【小児科医監修】3歳児が熱を出したときの対処と解熱剤を使うタイミング

【小児科医監修】3歳児が熱を出したときの対処と解熱剤を使うタイミング

元気があるときの受診の目安など

3歳の子どもが熱を出す前によくみられる仕草や行動、熱があるけれど元気なときの病院に行く目安を解説します。また、子どもの熱が下がらないときの正しいホームケア法と解熱剤(熱冷まし)を使うタイミングや、熱が下がらないときの病院への再受診の目安についてもご紹介します。

眞々田容子(クローバーこどもクリニック)

3歳児の発熱の理由

子どもの発熱の原因は、風邪が多く、原因としてはウイルスがほとんどです。

病気以外では、暑い日や急に気温が上がったときに水分を十分に取らず、帽子をかぶらないで長時間外で遊ぶと熱中症になって熱が上がることがあります。

ストレスが原因で熱が出る場合がありますが、3歳児の発熱の理由としてはまれでしょう。

発熱前に見られることの多い仕草

1日のなかでも、朝より夕方からの方が熱が高くなる傾向があります。

3歳くらいの子どもになると、体調がよくないことを言葉で伝えられる子もいます。しかし体調が悪いときには口数が少なくなったり、気持ちが言葉にならない子も多いようです。ママやパパが普段から子どもの様子をよく観察して「いつもと違う」と体調の変化に気づいてあげることが必要です。

3歳の子どもに多い発熱する前の仕草や行動はどのようなものでしょうか。

反応が鈍い

何度か呼びかけないとママやパパ、お友だちなどからの声かけに気づかなかったり、返事が返ってこないなど、反応が鈍いときには発熱する兆候かもしれません。視線が合わず、目がうつろでぼーっとしている時間が長いときにも要注意です。

機嫌が悪い

ぐずる子ども
iStock.com/maroke
ずっとぐずっていたり、いつもは泣かないようなことで泣くときには、これから子どもが発熱するサインかもしれません。

食欲が落ちる

普段より食べるペースがかなり遅かったり、食べる量が少なかったり、好きな食べ物を残すときには体調が優れない証拠かもしれません。

子どもが食べられるものをゆっくり食べさせて様子をみましょう。

室内遊びが増える

いつもは体を動かして遊ぶことを好んでいる子どもでも、熱が出る前は、絵本を読んだり、ブロック遊びなど室内遊びが中心になり、ゆっくり過ごしたがることがあるようです。遊びの途中で、寝そべる場面が増えるときも熱が出る前兆かもしれません。

熱で受診するときの目安

熱があっても、子どもの機嫌がよく、水分や食事がとれていて、発熱以外の症状がひどくないときには、すぐに病院を受診せず様子をみてもよいです。

しかし、熱がそんなに高くなくても水分がとれず、ぐったりして元気がないときには早めに病院を受診するようにしましょう。3歳児は、急激な発熱で熱性けいれんを起こすこともあるので注意が必要です。

熱の高さではなく、尿が出ているかや、水分がとれているかなど子どもの状態をよく見て判断することが大事です。判断に迷うときは小児救急相談(#8000)に電話をして指示を仰ぎましょう。

発熱時の対処法

子どもの発熱
iStock.com/

3歳の子どもが発熱したときの対処法をご紹介します。

水分補給はこまめに

発熱したときは、いつも以上に汗をかくので、体の水分が失われやすくなります。汗や尿、唾液などが出ているかよく観察しましょう。

子どもが脱水症状を起こさないように水分をこまめにとることが大切です。幼児用イオン水や経口補水液もおすすめです。水分の代わりにシャーベットや果物をあげてもよいですが、下痢をする可能性もあるので注意しましょう。

温度調節をする

子どもの手足が冷たいときには、これから熱が上がる可能性があります。子どもが寒がっていたり、震えているときには厚着をさせ、熱で暑がっているときには、衣類を1枚脱がせて子どもが心地よく感じられる温度調節を意識しましょう。

子どもが嫌がらなければ、タオルで包んだ保冷剤で首や脇、足の付け根などを冷やすのもよいですね。エアコンを使って温度調節するのもよいですが、直接風が当たらないように注意しましょう。

消化のよい食べ物を選ぶ

熱があるときには無理に食べさせなくてもよいです。

食欲があれば、おかゆやうどん、豆腐やバナナ、ゼリーなど消化がよく、子どもが食べられるものを与え、熱が下がってきたら、野菜スープや雑炊などで栄養をとるのもよいでしょう。

