【小児科医監修】解熱剤やシロップなど赤ちゃん、子どもの薬の飲ませ方

【小児科医監修】解熱剤やシロップなど赤ちゃん、子どもの薬の飲ませ方

薬の形状別、年齢別の飲み方の工夫など

赤ちゃんや子どもに抗生剤や解熱剤などの薬を飲ませるときに苦労した経験はありませんか。薬の形状には粉薬や錠剤、液体シロップ、カプセル剤など種類があります。年齢別の小児でも飲みやすい薬の飲み方の工夫や、薬と組み合わせるときの注意点を解説します。

千葉智子(上高田ちば整形外科・小児科)

子どもの薬

小児科などで処方された薬を子どもが飲みたがらず、苦労するママもいるようです。服薬が苦手な子どもや、初めて服薬する赤ちゃんのためにママやパパができる工夫にはどのようなものがあるでしょうか。

形状別の薬の飲ませ方

服薬をするママと子ども
Odua Images/Shutterstock.com

薬には、粉薬やシロップ、錠剤、カプセルなど種類はさまざまです。

シロップにはドライシロップといわれる粉薬に含まれるものと液体シロップがあります。

ここでは、薬の形状別に飲み方をご紹介します。

粉薬

0~1歳の赤ちゃんに粉薬を与える際は、スポイト3~5滴程度の少量の水でといて、柔らかい団子状にします。団子状にした薬を子どもの上あごやほっぺの内側につけて、水を飲ませます。舌の先端は、苦みを感じやすいため触れないように、上あごやほっぺの内側に薬をつけるように意識しましょう。

2歳や3歳の子どもには、スプーンの上で薬とゼリーを挟むようにすると薬の苦みなどを感じにくく飲みやすくなります。薬の服用後には、水やお茶を飲ませるようにしましょう。

液体シロップ

液体シロップは、成分が沈殿しやすいため、飲む前に軽く振って混ぜ合わせましょう。

0~1歳の赤ちゃんに飲ませる際は、小児科や薬局などで手に入るスポイトを使います。スポイトで直接薬の量を測り、そのまま赤ちゃんの口の端にスポイト差し込みシロップを流し込みます。哺乳瓶の乳首に薬を入れて吸わせる方法でもよいでしょう。シロップを飲んだあとに母乳や水を飲ませるようにしましょう。

2~3歳の子どもは、食品やジュースに混ぜると飲みやすいでしょう。3歳以降の子どもは、コップで水分が取れるのならばコップで飲ませます。シロップが甘すぎたり、量が少ないときには、水に溶かして子どもが飲みやすくするなど配慮ができるとより飲ませやすいでしょう。

錠剤

5.6歳以上で飲めるようになる子が多いです。子どもに錠剤を飲ませる際には、子どもをイスに座らせて上半身をしっかり起こした状態にします。口を大きくあけさせて舌の奥の方に錠剤を置き、水を飲ませましょう。

ママやパパがいっしょに口を大きく開け舌を出し、「あーん」と言うと、子どもも真似をして、のどの奥を見せやすいかもしれません。口のなかが見えたときに、できるだけ舌の奥に薬を入れて飲ませるようにします。

ほかにも服薬ゼリーなどを使うのもよいかもしれません。

カプセル剤

カプセル剤を飲ませるときには錠剤のとき同様、上半身をしっかり起こして子どもをイスに座らせます。「あーん」と言いながら、子どもの口があいたときに舌の奥にカプセル剤をおきます。水を含んだあと、首を下にさげさせるとするっと飲み込みやすいようです。

苦い、甘い薬の飲ませ方

解熱剤などの苦みのある薬や、アレルギー剤などの甘い薬を飲みやすくするために、どのような食品に混ぜるとよいのでしょうか。

苦い薬(抗生剤、解熱剤など)

  • チョコレート味
  • アイスクリーム
アイスクリーム
iStock.com/sf_foodphoto

苦い薬は、上記のような食品に混ぜると飲みやすくなります。

ご飯やパン、ミルクなどの主食とは、医師の指示があるとき以外は混ぜないようにしましょう。味が美味しくなくなり、子どもの口に合わなかったときに、主食に苦手意識を持ってしまう場合があります。子どもが離乳食を進めている最中などの場合には、特に気をつける必要があります。

同じ理由で赤ちゃんに苦い薬を飲ませた直後に、母乳を飲ませることに反対する意見もあります。赤ちゃんによっては薬の味の影響で、母乳にも苦手意識を持つようになる子もいるようです。ただ、しっかり薬を飲み込ませるために、内服後に優しく声かけしながら、安心させるように授乳することは問題ないでしょう。

甘い薬(アレルギー剤など)

  1. ジャム
  2. ヨーグルト
  3. 練乳
  4. はちみつ

甘い味のついた薬は、上記のような食品と組み合わせることで飲みやすくなります。

しかしはちみつには注意が必要です。1歳未満の赤ちゃんには、小児ボツリヌス症の恐れがあるため、与えないようにしましょう。

熱いものと薬を混ぜると薬の成分が変わってしまうことがあります。食品や薬の成分によっては、混ぜることで薬の苦みを引き出したり、薬の効き目を減らしてしまうこともあるようです。薬と食べ物の組み合わせで気になるものがあるときには、かかりつけの小児科医や薬剤師に確認してからの方が安心です。

