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2018年03月03日

【小児科医監修】幼児の発熱、39℃以上になったら危険?発疹など他の症状との関連性と対処法

【小児科医監修】幼児の発熱、39℃以上になったら危険?発疹など他の症状との関連性と対処法

子どもの発熱で「39℃とわりと熱が高いけれど、元気がある」というケース、たまにありますよね。こういった時、熱が高いので時間外でもすぐに病院へ連れて行った方がいいのか、翌朝まで様子を見てから受診しようか迷うママもいるのではないでしょうか。そこで受診する目安とポイント、緊急度の判断の仕方などわかりやすく解説していこうと思います。合わせて高熱が出たときのホームケア方法も紹介します。

眞々田 容子(クローバーこどもクリニック)

39℃の発熱が体に及ぼす影響

子どもが39℃から40℃くらいの高熱を出すと慌ててしまいますよね。昔は、「脳に影響がある」などと言われていましたが実際に発熱が体に与える影響とは何なのでしょうか。

そもそも発熱は体にウイルスや細菌などの異物が侵入したときに戦うメカニズムです。ですので、高熱が出ただけですぐに脳に障がいが残るというような影響はないようです。

受診するときにチェックしておきたいポイント

熱を測るママ
©  naka – Fotolia

高熱で受診するときに事前にチェックすることで病院での診察がスムーズになることもあります。そこで事前にチェックしておきたいポイントをまとめてみました。

いつから熱が出始めたか

発熱がいつから始まったのか、どのくらい続いているかなど明確にしておくと伝えやすくてよいと思います。

食欲はあるか、水分の摂取はできているか

食欲に変化があったり、水分が取れていないなど少しでもいつもと違う様子見られたら先生に伝えるほうがよいでしょう。水分が取れていないと脱水や場合によっては違う病気を知るきっかけになることもあるようです。

そのほかの症状はあるのか

発疹や、下痢、嘔吐など発熱以外の症状があるのかもチェックしておきたいポイントです。発疹の場合、水ぼうそうや手足口病などウイルス性のものかを判断しやすくなることもあるようです。

院内での感染拡大を防ぐことにつながるため、発疹や嘔吐がある場合は、受診前に症状を伝えておくようにしましょう。

子どもに症状を確認するときはここに注意

言葉を覚えたての幼児の場合、語彙力が未熟のせいで、症状をうまく言葉で伝えられないこともあります。例えば、子ども本人は、本当は「気持ちが悪い」ことを伝えたいと思っても、的確な言葉が思い浮かばず、「おなかが痛い」「のどがなんか変な感じ」という表現になってしまうことがあります。

正確な症状を把握するためには、言葉で伝えてもらうよりも、「痛いところを手でおさえて」など、違和感のあるところを何回か押さえてもらったりすることで違和感のある患部を判断しやすくなるかもしれません。

また、子どもにわかりやすい言葉を選んで症状を確認してみるとよいでしょう。

救急で受診したほうがよい場合

診察を受ける親子
©   milatas – Fotolia

夜間に39℃の熱が出ると慌てて救急を受診することを考えるママも少なくないのではないでしょうか。

先生曰く、

全身状態や解熱剤などが手元にあるかどうかでも異なるかと思います。 熱があっても機嫌もまずまずで、食事や水分もそれなりに摂れているようならば、 翌日まで様子をみることも可能かと思います。 ぐったりとしていたり、水分摂取が難しかったら救急受診も必要かと思います。 まだ3歳ということで、自分の症状も的確には表現できないかと思いますので、 夜中に具合が悪くなって、薬もなく・・・となるよりは、 判断に迷うなら時間外でも夜中になる前に受診しておく方が良いかとは思います。
出典: AskDoctors

とのことなので、熱が高いというだけで慌てて受診する必要はないようです。

しかし水分が取れていない、おしっこが出ない、ぐったりしている、けいれんを起こしたなどの場合は受診をしたほうがよいでしょう。

熱が下がらないときの再受診のタイミング

受診後、1~2日経っても熱が下がらないとママは心配になってしまいますよね。3日以上たっても熱が下がらない場合、元気があっても再受診したほうがよいかもしれません。

重症な原因があった場合、子どもは日中元気があっても夜間に急変することもあるのようなので、最初の受診をしてから、3日以上高熱が続いている場合を再受診の目安としてもよいでしょう。

39℃くらいの高熱があるときのホームケア法

子どもが高熱を出しているときにできるホームケア方法を聞いてみました。

水分はこまめに

水分はこまめに与えてあげるようにするとよいでしょう。水分は子ども用の経口補水液などイオン飲料を選ぶとよいでしょう。

衣類での調整

熱があり、暑がるときは1枚少なめ、寒がるときには1枚多めに着せ調整するとよいでしょう。

冷却シートでひんやりとさせてみてもいいかも

冷却シート自体に熱を下げる効果はあまりありませんが、ひんやりとすることで気持ちがよくなることもある場合もあるので嫌がらないときは使用してもよいかもしれませんね。

子どもの元気の有無にかかわらずこれらのホームケアを行うと少し楽になるかもしれませんね。

解熱剤を使う

今回のように、高熱でも元気がある場合は、積極的に使う必要はありませんが、もし、夜になってグズりがひどくなったり、なかなか眠れないような状態になってしまった時は、病原菌と戦う体を休ませてあげるために解熱剤を服用させる方法があります。

服用するタイミングや、1日の服用回数については、かかりつけ医に聞いてみてください。

39℃以上の発熱で元気があっても高熱が続いたら受診を

看護師と子ども
©   maroke – Fotolia

幼児が39℃の高熱を出すと心配になってしまうものですよね。しかし、発熱は子どもの身体が病原菌やウイルスと戦っている証拠です。熱があるとわかったら、元気の有無、発熱以外の症状の有無、水分や食事が取れているかなどを確認をしていてください。

高熱があるときは、快適に過ごせるよう室温や湿度、衣服を調節し、こまめに水分補給をしてあげるよう心がけてください。しかし、高熱が3日以上続いたり、ぐったりとして水分が取れなくなる、発疹をはじめ高熱以外の症状が出た場合すぐに受診することも大切です。

子どもは高熱があっても元気なことがありますが、ママから見て少しでも様子が違ったり、不安に思ったときは迷わず受診するとよいでしょう。

監修:眞々田 容子(クローバーこどもクリニック)

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眞々田 容子

信州大学医学部卒業。日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会専門医。ホリスティック医学協会会員。

症状だけを診ていくのではなく、患者さんの心身全体の状態をみていく”心と身体をつなげる”医療をしています。

お母さんの子育ての不安が少なくなるよう、診療内でお話しをしっかり聴いていきます。

クローバー こどもクリニック

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