入浴は子どもの様子で見極める

入浴は、大人が思っている以上に体力を使います。入浴によって、子どもが熱をあげる場合もあります。入浴後は特に脱水症状に注意が必要なので、発熱時は湯船に浸かるのは控えましょう。

しかし、熱があっても子どもが元気で、汗をかいているときにはシャワーを浴びる程度なら大丈夫です。咳や嘔吐があったり、ぐったりして元気がないときにはシャワーもやめておくほうがよいでしょう。

解熱剤(熱冷まし)を使うポイント

子どもが熱で苦しんでいると心配になり、どうにかして早く熱を下げてあげたいものです。

しかし解熱剤(熱冷まし)は、一時的に熱を下げて身体を楽にすることはできますが、病気の根本を治す薬ではありません。熱を早く下げたいからとすぐに解熱剤(熱冷まし)を使うのではなく、高熱で睡眠や水分、食事がとれないときにのみ、解熱剤(熱冷まし)を使いましょう。

解熱剤(熱冷まし)を1度使ったときには、次の使用まで、6時間以上あけるなど正しい使用方法を守ることが大切です。

再受診の目安

処方薬を飲んですぐに元気にはならないときもあります。病院から処方された薬でも熱が下がって元気になるまでに時間がかかることもあります。かかりつけ医の指示どおり、治療を続けることが大切です。

処方薬を飲んでいても、熱が3日以上続く場合は、元気であってもほかの病気に感染しているかもしれないので、再受診しましょう。水分が取れない、おしっこが出ないなどのときも受診が必要です。

サインを見逃さず、正しいケアで熱を下げよう

熱の子どもを看病するママ
iStock.com/kiankhoon
子どもの熱が続くとママやパパも不安になりますよね。

3歳程度になると、普段は話すのが上手な子もいますが、体調不良のときに自分で症状を説明するのはとても大変なことです。

子どもが熱を出すときには、機嫌が悪くなったり、食欲が落ちる、視線が合わず、反応が鈍くなるなど普段とは違う様子が見られることも多いです。子どもの様子やちょっとした仕草をよく観察することが大切です。

熱が下がらないときには、まず適切なホームケアが重要です。すぐに解熱剤(熱冷まし)を使用せず、熱で子どもが水分や睡眠をとれないときに解熱剤(熱冷まし)を使いましょう。

発熱時の正しい対処法で子どもが早く元気になるように努めましょう。

監修:眞々田 容子(クローバーこどもクリニック)

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眞々田容子(クローバーこどもクリニック)

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台東区蔵前の小児科クローバーこどもクリニック院長。信州大学医学部卒業。日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会専門医。ホリスティック医学協会会員。

症状だけを診ていくのではなく、患者さんの心身全体の状態をみていく”心と身体をつなげる”医療をしています。

お母さんの子育ての不安が少なくなるよう、診療内でお話しをしっかり聴いていきます。

クローバーこどもクリニックのブログ
クローバーこどもクリニック

2020年02月27日

専門家のコメント
18
    ゆう先生 保育士
    急な発熱時のお家での対応方法として、一番良いのが氷嚢、水枕などによる冷やすことです。
    おでこに貼って熱を和らげるものもありますが、氷嚢、水枕の方が効果的だと教わりました。
    めるちゃん先生 保育士
    子どもの発熱はとても焦ります。発熱時に脇を冷やすと良いと知り、脇用の保冷剤グッズを購入しました。少しの変化も気付けるよう、子どもの様子を観察するようにしてます。
    せんせい 保育士
    急な発熱、しかももう病院がやっていない時間帯とかだとかなりあせりますよねかなり焦りますよね💦私の家では保冷剤をバンダナで巻いて両脇を冷やします☺︎あと水分を多めに取り、脱水も防ぐ🙌保冷剤はこまめに変えてあげるといいですね
    はなばたけ先生 保育士
    参考になります。 ( ^_^ ) 解熱剤を使用するタイミングを今一度確認したいですよね、あとは解熱剤を使用して登園することは避けて頂きたいです、、、、
    すー先生 保育士
    子どもが熱を出したときは、とりあえず水分を多めにとらし元気があれば様子を見ています。熱さまシートや保冷剤は嫌がるので基本何もしていません。食欲もなく水分も取れていないようならすぐ受診し、38.5度以上で解熱剤をあげ、熱が下がって元気なときに水分やヨーグルト、果物をあげています。
    ゆか先生 保育士
    熱が出たときは他にどんな症状があるのか確認します。

    それによって早急に病院へつれていった方がいいのか、1日ようすをみていいのか決めます。

    私は解熱剤は高熱になったらすぐに使うという考えではありません。
    熱があっても食欲も水分も睡眠もしっかりとれていて元気なら使いません。
    子どもが辛そうなときや頭がいたいときに服用させています。

