ていくのではなく、患者さんの心身全体の状態をみていく”心と身体をつなげる”医療をしています。

お母さんの子育ての不安が少なくなるよう、診療内でお話しをしっかり聴いていきます。

クローバーこどもクリニックのブログ
クローバーこどもクリニック

2020年03月16日

専門家のコメント
17
    めい先生 保育士
    袋にそのまま入れて保管しています。薬を回数分ごとに切ったり小分けすることで誤飲要素を作る気がするので💧
    すー先生 保育士
    子どもと大人の薬箱は分けて保管しています。薬箱は普段目に入らなず、手が届かない所に置いているのでテーブルに置き忘れない限り誤飲は大丈夫かなと思っています。
    りお先生 保育士
    4歳の娘が2歳の頃、私の生理痛の痛み止めの錠剤を触って遊んでいて、1つなくなっていたことはあり、誤飲したのかと青くなったことがあります💦

    実際には飲んでいなくて、隅の方に落ちていたのですが、その時に薬は子どもが手が届きにくいところに置くだけでなく、子どもが開けられないものに入れないといけないなと反省しました。

    今は、手が届かないところに、ジッパーに入れて保管しています。
    すみっこ先生 保育士
    薬箱は子どもの手の届かないところに置いてあります。
    小学生になった今も
    薬は子どもが一人で触ることはないので、しまってあります。
    めーめー先生 保育士
    病院で処方されたものは、そのままの袋に入れて保管しています。ただ、期間が過ぎたものは処分するようにしています。(座薬は保管してます)
    常備薬含めて、誤飲の可能性のある薬は、簡易金庫のようなロックのかかるケースに入れて、子どもが目にしたり手にしたりできないようにしています。使うとき少し手間だと感じることもありますが、後で後悔しないための予防策だと思っています。
    ゆきな先生 保育士
    袋に入れジップロックに入れあとは引き出しの奥底にいれてます。わら
    定期的に点検し、使用期限も確認していますよ
    こいまま先生 保育士
    薬は家族それぞれの名前のボックスに保管しています。
    いざ飲みたい時もそれぞれのところから探せば良いだけなので誤飲の心配がありません。
    のんの先生 保育士
    お薬は冷蔵庫の中や木箱の中に入れ箱自体に鍵をかけています。
    誤飲してしまった場合は救急車連絡した方が良いと言われました。
    なごみ先生 保育士
    病院で処方された薬は薬局で入れてくれる袋に入れたまま保管しています。薬の場所は薬を出すところを子どもに見せていないのでどこにあるか子どもは知りません。
    はなばたけ先生 保育士
    園によっても薬を預かるところと預からないところが分かれますよね、私のところは基本的に預かりません。お家での保管法、参考になります
    cocoまま先生 保育士
    薬の誤飲はあってはならないことですよね、完全に親の責任です。親子の共同スペースには置かず、子どもは触らない場所に保管しています^ ^
    ちぃ先生 保育士
    薬箱は子どものでの届きにくいところにしまってあります。とるときに少し面倒なようにあえてしてあります。
    いつも飲む薬などはジッパーに入れてこどもの身長よりも高い位置に保管しています。
    いちご先生 保育士
    正直、こればかりは大人の管理能力の問題かなと思っています。
    我が家では、まず、必ず子どもの手の届かない所に置き、万が一落ちてしまっても簡単に薬が溢れないようなジッパー付きの袋に入れる。あとは、飲み終えた時に必ず元の場所に戻すようにすることです。
    ひよこ先生 保育士
    処方していただいた薬局で、保管方法や使用期限を教えていただけました。薬の説明書にも書いてあったので、そのまま袋に入れたり貼ったりしてなんの薬でいつまで使えるかをわかるようにしています。

    高い位置の棚や冷蔵庫の1番上など、「子どもの手の届かないところに置く」というのが大事ですね。
    ひよこ先生 保育士
    保育園や幼稚園へ持っていくと、飲み忘れたり、飲み間違えることがあるかもしれないので、薬を処方してもらう時に「1日2回にできますか?」ときいてみるといいですよ☺︎
    のの先生 保育士
    誤飲は大人が防いであげないといけません。子どもに触られたら困る物は扉のあるところにきちんもしまいましょう。
    かんな先生 保育士
    兄弟で同じ時期に薬を飲んでいたときは、薬袋をさらにジップロックに入れそれぞれの名前を書いて間違えないようにしました。

    保管場所は手の届かない戸棚におきました。
おすすめユーザーのコメント
1
    SB
    引き出しの中にしまってありましたが、ある日引き出しを開けて遊んでいて冷やっとしたことがあります。

    いつの間にか出来ることが増えていくので、手の届かない高い位置にしまっています。

トラブルの関連記事

カテゴリ一覧