里帰り出産の期間を考えたとき、産前はいつから帰るのかや、飛行機に乗るような遠方に里帰りする場合でも1年は長いのかといったことが気になる方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、実際に里帰りした期間や決め方、離れて暮らす夫とのコミュニケーションについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
初めての出産が不安な場合や、産後の入院中に上の子のお世話が必要なときに、生活をサポートしてもらいたいと考えて里帰り出産を選ぶことがあるようです。
ママのなかには、里帰り出産は、産前産後の家事や育児の負担が少ないというメリットがある反面、長い期間離れてすごす夫とどうコミュニケーションとったらよいか悩んでしまったという声もありました。実際にママたちは、里帰りの期間をどのように決めたのでしょう。
里帰り出産するときに、どのくらいの期間にするのか悩むことがあるかもしれません。実際にママたちはいつからいつまで里帰りしていたのでしょう。
「里帰り先は隣の市だったので臨月まで自宅にいようと考えていたのですが、母から早めの方がよいのではと言われたので、産前は出産予定日の約2カ月前から実家に里帰りをしました」(30代ママ)
「実家が遠方だったので、妊娠7カ月の後半くらいに飛行機を利用して里帰りをしました」(20代ママ)
里帰りをいつからするかについては、妊娠7カ月頃から臨月になる少し前とさまざまなようです。上の子がいる場合、お腹が大きくなるにつれてお世話が大変になることから早めに里帰りをして、親にサポートしてもらったという声もありました。
「赤ちゃんの1カ月検診が済んだ頃に、夫に迎えにきてもらい自宅に帰りました」(30代ママ)
「実家が遠方であることや飛行機で赤ちゃんを連れて帰ることを考えて、産後4カ月まで実家にお世話になりました」(20代ママ)
いつまで里帰り出産ですごしていたのかも、産後1カ月程度から半年くらいとさまざまなようでした。里帰り出産先が遠方の場合は、帰りの手段によっても時期が変わるのかもしれません。
また、妊娠初期の頃からママの体調が不安定だったことから、両親にサポートしてもらうために実家に里帰りしたところ、出産して自宅に戻る頃には1年近く経っていたというママの声もありました。
里帰り出産の期間を考えるときに、どのように決めればよいのか悩むママもいるでしょう。実際にどのように里帰り出産の期間を決めたのかをママたちに聞きました。
「里帰り出産するときに、どれくらいの期間にするか夫に相談しました。送り迎えを車でしてもらうため、夫の仕事の都合がよい日程で期間を決めました」(20代ママ)
「夫の仕事が忙しく、妊娠中は1人ですごす時間が多かったので、何かあったときのために誰かがそばにいてくれたほうが安心と夫と相談し、早めに実家に帰らせてもらいました」(30代ママ)
里帰り出産するときはまず、夫と相談しながら期間を決めるとよいようです。ママが里帰りしている期間は、夫に食事が作れなかったり家のこともお願いしなければならないので、しっかりと話しあって決めるとよいかもしれません。
「私が里帰り出産で帰る期間は、実家に食事や洗濯などをお願いすることになるので、母の負担にならない期間を相談して決めました」(30代ママ)
「実家に都合を聞いてから里帰り出産の期間を決めました。私が帰ろうとした時期に、ちょうど旅行に行く予定があるようだったので時期をずらしました」(20代ママ)
里帰り先の都合にあわせて期間を決めたというママもいるようです。出産前にゆっくりすごしたくて帰っても、家族の予定とあわないと逆に慌ただしい生活になってしまうかもしれません。前もってしっかりと相談して期間を決められるとよさそうですね。
里帰り期間が長いと夫と離れていることで寂しい気持ちになったり、出産後のことや、帰る準備なども相談しておきたいママもいるのではないでしょうか。実際にママたちは、離れてすごす夫とどのようにコミュニケーションをとっていたのかを聞いてみました。
「夫の食事や家事などが心配で、毎日電話で連絡をしていました。長い期間の里帰り出産で不安もありましたが、夫の協力のお陰で成り立っているので感謝の気持ちを必ず伝えるように意識しました」(30代ママ)
「お互いの毎日の出来事を報告しあったり、赤ちゃんの名前のことや出産後のことなど相談していました。ときにはテレビ電話を使って顔を見ながら話す時間を作りました」(20代ママ)
お互いが離れてすごすことで寂しい気持ちや不安にならないように、毎日電話でコミュニケーションをとれるように意識していたようです。ママのなかには、電話で喧嘩してまったときのことを考えて、仲直りのルールを夫婦で決めていたという声もありました。
「おはようとおやすみや、行ってきますやただいまなどのメールを毎日送るようにしていました。小さいことですが、お互いに離れている期間の心の支えになったと思います」(30代ママ)
「里帰り中はなかなか会えないので何かと写真を送っていました。産後は赤ちゃんの写真を送ると夫も喜んでいました。夫から自炊した料理の画像を送ってきたときは帰るのが楽しみになったのを覚えています」(20代ママ)