子どもが薬を飲める声のかけ方

大人でも薬を服用するとき、味や異物感に抵抗を覚えて、飲みたくないと思うことがありますよね。子どもにとっても、病気をしたからといって、いきなり「薬を飲みなさい」と言われても飲みたがらないのは無理はありません。

子どもに薬を飲ませるときは、病気を治すために必要だからと伝えることが大切です。

薬を飲んだら、元気になってお友達と遊べることや、薬を飲んだあとは、「元気が出てきたね」や「悪い菌が減ってきたよ」など、薬が病気をやっつけているイメージを具体的に言葉にしてみましょう。

0~1歳の赤ちゃんが、薬の意味を理解することは難しいかもしれません。しかし2歳程度になると、なぜ薬を飲むのかを毎回、ママやパパが丁寧に説明すると理解できるようになる子もいます。服薬が苦手な子どもでも薬を飲む意味を具体的に説明すると、スムーズに服用ができるでしょう。

年齢や薬の形状を考えて、子どもに合った飲ませ方が大事

お薬を飲む赤ちゃん
Lifebrary /Shutterstock.com

薬を飲ませるときに、子どもが服薬を嫌がって手こずったことのあるママやパパは多いのではないでしょうか。

子どもの年齢によって飲みやすい飲み方が変わってきます。薬の形状と年齢別の飲み方を知って、子どもが薬を飲めるように工夫することが大切です。小児科で処方があった場合には飲み合わせなどについて、かかりつけの小児科医や薬剤師に相談しましょう。

また子どもが薬を飲んでくれないと服薬させようと必死になることもあるかもしれません。まず病気を治すために薬が必要だということを、ママやパパといっしょに、子ども自身が認識することが大事です。「薬を飲みなさい」とだけ言うのではなく、薬の役割を具体的に伝えてあげることで子どもが納得して薬を飲めるようになるかもしれません。

スムーズな服薬で早めに病気をやっつけられるとよいですね。

監修:千葉智子(上高田ちば整形外科・小児科)

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千葉智子(上高田ちば整形外科・小児科)

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上高田ちば整形外科・小児科 副院長。

小児科専門医として、その時代に合った子どもの医療の実践を心掛けている。3児の母として子育てをしながら、現役で活躍中。外来では、ホームケアの方法を分かりやすく説明し、自宅に帰ってから自信をもって看護できるように、保護者への説明を丁寧にするように心がけている。子育てに関する疑問、不安、工夫など、何でも相談しやすいクリニックを作り、「子どもの笑顔を作る」ために活動。

上高田ちば整形外科・小児科

2020年02月21日

専門家のコメント
21
    おはぎ先生 保育士
    うちの子どもたちも、内側のほほにつけながら少しずつあげると飲んでました。咳止めのシロップは甘いから喜んで飲むんですけどね(笑
    また、熱が上がると不安で解熱剤をすぐ使いたくなるのですが長女は熱性痙攣もちで逆に使用しないようにと言われていました。解熱剤の効果が切れて、グンッと熱が上がるときに痙攣を起こしやすいそうです。なので、37.5°あたりで抗けいれん薬を使っていました。早めの症状で病院に行くことも大切ですが、熱性痙攣は遺伝もあるようなので、お父さんお母さんが小さい時になった事があるか聞いておくと受診の目安になるかもしれませんね。
    こと先生 保育士
    娘はシロップでも気分によって嫌がってました😭粉薬はおくすりのめたねのゼリーで飲んでましたが、嫌がるようになったので、お医者さんに粉薬はアイスクリームと一緒が1番飲みやすいと教えてもらい、アイスクリームで飲んでます✨
    すー先生 保育士
    1歳の娘は甘いシロップはそのままだと甘すぎて飲まないので、無糖のヨーグルトに混ぜてあげています。3歳の息子はシロップ大好きなので喜んでゴクゴク飲んでいます。粉薬は2人ともヨーグルトに混ぜています。錠剤やカプセル剤はまだあげたことがないです。
    かんな先生 保育士
    子どもの年齢や薬の性質よって飲ませるときの工夫の仕方が変ってくると思います。

    一歳までは、粉は白湯に溶いて哺乳瓶の乳首に入れて吸わせたり2歳くらいまでは、水薬、粉薬は溶いてスポイトで飲ませました。それ以上の年齢になった時は、医師や薬剤師さんに相談してヨーグルトやアイスクリームに混ぜて飲ませました。
    のの先生 保育士
    シロップに出来るものはなるべくシロップで出してもらいました。また、最近の粉薬は甘い物が多いので非常に助かります。コップを持たせた状態で口の中に粉薬を入れて飲んでもらいました。
    とーち先生 保育士
    シロップは甘いので無糖のヨーグルトに混ぜると飲んでくれていました。

