【体験談】子どものしつけに正解はある?保護者の悩みと向き合い方

【体験談】子どものしつけに正解はある?保護者の悩みと向き合い方

子どものしつけで悩んだことがない保護者はいないでしょう。約束を守らない、マナーが悪い、人を傷つけるなどの子どもの行動には、つい感情的に怒ってしまうこともあるかもしれません。今回はどのようなことでしつけを難しいと感じるのか、そんなときにどう対応しているかなど、保護者の声をまとめました。

子どものしつけが難しいと感じること

子育てをする保護者はどのようなことで、しつけが難しいと感じるのでしょうか。KIDSNA STYLE読者の声を聞いてみました。

※写真はイメージ(iStock.com/kieferpix)
※写真はイメージ(iStock.com/kieferpix)

社会のマナーをどこまで教えるか

30代/3児のママ
子どもは公園の滑り台を下から上って遊びたがりますが、どこまで注意するべきかいつも悩みます。一律に禁止することでもないと思うので「他に人がいなければいいよ」と言っていますが、それでもダメだと言う人もいるだろうし、難しいです。

逆に長女が3歳の頃、滑り台を下から上ってきた男の子とぶつかって軽いケガをしたことがあります。そのとき、その子どものお母さんは見て見ぬふりをしていたので、家庭によって方針がそれぞれだなと感じました……
40代/2児のママ
子どもが小さいころは、電車の中でぐずった時などにどんな声かけをするのがよいか、よく悩んでいました。「人に迷惑かかるでしょ」と言うこともありましたが、じゃあ人に迷惑がかからなかったらいいのか、人に迷惑がかかることは完全に悪いことなのか、と色々考えてしまいました

気分によって対応を変えてしまう

30代/3児のママ
小学生を3人育てていますが、いつになっても子育ては難しいと感じます。子どもが同じことをしても、その日の気分で注意したり、しなかったり……。また、インターネットやママ友からの情報に左右され、子どもへの対応を変えてしまったり。正解がないから日々悩みながら子育てをしています

きょうだい平等に接すること

40代/2児のママ
我が家は11歳と8歳の兄妹ですが、夫は下の子が可愛くて仕方がなく、一度も叱ったことがありません。男同士ということもあるようで上の子には厳しく接しています。

私は上の子がかわいそうに思うので優しく接していますが、自分ばっかりお父さんに怒られた、と心に傷が残らないか少し心配です
40代/3児のママ
3人姉妹の長女だけに厳しくしてしまいます。夫とは基本的にどちらかが叱ったあと、もう片方がフォローに回るように連携していますが、夫が長女を叱ったときは私も一緒になって責めてしまいます。

そのせいなのか、長女は怒られたくない気持ちがとても強く、小学生になってからは嘘をついて怒られることを回避しようとします。その嘘がばれてまた怒られることの繰り返しで、どう接したらいいのか悩みます
※写真はイメージ(iStock.com/PeopleImages)
※写真はイメージ(iStock.com/PeopleImages)

話が伝わらない

30代/3児のママ
8歳の娘が同じことを何度言っても聞かないときは、怒ることにも疲れてしまいます。そんなときは「もう何も言わないし怒らないから、その代わり自分のことは自分で全部やってね」と言ってしまいます。

娘も「別にいいよ、ご飯も食べなくていいし」などと言い返してくるので、本当に何もしたくなくなります。

結局夫がこっそりご飯をあげたりしているのですが、もし本当にあげなかったら育児放棄になるのでしょうか
20代/1児のママ
7歳の息子は、何を言っても右から左に流してしまいます。きつく叱っても、淡々と伝えるようにしても、次の日になったらまた同じことを繰り返します。いつになったら伝わるのかと疲れてしまいます
30代/3児のママ
子どもが5歳くらいまでは、私が叱るとしっかり反省してくれましたが、年長に上がったころから何を言っても聞かなくなりました。

なるべく冷静に伝えようと思っても、無言でふてくされていたり、乱暴な言葉で言い返してくるので私もますます怒ってしまいます。自分でも、これはしつけなのか、子どもを支配したいだけなのかと自問する毎日です

また、ワンオペ育児の時間が長かったり、頼れる人が近くにいない場合など、子どものしつけについても相談できずに、ひとりで抱えてしまうことが多いようです。

※写真はイメージ(iStock.com/xijian)
※写真はイメージ(iStock.com/xijian)

しつけで〇〇はNG?

ついやってしまうけれど、実はNGな子どものしつけもあるようです。子育てをするなかで保護者が気付いたNGな対応を教えてもらいました。

「〇〇してはダメ」

30代/2児のママ
お迎えのときに子どもが保育園内で走ってしまうので「走らないで」と声をかけていたところ、園長先生に「〇〇しないで」と言っても子どもはどうしたらよいのか分からないこともある、と教えてもらいました。「△△しようね」と伝えないと、子どもは動けないかもしれません

言うことを聞くまで強く叱り続ける

40代/2児のママ
小学校にあがった頃から親の言うことを全く聞かなくなったため、強い口調で叱ることが増えてしまいました。

そうすると子どもも意地になってさらに言うことを聞かなかったり乱暴な言葉で言い返してくることも多く、効果がないだけではなく家庭の雰囲気が最悪でした……

過ぎたことを掘り返す

20代/1児のママ
子どもを叱っていると、つい過去のことまで思い出して叱ってしまうことがあります。終わったことを掘り返しても意味がないし、子どもが嫌な思いをするだけですよね……