メールや画像ををこまめに送りあってコミュニケーションをとっていたというママもいるようです。なかなか会えない分、メールや画像を送りあうことで寂しい気持ちも少なくなるかもしれませんね。
「夫の仕事に余裕がある連休に、泊まりがけで会いに来てもらいました。直接会っていろいろな話ができたことで、長い里帰り生活の励みになりました」(30代ママ)
電話やメールだけのコミュニケーションだけでは寂しくなることもあるようです。夫の休みにあわせて積極的に会う機会を作ることも必要かもしれません。遠方への里帰り場合は交通費が高くなりがちなので、早めにチケットを手配する早割などを利用して節約していたというママの声もありました。
里帰り出産の期間は、実家が近い場合は産前から約2カ月くらい、遠方で飛行機を使うような場合は長めになり1年弱と距離や移動手段によってさまざまなようでした。里帰りの期間を決める場合は、夫や里帰り先の都合にあわせて相談してから決めるとよさそうです。
里帰り中、長い期間を離れてすごす夫とのコミュニケーションは、電話やメールでこまめにとるなど工夫して、里帰り出産の期間をスムーズにすごせるとよいですね。
2018年10月04日
出産時に陣痛が弱い場合や、予定日を超過している場合などに使われる陣痛促進剤。母子への影響があるのか不安を感じる方もいるでしょう。今回は、陣痛促進剤の成分や効果、リスクについて詳しく解説します。
林聡(東京マザーズクリニック)
計画的な誘発分娩や無痛分娩など、自然分娩以外の選択肢も積極的に取り入れられるようになってきた昨今。それぞれの特徴を知って、自分らしいスタイルで出産したいと考えている方もいるでしょう。今回は計画出産について、それぞれの出産方法や費用、よさや注意点について詳しく解説します。
林聡(東京マザーズクリニック)
母乳には赤ちゃんを感染症から守る免疫が含まれているといわれています。これから妊娠を考えている女性や、妊娠を目前に控えている女性のなかには、母乳の免疫の働きが気になる方もいるのではないでしょうか。今回は、母乳に含まれる免疫成分や、ミルクを与える場合の免疫について解説します。
笠井靖代(日本赤十字社医療センター)
母乳育児をしているときは生理の再開が遅れ、また母乳をやめると生理がくると言われていますが、授乳中は本当に生理が来ないのでしょうか。産後の生理が遅れる原因や、生理による母乳への影響、出産後の妊娠について解説します。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
出産後、慌ただしく始まる赤ちゃんのお世話とともに、気になる骨盤調整のこと。そもそも骨盤はいつから開き、いつ頃から整えていくのがよいのでしょうか。今回は、骨盤の歪みがもたらす影響と骨盤調整を行うタイミングについて解説します。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
新しい家族を迎えるとき、妊娠や出産にかかる費用や保険について知りたいと思うママやパパもいるかもしれません。必要なお金について知っておくと赤ちゃんを安心して迎えられるでしょう。妊娠や出産に関わるお金について、全国健康保険協会の資料からまとめました。
子育て情報メディア「KIDSNA(キズナ)」では、「妊娠中〜産後の出費」に関するアンケートを実施しています。
里帰り出産を行なうとき、病院への報告や出産準備など、帰省までにやることのスケジュールが知りたい方もいるかもしれません。今回の記事は、妊娠時期に応じてしておきたいことのスケジュールや、里帰り出産後に備えて考えておきたいことなどを体験談を交えてお伝えします。
分娩時間は、いつからスタートしていつまでを指すのでしょうか。出産の流れや分娩時間が初産婦と経産婦でどのように違いがあるのかについて具体的にご紹介します。また分娩時間が短いときと長引いたときの注意点を解説します。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
出産が近づき、会陰切開をすることに怖さを感じている人は少なくないでしょう。会陰切開はどのようなときに行われ、会陰切開なしで出産する人はどのような人なのでしょうか。なるべく会陰切開をしないためにできる対策法や会陰切開は保険が適応されるのかについても併せて解説します。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
断乳後におっぱいが張ったり、カチコチに固まって激しい痛みに悩むママは多いようです。そのままにするとしこりや乳腺炎の原因になるかもしれません。おっぱいが痛いときにすぐにできるケア方法と注意点について解説します。また、病院を受診する目安をご紹介します。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)
赤ちゃんの黄疸が長引いているといつまで続くのか、病気なのではと心配になるママもいるでしょう。なぜ黄疸がでるのか、原因や母乳との関係性について解説します。また、黄疸が長引くときの対処法や受診目安も併せてご紹介します。
杉山太朗(田園調布オリーブレディースクリニック)