教育熱心はどこまで?
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不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
2021.10.02
<しっぱいさく>の烙印を押された主人公とできそこないの仲間たちが自由を求め、力を合わせて危険な冒険にのりだすドキドキのストーリー
「学研プラス」から、世界的絵本作家のファン・ブラザーズによる珠玉の冒険ファンタジー「バーナバスの だいだっそう」が発売。
2020年カナダ総督賞・絵本賞、Amazon U.S.A. 2020ベスト絵本など、数多くの賞を受賞した作品が、同著「夜のあいだに」に続き、原田勝氏の訳で日本語版の刊行が実現した。
主人公のバーナバスは半分ネズミで、半分ゾウの人工ペット。ここは、ペットショップの地下にある人工ペットの研究所。
<しっぱいさく>の烙印を押されたバーナバスは作りなおされる運命に…。しかし、バーナバスは自由を求め、できそこないの仲間たちと力を合わせて危険な冒険にのりだす。
細かく作りこまれた世界観には読むたびに驚きがたくさん。特に、主人公のバーナバス以外にも登場する、数多くの人工ペットたちがユニークで魅力的だ。
本文は全部で72ページの大長編。空想的で美しい絵や、心地よいテンポの文章、ドキドキのストーリーにどっぷりと浸ることができる。
子どもも読みやすいようすべてのページにふりがなが振られており、就学前の幼児から小学校低学年生に特におすすめの1冊。ぜひ、親子でいっしょに目を通してみては。
バーナバスの だいだっそう
著/ファン・ブラザーズ
訳/原田勝
学研プラス刊 2,530円(税込)
問い合わせ先/学研プラス