    熱を出してからだのウイルスと戦っているし、解熱剤でさがって薬が切れたときにまた上がるタイミングが一番キツいと聞いたことがあるので。痙攣も熱が上がるときにおこるし。

    自分のお子さんにあった方法で対応してあげるのが一番いいですね。

    かよう先生 保育士
    食欲が落ちたり、いつも外遊びが多いのに室内遊びが増えたり、1度で声が届かないなどのは体調が良くないのかなと園でも注意してみてました。
    普段の様子をよく見ておくと発熱の兆候にも気づきやすいですよね。
    とーち先生 保育士
    発熱の時はすぐに解熱剤は使わず、水分を多めにとって様子を見ます。

    夜、熱にうなされて寝れない、食欲も、元気もない場合は解熱剤を使うようにしています。

     寒がっているようなら、布団を多めにかけ、暑がっているようなら、脇や首をアイスノンで冷やすなどしています。
    おはぎ先生 保育士
    娘が熱性けいれん持ちで何度か救急車にお世話になりました。その時聞いたのが、首の後ろを冷やすこと。血がめぐる頭に一番近いところなので熱を下げるのに有効なんだそうです。
    また息子の時は熱で汗もかいていたため少しだけお風呂に入れましたが、あがったあと体をガタガタ震わせて寒いーとなってしまいました。無理をさせず体を拭くなどして済ませておくほうが安全かもしれません。
    なごみ先生 保育士
    水分補給はこまめにして、脇に冷えピタを貼って対応してます。熱が出るのは体に入ってきたウイルスをやっつけようとしているからだから、解熱剤はあまり使わない方がいいと言われたので、寝れて水分も少しでも食事がとれているのであれば極力使いません。
    さと先生 保育士
    医師からは熱の高さよりも、元気かぐったりしているかどうかが大事と言われました。
    39度でも元気なときは安静にして、ぐったりしているときは座薬を使用しています。
    すみっこ先生 保育士
    熱があっても遊ぶ元気があるときは様子を見ます。
    ぐったりしていたりぼーっとしていりしていないか、目を離さずに様子を見ています。

    解熱剤を使うタイミングは薬剤師さんに教えてもらってから気を付けるようにしています。
    せおみ先生 保育士
    我が子も熱が出る前は機嫌が悪くなります。3歳はあまり昼寝をしないのですが、寝てしまった時や、食欲が低下している時など、いつもと違う様子だと熱が出る事が多いです。熱がでたからと直ぐに解熱剤を使うのではなく、目あすとしてはぐったりして、眠れないほどになったら使用をするようにしています。ある程度熱を出す事も大切だと聞きました。
    りお先生 保育士
    基本的には安静にすることが1番だと思うので、すぐに病院に行くのではなく、自宅で様子を見るのがいいと思います。

    夜も寝れるようであれば寝かせてあげれば、朝には熱も割と下がっているのではないでしょうか。

    朝起きても高熱で苦しそうな時はすぐに病院に行きましょう。

    子どもは夕方に熱を出し、朝には少し下がることが多いので、下がる場合は自宅で様子を見る、下がらない場合は病院を受診するといいと思います。
    めめ先生 保育士
    子どもは熱があっても元気なこともわりとあるので元気があれば解熱剤は使わなくてもいいとかかりつけの先生に言われているのでしんどそうな時だけ使用するようにしています。
    水分は多めに取らせるように気をつけています。
    ちぃ先生 保育士
    急な発熱焦りますよね。
    氷枕で頭を冷やすこと、脇を冷やすことが大切ですね。それも嫌がる場合は気休めに熱さまシートを貼っています。(あまり効果がないと言われていますが…)
    38.5度以上で寝るのも大変な場合は解熱剤も使用していますが基本は頼らないようにしています。あとは水分をこまめにとるようにするのと、食べられるものを与えることですかね。ゼリーやプリンなどはつるんとしていて飲み込みやすいですよね。
    りり先生 保育士
    熱があっても食欲と元気があれば様子を見ます。大体、次の日には下っていたりする事がおおいです。、寒がったりしてる時は熱が今から上がるサインなのでよく様子をみるようにしています。解熱剤はぐったりしてるときに使った方がいいです。病院も咳がひどかったり、辛そうにしてたら連れて行くのがいいと思います。
    ぽんた先生 保育士
    最近、保育園へ市から通達があり、冷えピタの類は、効果はほとんどなく、赤ちゃんが口に入れたり窒息する危険もあるからなるべく使わないように!とのことでした。お家でも、使うときはご注意くださいね

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