三輪車をこげるのはいつから?何歳まで使える?選ぶときのポイント

三輪車をこげるのはいつから?何歳まで使える?選ぶときのポイント

年齢別の楽しみ方や気をつける点

2020.04.04

子どもの歩き方が安定してくる1~2歳くらいになると、三輪車を検討しはじめる保護者は多いかもしれません。一口に三輪車と言っても、保護者が後ろから操作する手押しタイプや自分でこぐタイプなどさまざまなタイプがあるため、いつから何を購入したらいいか迷っている人も多いでしょう。そこでこの記事では三輪車はいつからいつまで乗れるのか、いつから三輪車をこげるようになるのか、年齢別の楽しみ方、遊ぶときに気をつけたことなどを体験談を交えてご紹介します。

三輪車はいつからいつまで乗れる?

三輪車の購入を考えたとき、いつからいつまで使えるのかなど、使う時期を知りたいママもいるかもしれません。実際に子どもがいくつのときに購入し、何歳まで使ったのかを聞いてみました。

1歳児のママ
1歳児のママ

息子が生まれたときに、三輪車などの乗り物はいくつから乗れるかなと想像していました。義父が息子の1歳の誕生日に安全ガードやシートベルトのついた三輪車をプレゼントしてくれて、思ったよりも早く三輪車を楽しむようになりました。

5歳児のママ
5歳児のママ

娘には1歳半のときに三輪車を購入しました。本人も気に入っており、何歳まで使うかわからないので取っておきましたが、娘が4歳のとき、クリスマスに自転車がほしいと言われ購入したことをきっかけに三輪車は卒業しました。

1歳から三輪車に乗っている子どもや4歳頃まで使ったという声がありました。体のサイズにあわなくなった三輪車に乗ることはケガにつながる場合もあるようなので、購入するときは何歳まで乗れるのかを確認するとよいかもしれません。

三輪車をこげるようになるのはいつから?

三輪車はペダルをこがなくても安定している乗り物ですので、自転車などのようにバランスを崩して転ぶことはほとんどありません。だからと言って、すぐに乗りこなせるわけではないことを理解しておきましょう。「ペダルに足を置き、左右交互に踏む」という行為を理解し、行うのは意外と難しいからです。

一般的に、三輪車をこげるようになるのは2歳~3歳といわれています。もしそれより早く三輪車の購入を考えている場合は、保護者が後ろからコントロールできる手押しタイプの三輪車や地面を蹴りながら乗れるトレーニングバイクを選択するのがおすすめです。

三輪車で遊ぶメリット

三輪車
Lorelyn Medina/Shutterstock.com

三輪車は子どもにとって必ずしも必要なものではありませんが、三輪車で遊ぶことによるメリットは多くあります。メリットを理解し、子どもに合った三輪車を選びましょう。

 メリット1:筋力アップにつながる

座った状態でバランスを取りながら足で地面を蹴ったり、ペダルをこいだりする動きは、全身の筋肉を使います。これらはハイハイや歩くときに使う筋肉とは別の筋肉となります。特に股関節回りの筋肉にアプローチするため、良い姿勢を保ったり、走る、跳ぶ、バランスをとるなどの運動能力向上にもつながったりするでしょう。 

メリット2:体感が鍛えられる

「三輪車に乗る」という行為は、1~2歳の子どもにとって非常に重要な能力を育てる動きがつまっています。特にバランスを保ちながら左右交互にペダルをこぐという行為は日常生活や運動機能において重要な役割を果たす体幹をアップさせることにつながります。 

メリット3:自転車への移行がスムーズになる

三輪車で繰り返し遊ぶことで、バランスを取ったりペダルを左右交互にこぐ感覚を自然に身につけられます。またブレーキやハンドル操作も感覚的に身につくでしょう。三輪車で遊びながらこれらの動きを身につけておくと、自転車をこぐ感覚も早く習得しやすく、スムーズに移行できます。

三輪車を選ぶときのポイント

ママたちは三輪車を購入する際にどのようなことをポイントに選んだのか聞いてみました。

 安全性

3歳児のママ
3歳児のママ

3歳の誕生日プレゼントに三輪車を購入しました。安全性を第一に考え、「SGマーク」がついているかや対象年齢を確認しました。

安全性を考慮して三輪車を選んだママがいました。1歳から三輪車に乗せたママのなかからは子どもがずり落ちることのないように、落下防止のベルトやガードなどの装備がついたものを購入したという声もありました。

 機能

5歳児のパパ
5歳児のパパ

息子が2歳半のときに長く楽しめる三輪車を買いたいと思い、三輪車から二輪車に変えられるものを選びました。サドルの高さも調節できたので5歳になるまでの長い間使えてよかったです。

成長しても使える機能のあるものを選んだというパパの声がありました。他にも小物やおもちゃを入れるのに便利なカゴつきの三輪車、年齢や発達に合わせてキックバイクに変化する三輪車、狭いスペースにも収納できる折りたたみ機能つきの三輪車などもあるようです。 

デザイン

1歳児のママ
1歳児のママ

1歳半になる娘に三輪車を買おうとお店に行ったとき、娘がまっさきに駆け寄ったのは、大好きなキャラクターの三輪車でした。とても気に入ったようで、公園に行くときは必ず三輪車に乗りたがります。