毎日子どもと真っすぐに向き合っているからこそ、間違ったしつけをしてしまったと反省することもあるのでしょう。

子どものしつけのコツ

KIDSNA STYLE読者の保護者は、子どものしつけで悩みながらも、さまざまな工夫をしているようです。各家庭で見つけたしつけのコツを教えてもらいました。

愛情表現を忘れない

40代/2児のママ
子どもが悪いことをした時には注意をしますが、そのあとで必ず抱きしめながら「世界で一番大好きだよ」と伝えるようにして、子どもがひきずらないように空気を切り替えるように意識していました
※写真はイメージ(iStock.com/Georgijevic)
※写真はイメージ(iStock.com/Georgijevic)
20代/1児のママ
しつけで意識していることは、子どもの自尊心をくすぐることです。何かうまくできたら大げさに褒めたり、「手伝ってくれたら助かる」と自分の気持ちを伝えるようにしています

大人がマナーを守る

40代/2児のママ
食事中のマナーや社会のルールなど、大人のほうが守れていない時もあります。

例えば、子どもがいるときに夫が肘をついてご飯を食べていたり、箸でお皿を引っ張ったりしたときは、あえて注意するようにしていました。

子どもは身近な大人の模倣をするので、子どもの前では大人同士でも注意することは大事だと感じていました

親子で楽しめる要素を取り入れる

50代/3児のママ
赤信号を渡っている人を見た時など、「なんであの人はいいの?」と子どもに聞かれることがありました。そういう時は「地獄行きのポイントが溜まるんだよ」とよく言っていました。

もちろん、なぜ赤信号を渡るのがいけないのか説明をしつつも、正当な理由よりも子どもには「地獄行きのポイントを溜めたくない」ことのほうが効果は絶大でした
30代/1児のママ
子どもがまだ小さいうちは、「〇〇さーん、△△してくださーい」などと、敬語を使い先生風に言うと、話を聞いてくれることが多かったです
40代/3児のママ
子どもがマナー違反やみっともないことをしている時は、それがどれだけ恥ずかしいことなのかを伝えるために、モノマネ芸人のように誇張してやってみせました(笑)。「お母さんがそんなことしたら嫌だ!」と感じたようで、効果はテキメンでした

肩肘を張りすぎない

40代/2児のママ
長男が生まれたときに、叔母から「次男だと思って育ててみな」とアドバイスをもらいました。頑張りすぎずに、少しくらい手抜きでもいいから楽しく過ごすことが子どものためにもなる、という意味だったと解釈しています
30代/2児のママ
子どもを怒っている時はつい感情的になってしまうので、状況を俯瞰的に見ることで、なるべく冷静さを保てるように意識していました。

怒ってしまいそうになったときは、一旦言葉を飲み込んでひと呼吸おいてみると、自分の感情をコントロールできることもありました
※写真はイメージ(iStock.com/fizkes)
※写真はイメージ(iStock.com/fizkes)
50代/4児のパパ
我が家には4人の子どもがいますが、得意なことや苦手なこと、親に似ているところ似ていないところなど、4人の個性は全く違います。何度言ってもできないことがあると親としてはムっとすることもありますが、苦手なことも子どもの個性と考えると受け入れられる場合もあります。

また、親や子どもの性質や環境によって全く違うものなので、「子育てに正解なんてない」と考えることが、ある意味ではコツなのかもしれません
40代/1児のママ
息子は保育園のころ、挨拶がとても苦手でした。私は挨拶をしっかり出来るようになってもらいたかったので、かなり厳しく言っていましたが、恥ずかしいのかなかなか言えませんでした。ですが、小学生になり、気付いたら近所でも挨拶が元気にできると評判の子どもになっていました。

私が言い続けた結果なのか、学校の指導なのか、それとも自然とできるようになったのかはわかりません。でも、いつかは出来るようになるんだから、あの頃あんなに強く注意しなくてもよかったなと、今は思っています

また、子育てがひと段落した保護者からは「焦らずに、とにかく子どもを信じて待ってあげることが大切」という意見が多いようです。

保護者のセルフケア

子どもをしつけることに疲れを感じたり、つい怒ってしまうことに自己嫌悪を感じる時などは、保護者はどのように対応したらよいのでしょうか。

自分を甘やかす

※写真はイメージ(iStock.com/October22)
※写真はイメージ(iStock.com/October22)

保護者が疲れていたり、機嫌が悪いと子どもは敏感に察します。子どもの前では笑顔でいられるように、自分を甘やかすのもよいでしょう。

甘いものが好きなら、好きなデザートを買いに行く。身体を動かすことが好きなら、ジムやランニングでストレス発散をする。自分の機嫌を自分で取る大切さを、子どもに見せることにもつながります。

しっかり睡眠を取り疲れをとる

疲れていると感じたら、睡眠をしっかりとるように意識しましょう。家事や仕事が忙しいとどうしても自分自身のケアを怠ってしまいがちです。余裕がないと感じたときほど、他のことは手を抜いてでも、身体を休ませてリフレッシュするように気を付けるとよいでしょう。

夫婦でお互いにケア

夫婦のどちらかが子どもに怒ってしまったり、しつけに疲れたと感じているときは、パートナーがフォローに入るようにしている夫婦が多いようです。例えばママが子どもに怒ってしまったときは、パパが冷静に子どもと話し合い、ママの気持ちを代弁してあげるとよいかもしれません。また、ママが冷静になれるまで、ひとりにしてあげるのもよいでしょう。

しつけは長い目で

子どもが言うことを聞かなかったり、同じことを何度も繰り返すたびに、しつけはうまくいかないと感じるかもしれません。しかし、それも子どもの成長過程にすぎません。子育てはこの先も長く続きます。あまり一喜一憂しすぎずに、疲れたときには自分を甘やかしながら、心の余裕を作って子どもと接していけたらよいですね。

<執筆>KIDSNA STYLE編集部

2022年05月19日

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