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2018年05月02日

【小児科医監修】これっておむつかぶれ?病院へ行く目安と受診すべきかについて

【小児科医監修】これっておむつかぶれ?病院へ行く目安と受診すべきかについて

赤ちゃんの肌はデリケートです。毎日のおむつ替えでおむつかぶれになる赤ちゃんも少なくないようです。おむつかぶれの原因や症状と、ホームケア法を解説します。また、おむつかぶれは小児科、皮膚科、何科の病院に行ったらよいのか悩むママも多いようです。病院に行く目安や薬の使い方も合わせて紹介します。

眞々田 容子(クローバーこどもクリニック)

おむつかぶれの原因

子どもの肌は大人の肌と比べると、皮膚が薄く外からの刺激に弱いのが特徴です。

おしっこやうんちの成分は肌にとっては刺激となるもの。さらに、汗やうんち、おしっこがたまったおむつの中は高温多湿で蒸れた状態になり、デリケートな肌にとってはさらにバリア機能が弱まった状態になります。

そんな状態で肌に刺激となるおしっこやうんちの成分が長時間、肌に接触することでおむつかぶれが起こります。このほかにも、サイズの合わないおむつを使うことでうんちやおしっこが肌の広範囲に広がってしまったり、きつくておむつのゴム部分で肌が擦れてダメージを受ける場合もあります。

うんちの処理の際、おしりをおしりふきで強くゴシゴシ何度も拭くと、それが肌にダメージを与え、そこにおしっこやうんちの刺激が加わることでおむつかぶれになる場合もあります。

おむつかぶれの症状

赤ちゃんのおむつ替え
ucchie79/Shutterstock.com

陰部やおしりを中心におむつがあたる部分が赤くなります。股や足の付け根、肛門周りに起こりやすく、おむつカバーのゴムがあたる太ももや腰にも起こる場合があります。肛門の周りに輪をかいたような赤い部分がみられることもあります。赤い小さな発疹がみられ、悪化すると皮膚がただれ、痛みやかゆみを生じることがあったり出血する赤ちゃんもいるようです。

新生児期やお腹の調子が悪く、下痢やゆるいうんちが続くときには症状がひどくなる傾向があります。

病院へ行く目安

「お尻が赤いだけなんだけど…」と、受診しようか迷っているママも多いでしょう。「肌が赤くなっているだけで機嫌がいい」などの場合は、この記事の最後に記載しているホームケアを行いながら様子を見てもいいでしょう。

ただし、皮膚がただれたりむけている、赤いブツブツや湿疹が広がっている、赤ちゃんがかゆがって機嫌が悪い、痛がって泣くなどの症状がみられたらすぐに病院に行くようにしましょう。

小児科と皮膚科どっちにいけばいいの?

診察を受ける赤ちゃん
buritora/Shutterstock.com

「もしかしてこれおむつかぶれかな?」と思ったときに小児科、皮膚科など何科の病院に行けばよいのか迷うママが多いようです。

小児科でも皮膚科でもどちらの病院でもよいですが、まずはいつも診察してもらっているかかりつけ医にみてもらいましょう。かかりつけ医が小児科医なら小児科で、小児科以外ですでにかかりつけ医の皮膚科があるならそこでいいです。

かかりつけの小児科で診てもらった結果、症状によって皮膚科を紹介される場合もあります。

おむつかぶれで処方される薬

おむつかぶれの症状によって処方される薬は変わってきます。症状によってどのような種類の薬が処方されることが多いかを調べてみました。

いずれの薬の場合も、用法や用量をよく確認して使用してください。また、症状がなかなか改善されない、悪化した場合は、医師に相談しましょう。

症状が軽めのときは「保湿薬」や「非ステロイド外用薬」

おむつ交換の回数が多いと、その分おしりふきなどで清潔にする回数も増えます。清潔にすること自体は肌を健やかに保つために大切なことですが、清潔にしたままだと、乾燥して外からの刺激に弱くなってしまい、トラブルを招きやすくなります。

「保湿薬」は、清潔にしたおしりの表面を保護し、おしっこやうんちなどの排泄物の刺激から肌を守ります。

おしりをきれいに洗ったあと水気をよく拭き、保湿薬を塗りましょう。肌をバリアし、外からの刺激をブロックする働きをしてくれます。ほかにも「非ステロイド外用薬」をガーゼにつけて炎症部分に使う場合もあります。

症状が重いときは「ステロイド外用薬」

症状が重いときには、ステロイド外用薬が処方されることが多いでしょう。ひどい部分に塗ると炎症が抑えられますが、やや刺激が強いため、症状があらわれている部分にのみ塗るようにしましょう。基本的に数日間の短期使用の薬になります。

ホームケア法

おむつとケア用品
Fascinadora/Shutterstock.com

「おむつかぶれになってしまった」場合は、どんなことに気をつけたらいいでしょうか。今すぐできるケア法をレクチャーします。

おむつをこまめに替える

おしっこやうんちをしたおむつを長い間そのままにしたり、交換するタイミングが長引いてしまうとおむつのなかはどんどん蒸れ、おしっこやうんちの刺激が長時間肌に密着し、ダメージを受けることに。おむつが濡れていないかこまめに確認し、取り替えるようにしましょう。

肌を清潔にしたら忘れずに保湿を

おしりを清潔に保つことがおむつかぶれにならないために重要です。下痢や軟便のときは、できるだけ洗面器にぬるま湯をはり、おしりをつけて脱脂綿などで洗い流すか、シャワーでうんちを洗い流しましょう。

うんちのたびに洗うと回数が多くて逆にお尻かぶれになってしまう場合があるので、おしりを洗うのは1日1~2回を目安にしましょう。おしりふきを使う場合は、ゴシゴシこすると肌への刺激になります。汚れにおしりふきをおしつけて密着させて取り除く「押し拭き」をしてください。

清潔にした後は必ずクリームやローション、オイルなどで保湿をしっかり行ってください。

おしりふきは刺激の少ないものを選んで

おしりふきに含まれているアルコールでかぶれてしまう場合もあります。アルコールを使っていないものや低刺激のおしりふきを選んでください。

また、おしりふきの代わりにベビーオイルをコットンに含ませてる、ガーゼを濡らして使うなの方法でもOKです。

おむつ交換のときに、蒸れて肌トラブルを起こしやすい足の付け根なども拭くことでおむつかぶれの予防につながります。

紙おむつのサイズや性能に注意する

おむつのサイズが赤ちゃんの身体に合っていないと、漏れやおむつかぶれの原因になります。

小さすぎたり、大きすぎたりせずに赤ちゃんの体系に合ったサイズや素材のおむつを使うことが大切です。

保湿と清潔にすることでおむつかぶれを防ごう

おむつを替える子ども
iStock.com/iryouchin

おむつかぶれにならないためには、こまめなおむつ交換と、肌を清潔にしてその後しっかり保湿をすることが大切です。ですが、気をつけていてもおむつかぶれになってしまうこともあるでしょう。

症状が軽い場合は、ホームケアをして様子をみてもいいでしょう。ただし、症状がひどいときや薬を処方しても悪化するようであれば、受診の目安を参考に、早めのタイミングでかかりつけの小児科や皮膚科で診てもらうようにしましょう。

監修:眞々田 容子(クローバーこどもクリニック)

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信州大学医学部卒業。日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会専門医。ホリスティック医学協会会員。

症状だけを診ていくのではなく、患者さんの心身全体の状態をみていく”心と身体をつなげる”医療をしています。

お母さんの子育ての不安が少なくなるよう、診療内でお話しをしっかり聴いていきます。

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