子どもが好きなキャラクターがデザインされた三輪車を選んだママがいました。使う時期や兄弟関係を考慮してシンプルなデザインを選んだ保護者もいるようです。

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【シーン別】おすすめの三輪車

先ほども述べたとおり、三輪車にはさまざまなタイプがあります。シーン別におすすめの三輪車を紹介しますので、購入を検討する際はぜひ役立ててください。 

1~2歳の子ども向け:初めての三輪車なら手押しタイプの三輪車

歩くのが安定してきた1~2歳の子どもの三輪車なら、保護者が後ろからコントロールできるタイプの手押し三輪車がおすすめです。手押しタイプの三輪車であれば、子どもが障害物にぶつかったり、周りの人にけがをさせたりする事故も防げます。

手押しタイプの三輪車で、まずは「乗り物に乗る楽しさ」「動く乗り物でバランスを取りながら座る」を覚えさせてあげるのがいいでしょう。 

2歳~:運動能力アップを狙うならペダルつき三輪車

先ほども述べたとおり、三輪車のペダルをこぐという行為は運動能力をぐっとアップさせます。「歩くのが安定している」「ある程度保護者のいうことが理解できる」をクリアしているなら、ペダルつきの三輪車がおすすめです。 

省スペース・車移動が多いなら折りたたみ式の三輪車

折りたたみ式の三輪車は、収納スペースが狭いおうちや車などに積んでお出かけすることが多い場合におすすめです。折りたたむのに工具が必要な場合や、ママの力では難しい場合などもあるため、事前にどのように折りたたむのかを確認しておくといいでしょう。

【年齢別】三輪車の楽しみ方

三輪車は早ければ1歳ごろから乗れるものがありますが、年齢によって楽しみ方が変わっていくようです。年齢に応じた三輪車の楽しみ方についてママたちに聞いてみました。

1歳

1歳児のママ
1歳児のママ

うちの息子は1歳の誕生日にプレゼントした三輪車を手押し車のようにして遊んでいます。背もたれ部分をつかんで、前に転がしたり後ろに転がしたりして楽しんでいます。

1歳児のママ
1歳児のママ

1歳半の娘に選んだ三輪車は手押し棒がついているので、まだ1人でこげなくても‎私やパパが後ろからハンドル操作しています。棒は取り外しできるので、大きくなって1人でこげるようになったら外そうと思っています。‎

1歳の頃は三輪車を乗らずに楽しんだり、パパやママが後ろから押したりして楽しむことができるようです。1歳半をすぎるとまたがって地面を蹴って進むことができるようになったという声も聞かれました。 

2歳

2歳児のママ
2歳児のママ

2歳半の息子はペダルなしの三輪車に乗って遊ぶのがお気に入りです。元々室内で足こぎタイプの車のおもちゃに乗っていたので、三輪車も怖がらず、すぐに乗ることができました。

2歳児のママからはペダル無しの三輪車を上手に乗って遊んでいるとの声がありました。他にも、2歳をすぎてから三輪車のペダルを自分でこげるようになった子どももいるようです。

3歳以上

3歳児と5歳児のママ
3歳児と5歳児のママ

我が家では3歳と5歳の息子がお互いに押したり乗ったりしながら三輪車で遊んでいます。2人ともバランス感覚やハンドルの扱い方が上手になって、とても上手に乗りこなしています。

3歳以上の子どものママからは、腕や脚の力もついてきて三輪車を上手に乗れるようになったとの声が聞かれました。 バランス感覚やペダリング、ハンドル技術を身につけるには、スタンダードタイプでシンプルな三輪車を選ぶとよいとの声もありました。

三輪車で遊ぶときに気をつけたこと

三輪車は子どもが自分の意思でコントロールできるため、楽しい乗り物である一方、使い方を誤ると思わぬケガやトラブルに発展する場合もあります。子どもがで三輪車で遊ぶときにママたちが気をつけたことについて聞いてみました。

三輪車に乗る子供
Arvind Balaraman/Shutterstock.com

周囲の状況に注意する

1歳児のママ
1歳児のママ

我が家の前は車通りが多いので、三輪車でたくさん遊びたいときは車が通らない大きな公園に連れて行っていました。家の前で遊ばせるときはしっかり周囲の状況を確認しながら乗せるようにしていました。

三輪車で遊ばせるときは車や歩行者にぶつからないように広いスペースを選んだというママがいました。他にも、ちょっとした段差やスピードが出やすい坂道に気をつけたというママの声もありました。

 乗り慣れるまで補助をする

2歳児のママ
2歳児のママ

1人で乗り始めたときは体を支えながら乗るようにしていました。何度かいっしょに練習するうちにバランスがうまくとれるようになって自信がついたようです。

1人で乗り始めるときは、うまくバランスが取れない子どものために補助をしてあげるとよさそうです。また、スピードが出すぎたときにバランスが取れずに転倒する可能性もあるので、乗り始めてからしばらくの間はすぐに支えてあげられる距離にいるとよいかもしれません。

三輪車は子どもの成長を後押しするのにおすすめの乗り物

三輪車と子ども
Brandon Seidel/Shutterstock.com

三輪車のタイプによっては1歳頃から乗れる三輪車もあるようです。三輪車のあとはキックバイクや自転車に移行することが多いですが、4歳や5歳頃まで楽しむ子どもも多いようです。何歳まで乗れるかは体格や体重などによりますが、購入時に対象年齢を確認しておくと大体の目安を把握できるかもしれません。

三輪車の楽しみ方は、2歳頃にペダル無しのものを足でこいだり、3歳頃に兄弟と押しあいながら乗ったりしているというママの声がありました。安全に配慮して、三輪車で楽しく遊べるとよいですね。

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