学校では教えてくれない
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子どもをとりまく環境が急激に変化し、多様化が進む未来に向け、これまで学校教育では深く取り扱われなかったジャンルに焦点を当て多方面で活躍する人々にインタビュー。言葉は知っているけど子どもにどう伝えたらいいか?と悩むママに向け、専門家や当事者の話を通して、正しい知識や子どもとの接し方などを発信していきます。
2024.04.27
お金が貯まる人と貯まらない人の違いは何か。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智さんは「お金が貯まらない人は、賞味期限切れの食料品や調味料で冷蔵庫やキッチンがあふれている。自分と向き合う時間を持つことで次から同じ無駄遣いをしないように気を付ける必要がある。特に大型連休の旅先は注意が必要だ」という――。
いよいよゴールデンウィークが始まりました。これから旅行に出かけるという人も多いでしょう。お片づけ習慣化コンサルタントとしては、こういう気分が高まっているときほど、気を付けてほしいことがあります。
私の片づけセミナーで、受講生さんたちにキッチンを片づけてもらうと、道の駅で買ったらしき調味料や乾物などがたくさん出てきます。特に冷蔵庫に入れておけば、いつまでも持つんじゃないかという幻想から、冷蔵庫の奥からは、忘れ去られたドレッシングやスパイスオイル、ドリンク液などが出てくる、出てくる。たいていは口が開いていて、1回か2回ぐらいは使っている。賞味期限を見てみると、半年前どころか1年前というものも、けっこうあるのです。
冷蔵庫以外に、パントリーや引き出しにも、野菜や海藻、魚介類の乾物など地方の名産らしきものが、たくさん詰まっています。これらも、たいてい賞味期限切れ。本当にもったいないですよね。
私自身、過去に失敗したのが、ジンジャーエール系の手作りドリンク液。炭酸で割ったらおいしそう、というものを地方の道の駅で買ったけれど、つくって飲んだのは2回ぐらいかな。大量に残ったまま、気がついたら賞味期限が迫っている。成分を見たら、しょうがや砂糖だったので、肉を煮る調味料として使ってギリギリセーフ。どうにか捨てずにすみました。
そして次にまた別のところに行ったときに、同じようなジンジャーエール系の液を見つけて「うわ~、おいしそう!」と手が伸びそうになりました。が、その瞬間、待て待て、私はそういうのをしない人じゃんと我に返って、買わずにすみました。
旅先に行くと、つい気分が高揚し、そこにしかない珍しいものを見かけると飛びついて、財布のひもはゆるみがちです。でも、そういうときに「待て待て」と冷静に自分を客観視して、自分にストップをかけるには、とにかく旅に出る前にキッチンを片づけること。特に冷蔵庫とパントリーを整理してから、旅に出てほしいです。
その際のヒントは2つ。一つは「これはまだ食べられる」という、生きているものを確認すること。それは買わずにすみます。もう一つは、賞味期限の切れている「もう食べられない」ものを確認、処分し、そこから自分のパターンを知ることです。
私の場合、手作りジンジャーエール系の液を見ると、「うわ~買いたい」となる。でも、その自分のパターンをあらかじめわかっていれば、いざ同じものに出合ったときも「待て待て」と自制がきいて財布のひもはゆるまないわけです。
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