    粉薬も赤ちゃんの頃は白湯で少し伸ばしてスプーンであげていました。
    さと先生 保育士
    うちは必ずシロップで処方してもらっています。
    しかし薬によって味が違うため飲まないことも。
    嫌がるときはヨーグルトに混ぜて飲ませています。

    私が子どもの頃は母が粉薬をお湯と砂糖でといてシロップにしてくれていました。
    みぃ先生 保育士
    家には薬を嫌がる0歳と2歳がいますが、0歳の子はスプーンに水で溶かした粉薬を少し身体を起こした状態で飲ませています。(完全に起こした状態だと口から出すので…)
    2歳の子は、同じくスプーンに水で溶かした粉薬を見せ「コレ一口頑張ったらゼリーあげる」と言うと、ちょっと考えた後仕方なさそうな顔でスプーンに口をつけてくれるので、褒め倒してます。
    まな先生 保育士
    まだ粉のお薬しか飲ませたことがないです。
    イチゴ味の粉薬だったので、お水を少し混ぜてスプーンで飲ませると、おいしそうに食べてくれました。
    今はお薬と一緒に飲むゼリーなどもあるので、子どもが飲みやすい方法を工夫したいと思いました。
    ひまわり先生 保育士
    粉薬は少量の水で練ってから、頬の内側につけています。
    舐めて溶けていくので比較的飲ませやすいです。
    子どもに薬を飲ませるのはホントひと苦労です。
    だいふく先生 保育士
    粉のお薬はヨーグルトや果物のソースに混ぜたり少量のジュースに混ぜたりしていました1歳半すぎたくらいからは、お薬の時はジュースが飲めると思っているみたいで、おくすりのむよー!と言うと嫌がらず自分で飲むようになりました。念のため処方されるときに混ぜたらだめなものがあるか聞いています。
    なごみ先生 保育士
    ジュースもゼリーも嫌いな子だったので、シロップの薬はなるべく出さないようにお願いして粉薬にしてもらいました。粉薬も甘い味が嫌みたいだったので、スプーンに少量の水と薬を溶かしてなるべく口の奥に飲ませていました。
    せおみ先生 保育士
    0.1歳の時は薬に少しお湯を混ぜ団子状にして上あごにつけて、飲ませていました。
    2.3歳になるとこの方法では引き出してしまうようになったので、ゼリーやアイスに混ぜてあげていました。苦い薬はゼリーやアイスでは味を消す事ができないので、チョコのアイス。ヤクルトに混ぜると苦味が消えるので薬が入っている事に気がつかれず飲む事ができましたよ。ヤクルトおすすめです!
    すみっこ先生 保育士
    混ぜるものによっては苦味が増してしまうものもあるので、薬剤師さんに相談をしてみると良いと思います!

    チョコレートアイスはお薬の苦味を消してくれるので助けられています!
    まだチョコレートアイスを食べていないときはゼリーに混ぜたりもしました。
    りお先生 保育士
    薬はヨーグルトに混ぜて飲ませることが多いです。
    大抵は甘く味がつけてあるのでそのまま水で溶かして飲ませていますが、たまに拒否されるので💦

    ヨーグルトに入れてもダメな時は、病院で他の薬に変えてもらったこともあります。
    しまこ先生 保育士
    ゼリーやヨーグルトに混ぜるのもいいですが、私のおすすめはあんこです。市販のチューブに入ったあんこを使うと少量ずつ使えて本当に便利ですよ。
    ぽんた先生 保育士
    うちは、下の子が粉が苦手だったので、体重がクリアしてからは錠剤で出してもらうようにしました。また、保育園で飲まなくて済むように朝晩だけに。。。
    りり先生 保育士
    うちの子達はありがたいことに薬を処方されると「やったー」と喜ぶ珍しいタイプです(笑)スプーンにヨーグルトをとって砂糖のように粉薬をかけてもらってたべます。ゼリーでも同じく。。薬飲ませるの大変なお子さんもいる中、本当に薬が好きでありがたいです(笑)薬を処方分なくなるともっと飲みたかった〜となぜか泣くほどです。。
    ぽんた先生 保育士
    うちの娘は粉薬が苦手で、体重がクリアしてからは、錠剤にしてもらいました。薬の形態は、可能なら変更してもらえるので、ごさんこうまでに
    まい先生 保育士
    薬が嫌な子は本当嫌がりますよね
    ゼリーなど使ったり、頬の内側につけたりやってみたらいいと思います
    ゆか先生 保育士
    うちの子はシロップが甘すぎるのかいやがり飲みませんでした。
    ですので小さいうちから粉薬でした。
    抗生物質は甘いものに混ぜると苦味がましてしまうので、チョコレートアイスなどで飲ませていました。
    あまり薬は服用していなかったのでいつくらいからだったのかはっきりわかりませんが小さいうちからなにも混ぜずにそのまま口のなかに粉薬を入れて、その後水を含むスタイルで飲めるようになっていました。

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